(・・・貴族でない人が勝手に苗字をこういう風に
変更することは、過去も含め、
無理であったのだろうという前提で書きました)
フランスはいまは貴族制度はないことは知ってますけれど、昔はあった筈。貴族制度はどんなふうだったのかよくわかりません。フランス国王から認めてもらう。勝手に名乗る。諸侯から認めてもらう。いろいろ考えれれますが、断片的な情報でも教えてもらえるとうれしいです。
また、彼が貴族だとすると、
それは、フランス革命前に貴族だったということか。
ナポレオンが没落した後の王政(シャルル10世)で、
貴族になったかもしれない、ということか。
オルレアン王朝で貴族になったかもしれない。
の3つかと思いますが、どうでしょうか。
つまり、Deは、フランス革命前からの貴族を暗示するのでしょうか、どうでしょう。
補足します。
フランク王国時代からの貴族や、ローマ帝国時代からの貴族では、フランス王から、Deの許可を貰うということはないですね。
第一帝政では、貴族創出の際、Deを与えているでしょうか、与えていないと思います。第二帝政はどうか、よくわからないです。
残念ながら、前提が間違ってます。
フランスでは、「貴族でない人が勝手に苗字をこういう風に変更すること」が可能でした。
18世紀から19世紀にかけて(つまり1789年のフランス革命の後)、貴族ではない人が箔をつけるために苗字に de を付けたという例が多数あります。
例えば、『ゴリオ爺さん』や『谷間のゆり』で有名な作家のオノレ・ド・バルザック。
なおド・バルザックの「ド」は、貴族を気取った自称である。
オノレ・ド・バルザック - Wikipedia
ドイツの von と違って、フランスの de は国家的な規制を受けていなかったようです。
従って、貴族を見分ける証拠にはなりません。
The use of the nobiliary particle de in noble names was not officially controlled in France (unlike von in the German states), and is not reliable evidence of the bearer's nobility.
French nobility - Wikipedia, the free encyclopedia
そのドイツの von ですら、平民の苗字に付いているケースが200件から300件あるそうで、特に北西ドイツ(ブレーメンとかハンブルグとか)ではよくある事のようです。
Especially in northwestern Germany (Bremen, Hamburg, Holstein, Lower Saxony, Schleswig, Westphalia) and in German-speaking Switzerland, von is a frequent element in non-noble surnames.
Nobiliary particle - Wikipedia, the free encyclopedia
お知り合いの方の先祖は、貴族だったかもしれませんし、貴族ではなかったかもしれません。
ありがとうございます。
フランスは自由なのですね。
ドイツは几帳面かと思いましたが、北西ドイツはそうでもないのですね。ベートーベンのVANも、語源的には VONと同じだろうと思います。
ドゴール将軍の件、ありがとうございました。下級貴族ということですが、貴族というのは、どういうものなのだろう、と思っております。アンシャンレジーム下のフランス王から、貴族に叙すされた、ということなのかなと推測しております。Deを名乗ってよいと許可をもらったのだろうか、と推測しているところです。
2015/12/06 04:10:40下記の女性も先祖は貴族なのだろうかと推理しております。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB