「価値?あるに決まってんだろ!」
一瞬、新作スイーツがゆうこの大森唐揚げタワーにしか見えなかったキラキラ☆プリキュアアラモード第35話感想です。
●リスとライオン
まず一番気になったのが、闇に染まっていたとはいえ子供向けアニメでは大人の理不尽な暴言が際立っていたと思います。
あおいというキャラクターには、良家のお嬢様という肩書があり、それがひまりにとっては非日常であること。
知識は人一倍あるひまりですが、あおいはひまりの何倍も大人の世界を経験しているからこそ、二人の間がある種の溝として強調されていました。
身分が違くて、性格も正反対。あおいの世界を通してひまりが萎縮してしまうわけですが、日陰で落ち込むひまりを、日向からあおいが連れ出すあの階段のシーンは、プリキュアらしい演出だなぁと思いました。
そして、互いの違いを意識しているからこそ、互いの良さを理解している二人の告白は良かったですね。強気で前に出るタイプと引っ込み思案なタイプの組み合わせは、それこそ、なぎさとほのか、咲と舞、つぼみとえりかなど様々でしたが、この二人もお互いにその「個性」を認め合える仲に慣れた、というのが今回の話で明確になってよかったです。
特に最初にいちかと3人で作ったシュークリームが物語の色々なところに散りばめられていたのが凝った演出で、キラプリらしいなと思いました。スイーツを通して、出会い、絆を深めて、戦う、というバランスがよくできた話だったと思います。
あと、自分のことだけじゃなくて、家の立場とかを考えて礼儀正しく謝るあおいは、実は5人の中でも一番大人なんじゃないかなぁと思いました。
若い話数で年が離れた自分たちとしてゆかりは楽しいのかな?と言ったことを発言したのもあおいだったわね。
2017/10/15 07:18:07