人間は考えることができます。「本能だから」や、宗教的な回答は控えて下さい。
自分の欲望のために子供を作ったのでしょうが、その欲望のために子供は何十年も生きることを強いられます。親の価値観に沿った生き方を強いられます。結果として幸せになれたならまだしも、大きな苦しみを抱えて生きていく可能性は十分にあります。親は欲望のために子供を作りながら、子供の人生に責任を持てません。「自分のことのように苦しむ」ことはできても、子供の代わりに生きることはできません。生涯をかけて援助し続けても、親は先に死んでしまいます。そして、子供は生まれてしまったばかりに、死に恐怖し、苦しんだ挙句必ず死にます。
このようなことを踏まえた上で、どうして子供を生んだのですか?また、子供に尋ねられたらなんと返答しますか?「自分の子供だけは立派に、幸せに生きてくれる。生まれたことに感謝してくれる」という盲信は捨ててください。
子供のいる方、子供を作るつもりの方、よろしくお願いします。
ご自分ご両親に聞いてください。
人間の考えの積み重ねが哲学や宗教なので、巨人の肩に乗らないのはもったいないです。あなたの疑問は、キリスト教宗教問答の『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』で多くの人が回答し、その回答に対する反論も多数残されています。
まずは、自分の両親に尋ねましょう。
…… 浪子は涙に曇る目に微笑を帯びて「なおりますわ、きっとなお
りますわ、――あああ、人間はなぜ死ぬのでしょう! 生きたいわ!
千年も万年も生きたいわ! 死ぬなら二人で! ねエ、二人で!」
「浪さんが亡くなれば、僕も生きちゃおらん!」
「本当? うれしい! ねエ、二人で!――でもおっ母《かあ》さまが
いらッしゃるし、お職分《つとめ》があるし、そう思っておいでなすッ
ても自由にならないでしょう。その時はわたくしだけ先に行って待たな
けりゃならないのですねエ――わたくしが死んだら時々は思い出してく
ださるの? エ? エ? あなた?」
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003101510
── 徳冨 蘆花《不如帰 19380701 岩波書店》
https://twitter.com/awalibrary/status/681978007804772352
この本にヒントがあるということでしょうか。是非参考にさせていただきます。回答ありがとうございました。
自分の生きてきた証を残す為、ということでしょうか。確かにそんな生き方は素晴らしいと思います。けれどその手段が子供を生むことで無ければいけない理由はなんでしょうか。自己満足を否定する気はありませんが、その為に不条理にも子供を利用していいものなのでしょうか。
本も参考にさせていただきます。回答ありがとうございました。
親に聞いたことはありますが、「そんなことは考えたこともない」という期待外れの返答でした。そして、他人を生み出すということを真剣に考えたこともないのだと失望しました。それゆえここで質問した次第です。
2015/12/29 13:44:39勿体無いのでしょうか。わたしはキリスト教徒でもなければ、神様や魂を信じていないので、そのような曖昧な回答は控えて下さい、という意味でした。でも参考されていただきます。回答ありがとうございました。