最終的にイギリスの低所得者だけに限った場合の損得勘定の振り子がどっちに転ぶか現時点では不明です。
現時点では各国のシンクタンクが様々な角度からデータを洗っている最中だと思う。
とりあえずは外国からの移民が制限される可能性が高いから、そうなれば労働力の不足が顕在化するでしょう。
少子高齢化で人手不足なのは日本と同じ。
日本ではバイトの時給が上昇傾向にあるけど、同様の現象が起きると考えられます。
ただし、イギリスの産業界全体の体力が弱れば倒産や規模縮小する企業も増えるわけで、たしかに低所得者が首切りの対象になることは少ないと思うけど、経済全体の縮小が労働者の不利益になる可能性もあります。
また、ユーロを使い続けるのか?ポンドを復活させるのか?・・という問題もある。
EU主要国の外相会議が緊急に開かれ、イギリスに早期に交渉の席に着くよう求めていますが、イギリスとしては色々な政策面を詰めて対応を決める時間が欲しいところでしょうね。
そうだった。
2016/06/27 01:35:20ポンドの相場とかが新聞にないから忘れていた。
ポンドの相場で関係するのは輸入品の価格ですね。
2016/06/27 19:08:29少し、調べてみたところ、ポンドの相場は相当に下がっているようです。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=GBPJPY
この事は、特に真っ先に保存期間の短い食料品の価格に反映される。
つまり、低所得者の支出にもっとも大きなウェイトを占める食料品の価格が上がるって事になりそうです。
エネルギーや資源の価格にも影響するから、ポンドの下落はそのままイギリス経済の規模縮小に直結しかねません。
輸出には有利に働くんですけどね。
ただ、一番の貿易相手国であるEU諸国との関係が微妙な状態では単純に輸出の増加に結びつくかどうか・・・?
凌ぎが苦しいからEU一家に盃もらったのに、自由が欲しいからって盃返したら益々苦しくなるかもしれませんね。