また、例えば、ポーランドを「波」と書くことはあまりないですが、メキシコを「墨」と書くことはたまにあるようですし、、、、。これも、どこかで指針があるんでしょうか。
それから、、、今、使っている歴史教科書では、英露協商とか、米西戦争とか、普仏戦争とか、書いていますが、ソビエト・ポーランド戦争(1920年2月から)を、ソ波戦争とか、蘇波戦争とか書いていません。それどころか、ソ連のことを、蘇連とも書きません。戦前や戦中の教科書では、蘇連とか蘇波戦争とか呼んだのでしょうか。
いろいろ書いてしまいましたが、一部でも良いのでよろしくお願いします。
①「ソ連」の「蘇」ですが、スコットランドの意味で使われることもあるらしい、ことに気が付きました。
②「加」ですが、「カナダ」のほかに、カリフォルニア州もあるような気がしております。
③豪州の豪ですが、戦前は、「濠」であったのに、どういうことだろうと思いました。当用漢字とか常用漢字とか、そのため、適宜変更してしまうのだとしたら、固有名詞の場合、混乱が生じかねない乱暴なやり方だと、個人的には思いました。戦後において、「豪」でやっていく、という取り決めがあったのだろうか、と思ってしまいました。
コメント(4件)
国名の当て字】伯剌西爾、瑞西、希臘、墨西哥、濠太剌利・毎日ことば(毎日新聞) 2014.06.21
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◇結果とテーマの解説
この週は「国名の当て字」がテーマでした。サッカー・ワールドカップ開幕に合わせ、すべてその出場国です。ただし、これらの漢字表記は今の新聞には全くと言っていいほど登場しませんので、分からなくても一向に気にすることはありません。
しかし、略称としては漢字の国名が毎日新聞など各紙では今も盛んに使われていることはご存じの通りです。米、英、仏、独、豪、加、印、比……そして露。ちなみに今ウクライナとの関係で盛んに報道されるロシアはメディアによって「露」「ロ」と対応が分かれていますが、毎日新聞では「露」です。その表記になじんでいるせいでしょうが、他紙で「米ロ」などの見出しを見ると「口(くち)」に見えて仕方がありません。
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http://www.asahi.com/special/kotoba/archive2015/mukashino/2010121700001.html%3Fpage=2.html
昔の新聞点検隊 富士と南極から謹賀新年!・ことばマガジン 朝日新聞デジタル 2010.12.17
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もう1点、現在の校閲記者が朱を入れなければならないのは、「英、諾の捕鯨船」の「諾」です。現在、国名・地域名は原則としてカタカナで書き、頻出国で略称としても一般的になっている「米、英、独、仏、伊、加、豪、比、欧」のみ、例外で漢字表記しています。「諾」は「諾威」、ノルウェーのことですが、はっきり言って現在ではなじみがないですよね。この記事中でも、カタカナで書いている箇所もありますし、そろえる意味でも、ここはカタカナ表記にしてもらいましょう。
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豪州ですが、戦前はサンズイが付いたのですね。
ロシアが漢字表記あるならば、ウクライナはベルラーシも、あってもよいのに、と思ってしまいました(あくまで個人の感覚です)。これについて、中国では、どう対応したのだろうと、思いました。シンガポールと台湾はどうしたのだろうとも思います。新たな地名など、中国とシンガポールと台湾が異なった文字を使っては(簡体字、繁体字の違うはよいとして)、なかなか混乱してしまう元になります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%90%8D%E3%81%AE%E6%BC%A2%E5%AD%97%E8%A1%A8%E8%A8%98%E4%B8%80%E8%A6%A7
国名の漢字表記一覧・Wikipedia
いや、むしろ、カタカナ表記は殆ど行わず、漢字が主体であったような気がします(?)。