iCloud の 無料メモリー5GBと月130円の50 GBに関する質問

メールなどiCloud の 無料メモリー5GBから月130円で50 GB になりますが、無料のメモリー5GBだけでは普通の使用上足りないですか?

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  • 終了:2020/05/23 22:50:06

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iCloudのストレージの容量が5GBで足りるかどうかは、人によりますのでなんともいえません。
まず、保存によりiCloudのストレージ容量が使用されるのは、iPhoneやiPadのバックアップファイル (バックアップをiCloudに保存する設定にしている場合 / 一部例外あり:後述) 、撮影した写真 (iCloud 写真 (古いiOSではiCloud フォトライブラリ) を使用する設定にしている場合) 、iCloud Drive、メッセージ (iMessageやSMSのこと / iCloud メッセージを使用する設定にしている場合) 、メール (iCloudのメールアドレス ( @mac.com / @me.com / @icloud.com ) 宛に送信されたもの もしくは iCloudのメールアドレスから送信したもの) 、ボイスメモ (iOS 12以降) 、があげられます。(Apple サポートより)

以下、各項目の詳細やストレージの整理のこつなどについて説明します。これらを参考にすることで、ストレージ容量が5GBでじゅうぶんか、お金をはらって容量を増やす必要があるかをみきわめてください。
ストレージの整理のこつもふくまれているため、iCloudの情報から脱線する場面があります (そして長文です) 。もし説明が不要なら、いちばん下の「まとめ」までスクロールして、そこだけ読んでください。

バックアップファイル

まず、1番目にあげた「バックアップファイル」は、自動的にiCloudのストレージ容量を節約する仕組みがあり、iPhoneの全データが保存されているわけではありません (そのためバックアップをiCloudではなくPCに保存する設定にしている場合は下記のStore関連のデータやキャッシュデータなどを除くほぼ全データが保存される) 。

たとえば、App StoreからダウンロードしたAppについては、バックアップの対象とはならず、たとえばiPhoneを機種変更した場合、バックアップの復元が完了してiPhoneが使用できる状態になってから、時間をおいて自動的に (裏で) App Store経由で再ダウンロードがおこなわれるようになっています。そのため、Appをたくさんいれているからといって、それだけ容量を使用するということはありません。ただし、Appのなかに保存したデータ (iCloud Driveに保存した内容は除く) は当然App Storeにはないため、バックアップの対象になり、容量が使用されます。これについては、「設定」→「(自分の名前)」→「iCloud」→「ストレージを管理」→「バックアップ」→「このiPhone」の順に操作することで、App別に管理できます。

同様の理由で、iTunes Storeからダウンロードしたコンテンツ (ミュージックや映画など) もバックアップ容量のカウント対象にはならず、後日必要に応じて再ダウンロードするかたちになります。

撮影した写真、メッセージ、ボイスメモについては、冒頭の各機能を有効にしている場合は、そちらの機能による同期が優先されるため、バックアップファイルの対象にはなりません (各同期機能を無効にしている場合はバックアップが作成されます) 。ただしこれらの同期機能もどっちにしろ容量を使用するため、複数のiPhoneをもっていて、かつバックアップ先をiCloudに設定する予定なら、写真やメッセージのバックアップ容量を二重に (2端末ぶん) 使用しないためにも、各同期機能も有効にしたままのほうがよいでしょう。なお、各同期機能についてはこのあと各機能別に説明します。


※ PCから同期したミュージック (自分でCDからコピーした音楽など) は著作権の関係上バックアップの対象にはなりません!! (そのため容量も使用されません) もしこれらもiCloudに保存する必要がある場合は、Apple Music もしくは iTunes Matchに加入して、ミュージックを同期する機能を有効にする必要があります。なお、ミュージックの同期は曲数 (自分でコピーした曲は最大10万曲 / Storeからの購入曲はカウント対象外) で計算され、容量は使用されませんので、何曲同期しても大丈夫です。

ちなみに、Apple MusicとiTunes Matchのちがいですが、Apple Musicはミュージックの聴き放題に特化したサービスです。そのため、ミュージックの同期以外に、iTunes Storeで販売されている曲を曲の頭から再生することができます (一部の曲を除く) 。また、後述のファミリー共有を使用することで、1.5人分の月額料金で最大6人の家族まで使用することができます。
いっぽう、iTunes Matchはあくまでミュージックの同期に特化したサービスのため、ミュージックの同期以外の特典はついてこないため、自分で所有していない曲は聴き放題にはなりません。また、ファミリー共有もできないため、家族でこの機能を使用したい場合、別々に購入する必要があります。
この機能のちがいのため、当然月額料金もことなり、iTunes MatchよりもApple Musicのほうが料金が高く設定されていますが、どこまでのサービスが必要かを考えるのがよさそうです。
なお、家族が多い場合は、Apple Musicのファミリープランは1,480円/月、iTunes Matchは個人プランのみで3,980円/年になりますが、Apple Musicのファミリープランは1年使うと17,760円になり、iTunes Matchを5人で使用すると3,980×5で19,900円になるため、CDの曲をコピーしている家族が5人以上いる場合は、iTunes MatchよりもApple Musicのほうが元がとれる計算になります。
ただし、もし古いApple TV (ホーム画面に「App Store」のアイコンがない機種) をもっている場合、古いApple TVはApple Musicには対応していないため、古いApple TVにも曲を同期させたい場合はApple MusicではなくiTunes Matchを選択する必要がありますのでご注意ください。

iCloud 写真

さて、バックアップ関連の話がとても長くなってしまいましたが (まあバックアップが一番重要だとおもわれるので) 、つづいて、写真についてですね。
最近はスマートフォンでもじゅうぶんきれいな写真が撮影できるようになったこともあり、写真がおそらく使用容量のなかでいちばんではないかとおもわれます。なので、写真をよく撮影するような人はすぐに容量が足りなくなるので、月額料金を支払ってでも、大容量のストレージを購入したほうがよいでしょう。
どうしても月額料金は支払いたくないという場合、PCとUSB ドライブをお持ちなら、写真をPCに転送→USB ドライブにバックアップ、という手段を使用して、iPhoneから写真を削除することにより、iCloudの容量消費をおさえるという手段もあります。その方法をとる場合、写真の削除前にバックアップが確実にできているかはかならず確認するようにしてください。
もしくは、基本的に写真はSNS投稿用に撮影しており、わざわざ手元にオリジナル状態の写真を残す必要がないという人はSNSに投稿した写真は削除してしまうというのも手です。

あまりにも手元に保存したい写真がおおすぎるけど、PCはもっていない、月額料金もなるべく払いたくない、という場合は、Google フォトのバックアップ機能を使用することもできます。Googleアカウントが必要で、保存される写真やビデオには圧縮がかかります。
具体的には、写真は16MP (1600万画素) をこえる写真は、16MPに縮小されてから保存されます。iPhoneの場合、12MPが最大のため、圧縮は最低限の圧縮のみが適用され、サイズ縮小はありません。
ただし、ビデオについては、HDが最大サイズになるため、たとえば4Kで撮影した動画は、HDでの保存になり、あとから4Kでみかえすことができなくなります。iPhoneだと初期設定はHDですが、4Kで撮影する設定に変更している場合は、注意が必要です。初期設定のままで使用している場合は、サイズ変更はなく、最低限の圧縮のみがおこなわれます。

用途によっては、はてなフォトライフを使用する方法もあります。はてなID (人力検索はてなで使用しているID) があればそのままフォトライフが使用可能なため、新規にアカウントを作成する必要はありません。PC版の場合、フォトライフに1枚でも写真を保存することで、右上の四角が9つあるアイコンからすばやくフォトライフに移動できるようになります。
フォトライフの設定で、「画像サイズ」は「オリジナルサイズの画像を保存」にチェック (ピクセル数の数字はそのままでOK ※画像プレビュー画面のサイズおよびブログの本文や人力検索の解答欄にはりつける画像サイズなどはこのピクセル数が使用される 画像プレビュー画面の「オリジナルサイズを表示」をクリックで原寸大になる) 、「画質」を「100%」と設定し、下の「この内容に変更する」をクリック (重要) することで、画像を無圧縮で保存することができるようになります。この設定は最初の1枚目を保存する前にしておけばOKです。(また設定を変更しなおすまでは次回以降もずっとこの設定で写真が保存される)
実際に写真を保存する方法については、はてなフォトライフのヘルプをごらんください。(現在は「アップロード」ボタンのデザインが「クリックしてファイルを選択するか、ここにファイルをドラッグしてください」ボタンにかわっていますがそれ以外の操作方法はおなじです)
容量は、1か月で300MB (月額の有料オプションで3GB) ですが、容量メーターは毎月リセットされ、総容量は制限がないため、最高画質で保管しておきたい写真をこちらに保存しておくとよいでしょう。(あまりないが1枚で10MBをこえるような超特大写真の保存はできない (アップロードに失敗しましたと表示される) ので注意 iPhoneのカメラだと1枚で10MBどころかその半分の5MBを超えることもめったにないので大丈夫 デジカメなどの写真専用機で撮影する場合は確認したほうがいいかも)
2017年3月以降、はてなフォトライフにビデオを保存することはできません。必要ならば、前述のGoogle フォトと併用しましょう。
はてなフォトライフでは、初期設定のままアップロードすると、写真が全員に公開され、写真によってははてなフォトライフのトップページにも掲載されます。限定公開 (URLを知っている人のみアクセス可能) 、もしくは認証つきのフォルダーを作成したい場合、はてなフォトライフのヘルプをごらんください。公開したくない写真の場合は、毎回フォルダーをきりかえるのをわすれないようにご注意ください。(万が一わすれてもすみやかに保存された写真をクリックしたのちに「画像を編集」から非公開フォルダーに移動すればOK その場合は「この内容に変更する」ボタンを押し忘れないように)

余談ですが、はてなブログを使用すると自動的に作成される、はてなブログ専用フォルダーは、限定公開が初期設定になっています。「はてなブログで使用した写真一覧」を手軽に公開するには、これを逆に利用してはてなブログ専用フォルダーの公開範囲を「トップと同じ」に設定することで実現できます。

iCloud Drive

iCloud Driveは、人によって必要なファイル・不要なファイルがことなることもあり、ここでアドバイスできる内容はありません。不要なファイルは削除しましょう。なお、Appによっては、iCloud Driveをデータの保存領域として使用している場合があります (GarageBand / Keynote / Numbers / Pages が代表的な例) 。これらは「ファイル」→「ブラウズ」→「iCloud Drive」で管理できます。
※「ファイル」は最初からホーム画面にありますが、もしホーム画面の「×」を押して非表示に設定してしまった場合、こちらから再度表示に設定できます。もしくは、PCをおもちなら、macOSの場合はFinderから、Windowsの場合はiCloudアプリから管理することもできます。

メッセージ・メール

メッセージもメールも、ほとんどは文字だけのデータであり、写真などの添付ファイル (※ここでは、知人や会社などとやりとりした写真をさします。メールマガジンなどにはりつけられている写真の場合は、ほとんどの場合は添付ファイルではなくHTMLデータのため容量にはなりません。メールの場合は、添付ファイルが1つでもあると件名のあたりにクリップのアイコンがあるため、区別が可能です。) はわずかだと思われるため、消去したところで得られる容量はわずかです。通常の使用方法なら、1万通くらいのメールを送受信してやっと1GBくらいになるはずです。

ただし、常日頃から写真を知人や会社などとやりとりしている、定期的にお年寄りの携帯電話に家族写真を送ってあげている、会社がTeamsやSkypeなどの便利ツールを導入していないために在宅でのExcelデータのやりとりはメールでしている (←この場合は受信だけではなく送信済みボックスにもファイルがあることに注意) 、iMessageを使用している人 (メッセージだけど本文の吹き出しが緑ではなく青になっている人) とやりとりするときにステッカー (スタンプ) を使用している、などといった場合は、添付ファイルがふえている場合があり、そういったメッセージやメールは消去するとストレージ容量の節約になるかもしれません。

そうでなければ、無理にメッセージやメールは削除せず (認証系は文字だけなので容量は増えないけど見た目上邪魔だから削除してもまあいいけど) 、ほかの項目を削除したほうがよいでしょう。

ボイスメモ

iOS 12以降はボイスメモもiCloudに保存できるようになりました。音声は動画ほどはストレージの容量は使用しませんが、会議のフル録音など、長時間の「録り」まわしをしている場合は、容量を使用しているかもしれません。PCをもっているなら、バックアップをとるとよいでしょう。お使いのPCがmacOSの場合、「ボイスメモ」Appが最初からはいっておりiCloudで同期されているはずなので、そこから保存しましょう。Windowsの場合、iPhoneとPCをUSBケーブルで接続、iTunesアプリを使用して転送しましょう。

録音するときの「設定」→「ボイスメモ」→「オーディオの品質」から、音質を調整できます。初期設定では「非可逆圧縮」が選択されておりますが、これは標準の音質で容量を節約することができます。「ロスレス圧縮」では、高音質にはなりますがそのぶん容量が増加する原因となりますので、必要に応じて調整しましょう。なお、当然ながら録音後の音質をあとから変更することはできません (変更してもすでに録音しているぶんはそのまま) 。録音前に設定してください。



まとめ

写真をあまり撮影しない場合や、上記の整理 (とくに写真) ができそうであれば、ストレージ容量は5GBのままでもこまらないとおもいます。写真をたくさん撮影するのであれば、ストレージ容量を購入したほうがいいでしょう。
以下は、参考までにわたしの家族のストレージ使用量をしめした画面です。
弟 78.7GB (自分) 31GB 母 3.8GB 父2GB
弟やわたしはiPhoneでの写真撮影がおおいため、容量が5GBではたりなくなっていますが、母や父はそもそもiPhoneでは写真を撮影する機会がそこまでおおくないため (デジカメ撮影のほうがおおい) 、容量が5GBでおさまっています。

ファミリー共有

前述のバックアップのところで「ファミリー共有」というワードをだしたのと、ストレージ容量についてもファミリー共有ができるため、ここで説明しておきます。

iCloudの機能のひとつとして、「ファミリー共有」というのが使用できます。
ファミリー共有を使用することで、iTunes Storeで購入した曲・映画・ブック・App (App内課金は対象外) 、Apple Music (ファミリープランのみ) 、Apple Arcade・Apple TV+・iCloud ストレージ (200GB以上のみ) を家族全員で使用できるようになるほか、「人を探す」や「デバイスを探す」(古いiOSでは「友達を探す」や「iPhoneを探す」) に家族が自動追加され、写真・カレンダー・リマインダーに「家族」が追加 (共有したい項目は1項目 (たとえば写真なら1枚) ごとに選択可能) 、スクリーンタイムでの機能制限を遠隔で操作可能、13歳未満のApple IDを作成可能、といった機能が追加されます。

ストレージ容量については、50GB、200GB、2TBがありますが、200GBや2TBの容量を購入した場合に、家族で容量を共有することができます。50GBは130円/月、200GBだと400円/月のため、3人で使用する場合は10円の差額で家族全員が容量追加のメリットを得られます。4人以上だと元をとれます。家族のだれがどのくらいの容量を使用しているかは、「設定」→「(自分の名前)」→「iCloud」→「ストレージを管理」→「ファミリー使用量」で前述の写真のように確認できます。

なお、ストレージ容量を (クレジットカードやキャリア決済ではなく) iTunes Cardの残高を使用して購入する予定の場合、残高はファミリー共有の対象にはなりません (残高を追加した本人のみ使用できる) ので、残高はかならずファミリー共有のリーダーに追加するようにしてください。

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