舞台はたぶん近代(書かれた時は「現代」だったのかな?)の日本です。
ある老人が、大切にしている掛け軸(水墨画だったか書だったか)があり、時々取り出す時以外は大切に箱にしまい込んでいたのだが、ある時縁あって(詳しい事情は忘れました)他人に売ることになり。
手放した後、大切な掛け軸がどうなったか心配していたものの、譲った先の家を訪ねたところ、綺麗に床の間に飾られていて、自分が持っていた時よりむしろ見栄えがするように感じられ、帰宅して息子に
「かえってこれで良かったのかも知れないなあ」
的に述懐する、という話でした。
もう一人の登場人物として孫がいて、老人が帰宅する時、孫への土産として「鉄砲玉」という飴玉を買ってくる描写があるのを覚えています。
タイトルがわかる方がいらしたらご教示下さい。よろしくお願いします。
早い!
2019/09/07 19:00:29っていうか漱石だったとは……。教養がないのが丸わかりでお恥ずかしい。
大変ありがとうございました。