アンギャン公の「公」は、Duc で、コンデ公の「公」は、Princeです。違いはなんでしょうか。フランス人が受ける印象に違いがあるでしょうか。
・フランス王が授けうるのは、Ducであって、Princeは、フランク時代からの称号なのでしょうか(または、フランク時代からの独立的な領地のことでしょうか)。他にも、フランス国内に、Princeがあるようですが、限られています。
・イングランドでは、Princeは、ウエールズ公だけです。しかも、ウエールズは、正確には、イングランドの外です。
日本語訳では、使い分けをしていないわけですけども、
現地語では、別々です。
現地では、それぞれ、印象が違うと思いますが、どう違うんでしょう?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9
王政期のフランスでは、王子や王孫にはこのような称号は付与されなかったが(フィス・ド・フランスを参照)、傍系の王族にはプランス・デュ・サン(prince du sang 、「(王族の)血統のプリンス」の意)の称号が、公爵の子には単なるプランス (prince) の称号が用いられることがあった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9
王政期のフランスでは、王子や王孫にはこのような称号は付与されなかったが(フィス・ド・フランスを参照)、傍系の王族にはプランス・デュ・サン(prince du sang 、「(王族の)血統のプリンス」の意)の称号が、公爵の子には単なるプランス (prince) の称号が用いられることがあった。
ありがとうございます。「跡取り」ですが、私は、長男という意味で使っています。通常は、次男三男は跡取りではない、という意味合いで「跡取り」という言葉を使っています。
さて、アンギャン公ですが、王族の一員なので(王族の分家筋ですが、王族には違いありません)、
Princeと呼ばれてOKな立場なのだと思います。王家の分家筋の人なのですから、「prince du sang」ということになると思います。
アンギャン公に、弟が居たとしたら、その弟も、王家分家筋の人なのですから、
Princeと呼ばれる立場であり、prince du sang ということなのだと思いました。
アンギャン公は、長男、つまり、コンデ一家の跡取りということで、コンデ一家が有する称号のうち、二番目のものを常日頃は名乗る、つまり、アンギャン公を名乗るんだという風に理解しております。
そして、コンデ一家の当主は、コンデ一家の称号のうち、一番格上と看做される、コンデ公を、普段は呼称として使っているんだと思います。
これがいまのところの私の理解なんですが、いかがでしょうか?
というわけで、
>アンギャン公は、長男、つまり、コンデ一家の跡取りということで、
>コンデ一家が有する称号のうち、二番目のものを常日頃は名乗る、
>つまり、アンギャン公を名乗るんだという風に理解しております。
の趣旨は、父親在世中は、アンギャン公を名乗り、父が逝去すれば、
自らがコンデ公を名乗る、という風に、頭の中を整理しました。
ですから、「アンギャン公、のちのコンデ公」ということになるんだと思います。
ルイの孫であるコンデ公アンリ2世が1633年にモンモランシー公を相続し、孫のアンリ3世が1689年にモンモランシー公をアンギャン公と改名した(モンモランシー公爵領近くにあるアンギャン=レ=バンにちなんだ)。以降アンギャン公は、コンデ公の長男が儀礼称号として用いた。
上記の記述も、wikipediaにありました。
これをみると、
コンデ家の当主の称号に、
コンデ公(プリンス)と、アンギャン公(Duc)があり、
コンデ公の方が格上であり、
それゆえ、跡取りがアンギャン公を称した、
と解することができるとおもいます。
ありがとうございます。「跡取り」ですが、私は、長男という意味で使っています。通常は、次男三男は跡取りではない、という意味合いで「跡取り」という言葉を使っています。
2018/08/30 02:08:48さて、アンギャン公ですが、王族の一員なので(王族の分家筋ですが、王族には違いありません)、
Princeと呼ばれてOKな立場なのだと思います。王家の分家筋の人なのですから、「prince du sang」ということになると思います。
アンギャン公に、弟が居たとしたら、その弟も、王家分家筋の人なのですから、
Princeと呼ばれる立場であり、prince du sang ということなのだと思いました。
アンギャン公は、長男、つまり、コンデ一家の跡取りということで、コンデ一家が有する称号のうち、二番目のものを常日頃は名乗る、つまり、アンギャン公を名乗るんだという風に理解しております。
そして、コンデ一家の当主は、コンデ一家の称号のうち、一番格上と看做される、コンデ公を、普段は呼称として使っているんだと思います。
これがいまのところの私の理解なんですが、いかがでしょうか?
というわけで、
2018/08/30 02:16:25>アンギャン公は、長男、つまり、コンデ一家の跡取りということで、
>コンデ一家が有する称号のうち、二番目のものを常日頃は名乗る、
>つまり、アンギャン公を名乗るんだという風に理解しております。
の趣旨は、父親在世中は、アンギャン公を名乗り、父が逝去すれば、
自らがコンデ公を名乗る、という風に、頭の中を整理しました。
ですから、「アンギャン公、のちのコンデ公」ということになるんだと思います。