で言われているような、通話内容取得の技術的新段階はいつから実施されてきたのでしょうか?「sage進行」じゃないですが、ユーザー国民一般のしらないところで無理やり密かに進行させているような気がして非常に不快です。これは実質的に憲法上の通信の秘密を技術的実質的に無化させてしまようなことだと思いますが、マスコミも政治も問題にしていないようなので、その風潮自体にも驚きます。
(森友だとか共謀罪だとかよりもこっちのほうが怖いのに野党は相変わらずだなあと思います。)
それは、「CELP」と言われる技術です。
NHK では、2009年の7月に、それに関する内容が放送されていたりします。
携帯電話でインターネットを使うためには、音声のデジタル変換が必要だ。しかし、音声データを小さく圧縮する方法がなかった。それを解決したのが、1985年、アメリカで発表された「CELP」という考え方。まず、人の声を「音韻情報」と呼ばれる発音記号単位に分解し、データ量を小さくする。一方、声の特徴は、様々な音パターンが番号で登録されているコードブックから最適なものを選ぶ。「音韻情報」とコードブックの番号を送ることで、データ圧縮できるという仕組みだ。受信側では、音韻情報とコードブックのデータを掛け合わせ、音声を合成しているのだ。
NHK: IT whitebox
1991年にはLSP方式を組み込んだCELP方式が米国連邦政府音声符号化標準規格となり、日本、欧州でも第2世代後半(日本では1993年RCR(現ARIB)によるPDCハーフレート)からの携帯電話用音声符号化標準規格にLSP方式が組み込まれました。1996年にはLSP方式が組み込まれた2種の音声符号化方式がITU-T勧告(G.723.1とG.729)として規格化され、特にG.729はゲートウェイやアダプタなどの装置に搭載され、低ビットのIP電話用途で世界に広く普及しています。
NTT HOME > NTT持株会社ニュースリリース > 全世界の携帯電話に欠かせない音声符号化の基本技術である「LSP(線スペクトル対)方式」が世界的に権威のあるIEEEマイルストーンに認定
製品開発に一歩遅れて国際規格化という流れでしょうし、
16kbps 以下の低ビット・レートになると,ここ 10 年ぐらいでは CELP(Code Excited Linear Prediction :符号励振型線形予測符号化)と呼ばれるアルゴリズムを基本としたものが多く
http://www.cqpub.co.jp/interface/sample/200605/I0605124.pdf
といった雑誌の記載もあります(2006年5月号での記載です)し、1990年代半ばには当たり前に使われていたデータ圧縮の技術で、通信の傍受がどおのという類のものではありません。
他にも参考サイトをいくつか。
回答ありがとうございます。
2017/05/21 23:23:20しかしながら、「NHKで放送されています」とか「当たり前に使われていた」とかあっさり言われても、こっそり密かに取り上げた程度では誰も知り得ません。ならばそもそも、逆説的に「ケータイの都市伝説検証」的な記事自体が存在しえないです。ちなみに私の周囲でそれなりに技術勘・工学的地頭教養のある人間、来日外国人も含めて聞いて来ましたが、誰も知らない。
これは通信カラオケと同じ仕組みですね。つまり音響波形そのものを送らずに、一旦「楽譜」に置き換えてその楽譜指示に基いてコードブックというシンセで演奏するという意味において全く同じです。
私はここで3つの問題が生じると考えます。
一つは音響波形の声言葉が「楽譜データー」として変換されることによって蓄積性とランダムアクセス性が格段に向上する。いわば広義のテキストデーターと同じ状態です。これはいわゆるビッグブラザー的人民管理に直結すると。グーグルIMEがポリシー変更でキーログを外部送信する仕様に変更になった時にもさんざん危虞されたことです。もっとも共謀罪をと同じくそれが犯罪抑止のためのリソースの一つであるというエクスキューズは残ります。
二つ目はそうして蓄積されたデーターが悪意のある第三者によってフェッチされ、転用されることです。これは一つ目とは似ていて異なる問題です。情報の不完全ゲーム性が蔓延ると情報一つが帰趨を制する株式為替市場などは制度適な信頼性が根本から揺らぐことになる。
三つ目は契約上の詐欺・錯誤に該当する問題。「生演奏で歌える店」という惹き看板を出しておいて、実際はカラオケ伴奏だったらどうなるのか?今際の際の老人がせめて孫の声でも聞きたいと思って握りしめた受話器がロボットの声だったなんてブラックジョーク。契約者に断り無く要素変更しているのだから契約上許されることなのか、といった法的問題です。