ライトノベルに興味があり、いろいろと頭のなかで分析したりするのが好きなのですが文系の大学をでたりしたわけでもなくどういった視点で文学を批評したりするのかといったお作法がわかりません。
文学を体系的に学んだり、こういった方法で分析しますといったような初心者向けの本は何かあるでしょうか?
いろんな方のブログを見たりするんですがなかなか話についていけず・・・
ライトノベル研究者です。
ライトノベルは研究手法すら確立されていません。
様々な視点から分析することができます。
現代思想的な考察なら
東浩紀『動物化するポストモダン』・『ゲーム的リアリズムの誕生』を一読の上後ろの参考文献等を探ってみてください。
ビジネス的考察なら
雑誌「創」の記事や出版データなどを。
国際的なクールジャパン的なものであれば
三原龍太郎『ハルヒin USA』
作家側の考えるものとしては
新城カズマ『ライトノベル超入門』、大塚英志『キャラクター小説の作り方』
ご希望の文芸的読みについては
土井豊『ハルキとハルヒ』などがあります。
また、学術的研究では「ライトノベル研究会」の成果を含む一柳廣孝氏の共著作が非常に有用な資料・文献となります。(青弓社の『ライトノベル・スタディーズ』『ライトノベル研究序説』など)
多くの本で言及されているのは
「ウラジミール・プロップ」というロシアの古い学者の『昔話の形態学』という構造主義の著作です。
今年再版されたので今ならまだ手に入れられると思います。
私見ではありますが、まずはプロップのように形態学として分類するところからライトノベル研究が始まると思っています。
なお、リンクの貼り方がはっきりしなかったので、ご自身で検索する手間をおかけしますこと、申し訳ありません。
まずラノベの新作が発表されている雑誌を書店で定期購入してみては。
ライトノベル雑誌 - Wikipedia
どうしても一冊ですませたいなら
とかかもしれませんが
amazonの評価欄をみるとラノベの批評ってのはあまり好意的に受け入れられない気がしますね。
ラノベ雑誌で一般文芸の書評は誰得なのか? | ken_non_sumの日記 | スラッシュドット・ジャパン
ご回答ありがとうございます!
ラノベ雑誌の定期購入ですね。
当方あまり資金がないので購入できるかわかりませんがいくつか考えてみます。
ライトノベル研究者です。
ライトノベルは研究手法すら確立されていません。
様々な視点から分析することができます。
現代思想的な考察なら
東浩紀『動物化するポストモダン』・『ゲーム的リアリズムの誕生』を一読の上後ろの参考文献等を探ってみてください。
ビジネス的考察なら
雑誌「創」の記事や出版データなどを。
国際的なクールジャパン的なものであれば
三原龍太郎『ハルヒin USA』
作家側の考えるものとしては
新城カズマ『ライトノベル超入門』、大塚英志『キャラクター小説の作り方』
ご希望の文芸的読みについては
土井豊『ハルキとハルヒ』などがあります。
また、学術的研究では「ライトノベル研究会」の成果を含む一柳廣孝氏の共著作が非常に有用な資料・文献となります。(青弓社の『ライトノベル・スタディーズ』『ライトノベル研究序説』など)
多くの本で言及されているのは
「ウラジミール・プロップ」というロシアの古い学者の『昔話の形態学』という構造主義の著作です。
今年再版されたので今ならまだ手に入れられると思います。
私見ではありますが、まずはプロップのように形態学として分類するところからライトノベル研究が始まると思っています。
なお、リンクの貼り方がはっきりしなかったので、ご自身で検索する手間をおかけしますこと、申し訳ありません。
はてな記法でぐぐるとでてきますし回答欄上のamazonマークからも。
おおお、まさに知りたかった情報です。
しかもいくつも挙げていただきありがとうございます。
ウラジミール・プロップから読んでみます!
別に文学的視点から批評しなければならないわけではないと思います。
小説ではないですが
http://q.hatena.ne.jp/1416460780
のようなことをするなり……。
たしかに、型にはまりすぎるのは危険ですね。
ただ、基礎を固めてから派生させたいと考えているのでこのような質問をさせていただきました。
初心を忘れず批評していきたいと思います。
ラノベは本来はサブカルチャーであり、範囲そのものが明確に規定されていません。
言い換えれば、この作品はラノベだってあなたが思えば、その作品はあなたにとってラノベなのです。
たいていの人はラノベのファンというよりも作品のファンであり、作家のファンでもあります。
入門とか考える前に気に入りそうな作品を読んでみて、面白いと思えばその作家のバックナンバーから漁るっていうのがパターンで、そういった何人ものお気に入りの作家が書いている作品がラノベの範疇であれば、あなたは立派なラノベのファンだって事です。
最近のラノベと称する作品は、萌えキャラの表紙で貧弱なワンパターンの内容を糊塗して子供を騙して買わせる作品が多いって事も覚えておくべきでしょう。
出版社にとってはラノベはイメージ戦略の商品であり、質の低い作品でもラノベの棚に並んでいればある程度売れるもんだから、ラノベを読んで面白くなかったって人が増えている。
粗製濫造の作品群を避けるためにも、作家別の選択を強化されるのがお勧めです。
もちろん、ライトノベルは数多くの作品が毎年発刊されており、なかなか読み難い作品も数多く有ると思います。
ですが、そういった粗製濫造の作品群そのものもライトノベル全体を考察する上では貴重な資料になると考えておりますので一旦ライトノベルというジャンルで質問させていただきました。(ひょっとしたら宝が埋もれてる可能性もありますし)
ただ、作家別に作品を選択していくということも知見を広げる上では有効ではあると思いますし、参考にさせていただきます!(どっちかというとジャンル問わず買いあさってきたので。一般、ラノベ問わず。)
もっとも志し低く、したがってもっともメシのタネになりやすい方法論としては —
『動物化するポストモダン』『ゲーム的リアリズムの誕生』等でダイニッポンがセカイに誇るゲンロンの大家:東浩紀氏の逆を行き、元佐賀県武雄市長にして元日本ツイッター学会会長にして現佐賀県知事選立候補者:樋渡啓祐氏と縁故を結んで御用ライターになることですかね。彼は今、切実に「応援者」を求めているので、どんな素人ライターでも裏で表で手を組めますよ。ひょっとしたらひょっとして佐賀県知事になってしまうので、その暁には自民党からも御用ライターのお仕事が月あたり無慮30万くらいは舞い込むでしょうから、そのカネで悠々自適の時間的リソースを得て、その時間にたっぷりと「ライトノベルの歴史と批評」のやり方を学習すればいいだけですからね。
ライトノベルの歴史と批評をやりたいというのは勿論、個人の自由ですが、「チラシの裏」に書いとく分にはさっさとやり始めればいいだけのハナシですし、少なくともメシのタネになってほしいというのなら東氏の真似をする、さらには最初っから東氏の方法論を前後逆転させて御用学者/御用ライターとしてスタートするのが早道、かつ金銭欲や承認欲求も素早く満たせてリーズナブルでしょう。
はてな記法でぐぐるとでてきますし回答欄上のamazonマークからも。
2014/12/24 16:20:46おおお、まさに知りたかった情報です。
2014/12/25 13:42:33しかもいくつも挙げていただきありがとうございます。
ウラジミール・プロップから読んでみます!