この国の大気汚染も本当に酷いですが、放射線汚染と大気汚染 人体への影響がより悪いのはどちらか分かる方いらっしゃいますか?
これから関東地方もしくは中国内で出産、子育てをする予定があり、ちょっと気になったもので。
福島周辺では子どもたちの甲状腺がんの症例が異常だと聞きますし、中国の死因もまた大気汚染による肺疾患やがんが最も多いそうです。
いずれにせよどちらの場所にも現在子育てをしている方は多くいらっしゃるので、気分を害してしまったらすみません。
放射線汚染と大気汚染、どちらの害もその「程度」によります。具体的な汚染の量の問題を抜きにして、どちらがより大きいかを語ることは出来ません。
ただ、福島周辺の小児甲状腺がんに限って言えば、それ自体は質問者さんの子育てには全く関係ありません。
放射能汚染に伴う甲状腺がんの発生は、事故で撒き散らされた放射性ヨウ素が人体に吸収される事による内部被曝が主原因です。
福島事故によりどの程度の汚染が撒かれたか、またその汚染でどの程度の小児甲状腺がんが今までに発生し、今後どれだけそれが広がるか等、詳細は不明ではありますが、その対象となるのはあくまで「事故当時に福島周辺にいた人たち」です。
放射性ヨウ素は半減期が8日であり、事故から半年もしないうちにほとんど測定不可能なレベルにまで消滅しています。当時被曝した子供たちに今後影響が現れてくることはあっても、これから生まれる子供に影響する事はほぼ皆無です。
ただし、今後福島第一の現場でメルトダウンした核燃料の再臨界が起こるとか、別の原発が再稼動後にまた大事故を起こしたという事になれば話は別になりますが。
また、これはあくまで「甲状腺がん」に関する話であり、「その他のがん等の健康被害」については別の話となります。
半減期の長いセシウムやストロンチウムと言った汚染物質は依然として存在し、それらを含んだ農作物類を食べる事による健康被害は有り得ますので、過度に恐れる必要はなくとも警戒を続ける必要はあります。
ある程度数字は出ています。
放射能汚染に関しては広島の放影研の研究が一番詳細ですが、結論から言うと福島では自然発生とほぼ差がありません。
ある程度以上の濃度の物質を体内に取り込む事による体内被曝が甲状腺癌などを多発させることが報告されていますが、チェルノブイリほどの濃度ではなかったために安心できる程度の発生率です。
自然発生は全世界でありますから、福島とその他の地域で差がないって事です。
もっとも、事故当時に原発直近で高濃度の放射性物質に触れた地域では、ある程度の発生はあったようです。
中国は詳細なデータを公表していません。
従って、日本の過去の公害汚染などから想像するしかありませんが、全土が非常に危険な状態であると思われます。
過去の日本で言えば、足尾鉱山の鉱毒事件や
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%B0%BE%E9%89%B1%E6%AF%92%E4%BA%8B%E4%BB%B6
水俣の水銀中毒が
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%BF%A3%E7%97%85
財閥のコネで報道されなかった。
似たような状態が中国全土で存在すると考えても当たらずとも遠からず・・でしょう。
情報操作して汚染の調査さえ人的要素で(つまりコネが影響して)控えられるお土地柄ですから、どこに何があるか闇鍋のような状態です。
水道水が有機水銀で汚染されていても報道されない。
お金儲けのために多数の日本人が中国に渡っていますが、常に危険と隣り合わせの状態であることは認識するべきでしょう。
コメント(1件)
ウイグルやチベットも四川省西部や、雲南省、これらは、大気汚染の度合いは低いのではないか、と思いました。
もっとも、質問者様は、「経済発展著しい」とされる地域のお住まいですね。であれば、大気汚染はひどいのだと思います。