「今、大好きって言いました!?」
○デコった靴を水で作る難易度が一番高いと思いました。魔法つかいプリキュア!第6話感想です。
●まず今回思ったことは「魔法」についてです。リコのマホウ界の魔法は今までの描写を見るとあくまで「物」に不思議な力を与えるに留まっていました。「箒」を浮かせたり、「氷」を溶かしたり、「水」を固定したりなど。
しかし、箒の存在から瞬間移動はできないでしょうし、直接人間相手に魔法をかける描写もありませんでした。それは、今回のドクロクシーの幹部側が魔法を使えるのにそれを「ヨクバール」を生み出す事にしか使っていなかったのがポイントだと思っています。
まぁ今までも敵幹部は自分の手は動かさずに、怪物を生み出してそれに任せていたのですが、今のところ、人間を直接魔法でどうこうする描写は無かった(魔法で腰痛は直せないようですし)ので、そういう魔法はかけられないか、物凄く難しいという仮説ができます。
○例えば、真琴がトランプ王国で使っていた魔法やミス・シャムールが使っている魔法など、プリキュアには既に色々な魔法がありますが、「魔法」を題材とする今作はその辺りの線引がけっこう厳密にされているんじゃないかなと個人的に思いました。
今までのシリーズで考えれば、砂時計のヨクバールはてっきり逆さになって時間を巻き戻したりとかするのかと思ったのですが。。。まぁ、今後の展開でまた考えたいと思います。
●また、リコの過去が少し明かされた今回ですが、「優秀な姉」というのは憧れでもあり、自分とどうしても比較されてしまうコンプレックスの原因になりがちです。事実、リコは他人と自分を比べて「私はできない」とやけを起こしがちなのは今までのシーンを見ればある程度わかります。
努力と根性と言っている本人が、それを苦手としているので、みらいという親友がその在り方を今後少しずつ変えていくのでしょう。
○アクアマリンについては、恒例のモードチェンジアイテムでした。しかし、凍らせる魔法は普通に杖があれば使えるので、わざわざ伝説のアイテムがやることでもないような気がするのですが・・・
●たぶん、演出を見るにリコは相当魔法の才能を秘めているのでしょう。そして、その力が開花するときが物語の転換期になるのだと思います。
○そして、優秀なリコの家系に先祖代々受け継がれている「リンクルストーン」が、なぜみらいの家に転がっていたのか。ここの真相が俄然気になります。
線引きは、設定資料の中の言葉としては、もちろん厳密にされていると思うわ。そう言う厳密さの上で(マホウ界の)世界観を丁寧に描く物語であって欲しいものね。
2016/03/20 06:28:22