と除菌スプレーなどで言うのは、もし、少しでも菌が「残って」いた場合、
言い逃れできるからですか。
例えば、会社Yの除菌シートのせいで食中毒事件が起きたとします。そんな時に、「よく見ろ、{99・9%}だろぅ」と。
それ以外に、完全に拭きとれない特別なモノでも存在するのでしょうか。
また、「100%除菌」となっている商品も出来たらで良いので、URLなどを貼って頂けるとありがたいです。
ぽけっとしすてむ さんのコメントで正解なのですが、ぽけっとしすてむ さんが回答されないようなので、僭越ながら。
ライフハッカーがメーカーに問い合わせた結果では、業界の自主規制です。
業界団体で取り決めた「家庭用合成洗剤・石けんの表示に関する公正競争規約」において、完全すなわち「100%」という表記ができないためです。
除菌スプレーの除菌率を「100%」と表示できないワケ | ライフハッカー[日本版]
記事ではリンクが貼ってないので、「家庭用合成洗剤・石けんの表示に関する公正競争規約」はこちら。
http://www.jfftc.org/rule_kiyaku/pdf_kiyaku_hyouji/059.pdf
これを読むと、公正競争規約施行規則(右欄)の方に、「すべての菌を除菌するわけではありません。」のような表示をする事も義務付けられています。
除菌を表示できるための要件は、「黄色ブドウ球菌、大腸菌の2菌種の生菌数を1/100以下に減少させること」です。(日本石鹸洗剤工業会 JSDAの活動 セミナー)
「すべての菌」というのが、菌の種類と菌数との両方に解釈できる、実に便利な表現ですね。
ちなみに、除菌シートの方は 日本衛生材料工業連合会 の「除菌を標榜するウエットワイパー類の自主基準」
http://www.jhpia.or.jp/standard/wet_wiper/img/wetwiper_standard05-1.pdf
で規制されています。
内容は「家庭用合成洗剤・石けんの表示に関する公正競争規約」とほぼ同じです。
というわけで、「100%除菌」を表示している製品があったとすれば、業界の自主規制を守っていない製品であり、除菌要件のテストをきちんと行っているかも疑わしい製品であると考えられます。
宣伝文句をアメリカとか欧米相手を想定して考えているからじゃないでしょうか?
100%除去なんて宣伝文句を売ったら十中八九賠償金馬手の訴訟を吹っ掛ける弁護士と消費者が出てくるでしょうし
ぽけっとしすてむ さんのコメントで正解なのですが、ぽけっとしすてむ さんが回答されないようなので、僭越ながら。
ライフハッカーがメーカーに問い合わせた結果では、業界の自主規制です。
業界団体で取り決めた「家庭用合成洗剤・石けんの表示に関する公正競争規約」において、完全すなわち「100%」という表記ができないためです。
除菌スプレーの除菌率を「100%」と表示できないワケ | ライフハッカー[日本版]
記事ではリンクが貼ってないので、「家庭用合成洗剤・石けんの表示に関する公正競争規約」はこちら。
http://www.jfftc.org/rule_kiyaku/pdf_kiyaku_hyouji/059.pdf
これを読むと、公正競争規約施行規則(右欄)の方に、「すべての菌を除菌するわけではありません。」のような表示をする事も義務付けられています。
除菌を表示できるための要件は、「黄色ブドウ球菌、大腸菌の2菌種の生菌数を1/100以下に減少させること」です。(日本石鹸洗剤工業会 JSDAの活動 セミナー)
「すべての菌」というのが、菌の種類と菌数との両方に解釈できる、実に便利な表現ですね。
ちなみに、除菌シートの方は 日本衛生材料工業連合会 の「除菌を標榜するウエットワイパー類の自主基準」
http://www.jhpia.or.jp/standard/wet_wiper/img/wetwiper_standard05-1.pdf
で規制されています。
内容は「家庭用合成洗剤・石けんの表示に関する公正競争規約」とほぼ同じです。
というわけで、「100%除菌」を表示している製品があったとすれば、業界の自主規制を守っていない製品であり、除菌要件のテストをきちんと行っているかも疑わしい製品であると考えられます。
コメント(9件)
http://jsda.org/w/03_shiki/a_sekken30.html
http://www.kao.com/jp/qa_cate/kitchenbleach_04_01.html
基準と表現が決められている事と、使用方法や菌の種類によっては効果が変わる可能性が有るためです。
コウジカビは多少のアルコールでは死なないし
生物ってすごいですよね
以前、鳥インフルエンザのニュースを見たけど、地面が真っ白になるまで石灰を撒いてたな。
言い方を変えると100%出ない事を証明するのは1個でもある事を見出せば済みますが、1個もないことを証明するにはあらゆる条件で探して1個もないことを証明しなければなりませんが「あらゆる条件」と言ってもそれは人間が考える事なのでその他の条件もあるかも知れないのです。
つまり「100%ない」と言うに無限の量の実験と思考が必要になるので、事実上証明が不可能です。
特に生物に関することはある特定の動物だとしても地球に存在する全てのその生物を調べる事は事実上不可能なので、数字で出る実験結果や研究結果は必ず統計学的な処理を行って「有意な(=意味があると思われる)」ことを証明するだけなのです。
ここで気を付けなくてはいけないのは、例え有意であっても、それが正しくない確率、即ち「危険率」というのが必ずあって、それは「経験的(即ち単なる人間の予想やこれまでの実績)」に「5%」となっています。
テレビの宣伝でグラフや数字の表で結果を示している場合、下に小さく「p<0.05」と書いてあるのが「危険率5%」のことです。
これは、同じ実験を繰り返すと20回に1回は正しいと思われる結果と違う結果が出る可能性がある、と言っています。
20回に1回間違うって結構大きいと思いますが、そうなっています。
これを見ても生物の関係する「実験結果」には、100%どころか95%の正しさしかないのが現状です。(但しこれは最終的に100%である事を否定する訳ではありません)
99.9%の件も、メーカーは何らかの実験をしている訳で、その実験で除菌する前の細菌数が除菌により1000分の1に減った(即ち99.9%除菌)としても、概ね20回に1回1000分の1を上回っているかも知れません。
なので、自分で実験して1000分の1を上回っても、事実上メーカーには文句がつけられないのです。
ただ、99.9%除菌というと、ほとんどの細菌が死ぬように思われますが、だいたい細菌と言うものは、除菌する薬剤がない状態では1匹ではもちろん、100匹程度で存在していることはほとんど無く、少なくとも数万匹、大抵は100万匹以上で存在しているのが普通です。
例えば人間の腸内にはこれらをはるかに上回る、と言うより想像すら不可能な、100兆個から1000兆個も存在しています。(もちろん無害な菌や有用な菌もいますが)
なので、もしまな板に少なく見積もって1万匹細菌がいたとして99.9%除菌出来たとしても10匹は残る訳です。
細菌と言うのは温度と水と少しの栄養さえあれば猛烈に増殖するので、10匹に減っても数時間後には数え切れない数に増えます。
個人的には「99.9%除菌」の宣伝文句は、やはり清潔好きな消費者をその気にさせて買わせるためのもので、現実には除菌スプレー等は「ああこれで除菌出来て安心だ」という気休めに過ぎず(実際食中毒を起こさない程度には減る可能性は高いので安心は間違いではないですが)、全く何もせず放置すれば、まな板から食中毒も起きかねませんが、水洗いと充分な乾燥、念のための熱湯消毒で十分だと考えています。
7000℃以上で生き延びる生物は現在確認されておらず、生物分野の私も7000℃の窯の中に30分殺菌したいものをぶち込めば殺菌できると考えます。
生物は所詮たんぱく質の塊なので超高熱にさらされると生き延びれません
いくら熱に強いからといっても、あまりの高熱に耐えられないでしょう。
真空下でも生き延びられませんよ。