http://www.siaj.jp/ja/silicone_world/faq.html
お礼も兼ねて
単体のケイ素について、ベータチタン構造など、通常ではあり得ない圧力や特殊な条件下であれば金属。普通に考えれば、半金属と考えるべきなようですね。
半金属(metalloid) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E9%87%91%E5%B1%9E
多くの回答をお寄せ頂きありがとうございます。
・ケイ素というのは元素の名前で、単体は金属です。半導体ICチップを作成するのに使われます。
・シリコーン(ゴム状など)は有機物にケイ素を含むものです。カラフルなヘラなどがスーパーでもうっています。シリコンオイルもこちらに該当します。シャンプーのノンシリコンもこちらです。
・天然に産するケイ素は二酸化ケイ素の状態で、結晶は水晶、砂状はケイ砂とよばれます。
なお、単体とは何かについては中学生の化学で習うとおもいます。
炭素の単体には黒鉛(グラファイト)とダイヤモンドと2種類ありますよ。
炭素が酸化すると二酸化炭素ガス。
炭素と水素(場合によって酸素、ケイ素、その他)をつかえばミネラルオイルやあらゆる有機物になります。
>ケイ素は金属とありますが本当でしょうか?
分類 半金属
ダイヤモンド構造のケイ素は、1.12 eVのバンドギャップ(実験値)をもつ半導体である。これは非金属であるが、圧力(静水圧)を加えるとβスズ構造に構造相転移する。このβスズ構造のケイ素は金属である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%A4%E7%B4%A0
>天然には存在しないとありますが本当に?
シリコーン (silicone) とは、シロキサン結合による主骨格を持つ、合成高分子化合物の総称である。 語源は、ケトンの炭素原子をケイ素原子で置換した化合物を意味する、シリコケトン (silic-oket-one) から。
「ケイ素」の英称であるシリコン(silicon)とは異なります。
シリコーンが初めて合成されたのは、20世紀初めにイギリスのフレデリック・キッピング(英語版)によるグリニャール試薬の研究過程でと見られている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3
そうしますと、公式サイトのデータは極めて特殊な状況のケイ素を示しており間違いと言うことでしょうかね?もしくは、シリコーン製造時にはそのケイ素が必要なのか・・・?
確かに、人工合成で作ることが一般的だとは思うのですが、自然界にはおおよそ人の考えられる全ての化合物が存在している気がするのですが、このシリコーンは1分子たりとも存在しないのでしょうか?それとも、どこかには僅かながらでも存在、偏在していますか?もし偏在して存在していればどこでしょうかね?
金属というのは、どの定義でしょう。
金属の一般的性質として、
導体である。
金属光沢をもっている。
があります。
炭素単体の高分子である黒鉛(グラファイト)は、
導体であり、金属光沢を持っています(ザラザラな面ではなく、グラファイトのへき界面などでわかる)
惜しいかな、ダイヤモンド構造を持つと、絶縁体で透明という金属とはかけ離れた状態になります。
そこで、「いつでも金属じゃない」ので、炭素は金属ではないんです。
シリコンは、単結晶だと見事に銀色の導体です。半導体製造工場に行くと、単結晶をスライスした薄い銀色の円盤を見せてくれます。あれを見て金属じゃないと思う人はいないでしょう。
棒状のものが金属シリコンの単結晶インゴット、円盤状のものがシリコンウエハです。
これを生成するには、地球の地殻のほとんどを構成している酸化ケイ素の還元を行います。ケイ素は酸素と結びつくのが好きで、酸素環境ではケイ素のまま存在することは非常に困難です。シリコンウエハもインゴットからスライスされた瞬間からゆっくりと酸化されていきます。とりあえず、人為的に還元操作をしない限り、短時間(惑星的年月で)にケイ素は単体ではなく、酸化物に変わってしまいます。酸素環境では、ケイ素は酸化ケイ素が安定なのです。
では、酸素のいきわたらない惑星内部ではどうでしょうか。もともと、惑星を構成する岩石は、宇宙空間を漂う”どこかの星の破片”です。これが集まって、惑星になる。または、ガス状の恒星の卵から、恒星を形成した余りが、惑星になっていく。岩石であれば、地殻を砕くのと同じで、酸化ケイ素が主な物質とかんがえられます。また、ガス状物質とするならば、宇宙の元素分布から酸素とケイ素は非常に多い方なので、混合する可能性の方が高く、恒星などになる際に凝集・加熱状態では、酸化反応が進行します。したがって、ケイ素単体より酸化ケイ素として存在する確率が非常に高いと考えられます。もし、万が一数個のシリコン原子が、酸素との結びつきを逃れていたとしても、検知できませんから「天然には存在しない(も同然)」となります。
金属の定義は、高校などでならうアレです。当時、ケイ素は炭素同様に金属ではないという感じで習って気がしています。また、スライスした研磨前のウエハを高校の時、半導体の会社に勤めているおじさんに貰ったのですが、金属光沢もなく極めて脆く、金属よりも炭素に近い様な気がしています。
また、大量にあるのは酸化ケイ素だと思います。しかし、身近なところでは稲藁などにも大量に含まれていますし、有機ケイ素化合物として多くの生物でも利用されています。そうすると、その体内や死骸などから、シリコーンが天然として存在することもあり得るのではないかと思うのです。公式サイトの説明に、やや恣意的な物を感じています。
なお、単体のシリコンについては分かりませんが、シリコーンは化合物ですので、より多く発見できるのではないかと思うのです。
単体のシリコンについても砂鉄のように単体の鉱物としては存在していないのでしょうかね?以前、ゲルマニウムではありますが、鉱石ラジオを作ったことがあります。もしかすると、探せばシリコンであるのかとも思ったりもしたり・・・
金属というのは、どの定義でしょう。
金属の一般的性質として、
導体である。
金属光沢をもっている。
があります。
炭素単体の高分子である黒鉛(グラファイト)は、
導体であり、金属光沢を持っています(ザラザラな面ではなく、グラファイトのへき界面などでわかる)
惜しいかな、ダイヤモンド構造を持つと、絶縁体で透明という金属とはかけ離れた状態になります。
そこで、「いつでも金属じゃない」ので、炭素は金属ではないんです。
シリコンは、単結晶だと見事に銀色の導体です。半導体製造工場に行くと、単結晶をスライスした薄い銀色の円盤を見せてくれます。あれを見て金属じゃないと思う人はいないでしょう。
棒状のものが金属シリコンの単結晶インゴット、円盤状のものがシリコンウエハです。
これを生成するには、地球の地殻のほとんどを構成している酸化ケイ素の還元を行います。ケイ素は酸素と結びつくのが好きで、酸素環境ではケイ素のまま存在することは非常に困難です。シリコンウエハもインゴットからスライスされた瞬間からゆっくりと酸化されていきます。とりあえず、人為的に還元操作をしない限り、短時間(惑星的年月で)にケイ素は単体ではなく、酸化物に変わってしまいます。酸素環境では、ケイ素は酸化ケイ素が安定なのです。
では、酸素のいきわたらない惑星内部ではどうでしょうか。もともと、惑星を構成する岩石は、宇宙空間を漂う”どこかの星の破片”です。これが集まって、惑星になる。または、ガス状の恒星の卵から、恒星を形成した余りが、惑星になっていく。岩石であれば、地殻を砕くのと同じで、酸化ケイ素が主な物質とかんがえられます。また、ガス状物質とするならば、宇宙の元素分布から酸素とケイ素は非常に多い方なので、混合する可能性の方が高く、恒星などになる際に凝集・加熱状態では、酸化反応が進行します。したがって、ケイ素単体より酸化ケイ素として存在する確率が非常に高いと考えられます。もし、万が一数個のシリコン原子が、酸素との結びつきを逃れていたとしても、検知できませんから「天然には存在しない(も同然)」となります。
単体ケイ素は、金属ではありません。半導体です。ゲルマニウムも同様です。炭素単体も不定形炭素やフラーレンの形を取ります。「珪砂」は二酸化珪素ではありません。
2017/10/10 00:37:41金属、非金属のカテゴリニは半導体はありませんので、今の話とはちょっと違うかと。
2017/10/10 01:01:06珪砂と二酸化珪素は同じ物かと思います。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10137931700
よく似た語彙で硼砂がありますが、こちらはホウ素ですので元素が違いますが・・・