私の会社では1年間の目標を立てる際に、自己研鑽という名目のもと業務に関連する資格の取得を掲げさせられます。
資格取得の目標を達成できないと、評価が下がります。
業務に関連する内容の資格取得なので、給与を払わずに社員の能力を上げることができます。会社からすると非常にお得だと思うのですが、ともすればサービス残業にあたるようなことなのではないかと思っています。
他の会社の友人を見ていても、一般的には、プライベートの時間を使って、英語や資格取得等自己研鑽を行うことが「普通なこと」とされているように感じます。
もやもやするのは、それが自由意志によるものではなく、実態として会社からの評価に響くところです。
私はプライベートでは個人で別の事業をしている為、資格勉強の時間がなかなか取れず苦労しています。
小さなことのようで、とても時間を消費することなので、悩んでいます。
どう思いますか?
強要とありますが、刑法の強要罪に当たるほどでもなく、不利益取り扱いとして結果として強要的になる事と思います。
微妙にも思いますが、この資格を取れ、と指示されているわけではなく、取れば評価が上がる、ないし、取らないと評価が下がるという事なので、厳密には取らなくとも良い訳です。資格を持っている人間の方が評価されるのは、ある意味、当然というか自然というか仕方ないというか、どうしても見える部分で評価されやすいので、現代の日本社会では一般的と思います。これが特に問題になるほどとも思えず・・・
ただし、下がる程度は問題になります。
原則として不利益変更は当人の同意が無ければ違法であり、一般的や、就業規則の評価範囲を逸脱するような事は違法と言えます。
副業が正式に認められている会社なのかどうかは分かりませんが、評価が下がって減った分の給与を副業で補うという考え方は出来ませんか?
ご回答ありがとうございます。
副業は認められています。
もちろん当面はその考え方ですが、そもそも資格以外の業務時間内での業務ではきちんと成果を挙げているのに、プライベートの時間を使う資格取得によって評価を下げられるのか理解できません。
>資格取得の目標を達成できないと、評価が下がります。
とありますが、これは正しいでしょうか。
月給20万円の人が、資格取得できないと月給18万円にさがるというようなことが起こっているのであれば問題です。
逆に、月給20万円の人が資格取得の目標を達成できれば月給22万円に上がり、達成できなければ月給20万円の現状維持、というのであれば問題ありません。
もやもやするのは、1日8時間の拘束時間以外の頑張りが評価に反映されているところだと思います。
公平じゃない、と。
しかし、雇用主から見れば、プライベートの時間も使って頑張っている社員とそうじゃない社員を比べると、頑張ってくれている社員には報いたいと思うものです。
公平に考えて、です。
どちらも公平に考えての結果ですので、もしこれが嫌なら、そうではない会社(雇用主の元)に転職するか、個人事業だけで食えるようにするしかないですね。
ただ、現在は「働き方改革」等、働き方に関する意識が変わっている過渡期でもありますので将来的には、nyaromenyaromeさんの様な考え方がメジャーになり、会社の評価制度も変わるかもしれません。
ご返信ありがとうございます。
絶対評価ではなく相対評価なのです。なので、プライベートで月5個の資格を取った人がいたら、1つ取った人よりも評価がよくなります。
いっけん問題なさそうに見えますが、これはプライベートの時間でも競争が起こり、皆疲弊していきます。中には睡眠時間を削って資格取得に励む人も出てくると思いますが、育児中の人とか介護中の人とか無理ですよね。
そもそも評価の対象は、業務時間内で行う業務の業績であるべきだと思います。
確かに今は過渡期ですよね。
私が今回質問した問題は、色んな要素が混ざりあうので、非常に難しいと思うのですが、会社側・従業員側どっちに転ぶにせよ、すっきりする日がくればいいなあと思います。
P.S. 公平というのは、書いて字の通り、公に平等であることですが、法律に則っていれば基本的には公平とみなされるのだと思います。
今回の質問が、法律的に見てどうなのか、法律家の方に聞いてみたいところです。
ご回答ありがとうございます。
2017/09/10 13:30:46法的な観点からのご回答で、大変参考になりました。
「自己研鑽/自己啓発 判例」で色々調べてみようと思います。
ありがとうございました。