フィギュアのタバコ臭の落とし方を教えてほしいです。

ヤニは普通に水洗いをすれば落ちますよ。中性洗剤と水をつかって、ガーゼなど柔らかい布で撫でるようにあらって、タオルなどでふきとって、よくかわかしてください。

タバコのヤニの落とし方・・それも臭わないように・・となるとかなり手間暇掛かります。

分解できるのであれば予め分解して一つ一つの部品を洗浄していきます。

布製の部品は・・最難関でしょう。
着色がポスカなどだと洗えない可能性もあります。
その場合は拭き取りと風通ししか手がありません。
自分でもう一度塗り直すのを覚悟して洗うってのもある。

衣料用の染料などを使って普通の衣服と同じ方法で染色された布なら洗いが使えます。
中性洗剤を使うよりもおしゃれ着洗い用の衣料用洗剤を使います。
拭き取れるだけヤニを拭き取ってから洗います。
最初に水だけで予洗して、洗剤に柔軟剤を加えた液に１時間くらい漬け置いて、形が崩れないように注意しながら丁寧にそっと「押し洗い」します。
分厚くこびりついているポイントはそっと歯ブラシを使います。
洗剤の濃度は洗剤の箱やボトルに書いてある割合がお勧めです。

洗い上げたらキッチンペーパーなどで水分を拭き取ってから何かをハンガーの代わりにして引っ張ってシワを伸ばして広げた状態で陰干しします。
干す時に形崩れしないよう、本体に着せ直して陰干しするってやり方もあります。

布に皺が寄って元通りにならない可能性もあります。
できれば手で引っ張りながら指の平らで押し撫でるようにして伸ばしてやります。
アイロン掛けは物が小さいので超絶技巧になる。
アイロン掛けするならできるだけ温度を下げて、生乾きで軽くそっと押さえてやるべきでしょう。

洗剤の濃度を上げると色落ちする危険が高くなります。
一度で駄目なら二度三度ですが、回数が増えるほど色落ちする危険が高くなります。。

本体などの硬いパーツで最初にやるのは「拭き取り」です。
基本は水拭きと乾拭きです。
細かいところは綿棒など使って、ただし「着色が落ちないように気を配りながら」です。
カメラのレンズ磨き用の不織布が、傷が付きにくいのでお勧めです。
奥深いところは爪楊枝に不織布を巻き付けて拭いてやる手があります。
不織布でも食器用だと塗料の層を削ってしまうかもしれません。
職人芸的な皮膚感覚が必要な場合もあります。
何れにしても、けっして力任せにゴシゴシやらないでください。
撫でるように辛抱強く丁寧に拭き取るのがこつです。
ヤニには油脂が含まれていて、塗料を溶かすことがあります。
完全に元通りには無理かもしれないことはご理解ください。

できるだけ丁寧に拭き取ったら、次は「洗い」です。
基本は漬け置いての水洗いです。
洗剤を使うなら、かなり薄くします。
プラスチックなど水に強い素材なら何日も水替えしながら漬け置くって手もあります。
中性洗剤を使うと洗剤の香料の臭いが付くこともあります。
ポイントだけ中性洗剤を使う手もあります。
歯ブラシやスポンジなど使って丁寧に洗います。
ここでもそっと撫でるように軟らかく洗います。

どうしても落ちない時、ここまでやって駄目なら最後の手段、溶剤を使います。
シンナーやベンジンだと強すぎるので、無水アルコールがお勧めです。
落ちないポイントだけ、できるだけ少量を爪楊枝の先に付けてポイントに置き、直ちに拭き取る。
あるいは裏側で試して大丈夫だったらレンズ磨き用の不織布に染み込ませて使います。

そこまでやらなくても、水洗いの段階で落ちてくれると思うんですけどね。
それでも、あなたが思う以上に手間がかかるって思います。
時間が取れない場合は写真を撮って再出品・・はしたくないだろうなぁ。
健闘を祈ります。