よろしくお願いいたします。
小学生の国語教材の送り仮名の例の
『考える』は『考え』まで変わらないのに
『考る』ではなく、『考える』として
「言葉の後ろが変わる部分を」カナで送る仲間に
例えば『走る』『走らない』と一緒に
書かれています。
活用しない『え』もなぜカナなのって子供に
聞かれたらと思い調べてみても
明確に記載が
文化庁の「送り仮名のの付け方」のサイトにも
他のコトバハク、辞書等の送り仮名の説明にも
書かれておらず、
またなぜ通則1「活用語尾を送る」グループに属するのかも
わかりません。
少し調べてみて
同じ他動詞下一段変格活用の語は同じようなものも
あるようです。
答として「『考え』までで一つの語幹(お子さんなので、言葉のおもな固まり)だから
だよ」と教えてよいのかどうか、
考え方が正しいでしょうか。
ご教授のほど宜しくお願い致します。
以下、文化庁のサイトにある内閣告示の「送り仮名の付け方」からの抜粋。
https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/na...
送り仮名の付け方 単独の語 1 活用のある語 通則1
本則
活用のある語(通則2を適用する語を除く。)は,活用語尾を送る。
「考える」は、下一段活用の動詞。
語幹は「考(かんが)」まで。
活用語尾は「える」(え、え、える、える、えれ、えよ)。
質問の文面で、答えが出ちゃってます。
質問の内容としては、「小学生に、どう説明したら良いでしょう」なのでしょうか。
まず、その教材を見ていないので何ともですが、活用語尾を「言葉の後ろが変わる部分」と表記しちゃうのはダメですよね。
動詞や形容詞の活用については小学生の履修範囲のはずですし。
個人的には、ルールはそのまま教えるのが良いと思います。
小学生だからって、変にかみ砕いた表現にして意味が曖昧になるよりは、活用語尾が送り仮名になることが原則と教えた方が正確です。
勉強なので、試験もセットでついてくるわけですし。
むしろ、「許容」とか「例外」の方がきちんと説明するのが難しいかな、と。
慣用が肝要? ~ Formulation is essential ~
i
いつも正しい話し方をする人が、身辺に存在するかが、決め手です。
…… わが友は、母の教え給ひし日本語を「母語」に、英語を「父語」、
ドイツ語を「姉語」として、聖職を退き、カナダに隠居しています。
(姉語は姐姐(あねご)にあらず、兄語は敬語(けいご)とや云はむ)
http://twilog.org/awalibrary/search?word=%E5%A7%89%E8%AA%9E&ao=a
話しことばは「NHK」、読み書きは「岩波文庫」が標準です。
「新潮文庫」の巻末は、みだりに送らない、と厳しく注釈しています。
https://q.hatena.ne.jp/1488867029#a1262507(No.2 20170307 17:25:06)
ii
戻訳 ~ 自動翻訳すると意味が大きく変わる文章を作成します ~
古池や蛙飛びこむ水の音
<Frog Poem and the sound of frog poems
カエルの詩とカエルの詩の音
https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E6%88%BB%E8%A8%B3&ao=...
…… 不自然な訳文は、原文に矛盾があり、翻訳が未熟だからでない。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%CC%E1%CC...
https://q.hatena.ne.jp/1651146624#a1279511(No.1 20220430 14:09:44)
iii
いま大人が知っていることの大半は、三十年後には役立たなくなる。
…… 余命十年の老人より、十歳の小学生には七十年の未来がある。
https://q.hatena.ne.jp/1651287544#a1279512(No.1 20220430 15:52:36)
>名残は「なごり」と読みます<
なごり、は「余波」とも書きます。
── 沙比阿翁/坪内 逍遙・訳《自由太刀余波鋭鋒 18831003 叢書閣》
ジュリアス・シーザー・初邦訳“じゆうのたちなごりのきれあじ”
http://dbrec.nijl.ac.jp/BADB_NIJL-01103
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19920315
↑ 三月十五日の余波月 ↓ 余波の月
https://kotobank.jp/word/%E4%BD%99%E6%B3%A2-588593
本当は古語では「え」の部分も変化していたんですけどね。(旧仮名遣いでは「へ」ですが)
「あらわる」(現る)のように、幼児用の本にも古語の名残がある語もあるので、「現れる」は「れ」から送るのと一緒だと教えてはどうでしょうか。
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/2900281.html
一方、外国人に日本語を教える場合は
書く→kak-anai, kak-imasu, kak-u, …
考える→kangae-nai, kangae-masu, kangae-ru, …
とすることもされるわけです。
古語のなのこり、古典での活用、確かに覚えたような。。
ありがとうございます。
名残は「なごり」と読みます。
「許容」は検定済教科書では使わないので、間違いとされるので教えない方がいいと思います。
ありがとうございます。