医師5人、採血3分、問診3分。患者300人を3時間も待たせる。
毎日毎日、何十年くりかえして、誰も何も考えないのは何故か?
医師5人が一人欠勤したら、患者300人は何時間待たされますか?
誰も考えないのは
それが当たり前だと思っているから、
または気にすらも止まってないんじゃないんですか?
一人で献血3分問診3分でできるならば
計算をすると
医者一人が休むと
患者を3時間36分待たされますね。
なんてブラック!
http://:title=https://www.premium-dr.jp/topics/career/57679378d0...
この質問の趣意は、さきに病院が指定した時刻なのに、3時間以上も
待たされる点にあります。レストランやコンサートなら、とんでもない
不条理なシステムではないでしょうか?
>医師5人、採血3分、問診3分。患者300人
>さきに病院が指定した時刻なのに
医師1人あたり、患者60人
「午前診療」と仮定して、
・60/4=15人/時間 =4分に1人患者が来る
・診療の所要時間は6分/人
所要時間>平均到着時間になって、待ち行列理論?では計算できないようです
つまり、午前診療では処理できない人数を、予約?で受け入れてるということになろうと思う。
患者300人が予約システムで時間指定で来るとするなら、1時間当たり何人に設定してるか?によると思う。
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感覚論で計算してみると
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医師1人あたり、患者60人
6分x60人= 6時間
午前中の最後に予約を入れたとして、2時間待ち
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医者1人欠勤すると、
医師1人あたり、患者75人
6分x75人= 7.5時間
午前中の最後に予約を入れたとして、3.5時間待ち
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医者2人欠勤すると、
医師1人あたり、患者100人
6分x100人= 10時間
午前中の最後に予約を入れたとして、6時間待ち
老若男女さまざまの患者があり、勤務中の会社員には、所定の昼食時
も(一斉に)保障されています。午前中に招集して、午後から待たせる
のは、公共機関である病院経営において、公序良俗の信義に反しますね。
「誰も何も考えないのは何故か?」と問われていますが、「誰も何も考えていない」わけではありません。
以下、医療従事者ではないぼくが知っている(and 調べられる)範囲の一部です。
20年ちょっと前まではカルテを電子で保存していませんでした。
医師法で明示的に電子で保存して良い、とは書かれてなくて、ずっと紙で保存。
1999年だったかに、厚生労働省から「誰が書いたか担保できるなら、電子でも保存して良い」と通達が出て、やっとカルテの電子化をして良いんだ、ってなりました。
電子カルテを導入して、すぐに効果が出始めたのが以下のふたつ。
・診察迄の待ち時間の短縮
・会計待ちの時間短縮
汎用品がない時代の電子カルテは、導入には高額の費用が必要で、できたのは大きなところから。
患者さんも大量にいるわけですが、診察にはカルテが必要。
電子化する前は、大量の紙カルテが保管されている倉庫がありました。
そこから、当日の患者さんのカルテをそろえて診察室まで持って来る。
一人の医師が一日に60人を診るとしたら、60人分の紙カルテを置いておく場所がないので、何回かに分けて持ってきたりするわけで。
古いままの大きな病院だと、天井を見るとレールの跡が残っているところがあります。
ゴンドラが引き出し半分くらいの量の紙カルテを乗せて、ワニの散歩くらいのスピードでえっちらと運んだりしていたところも。
とにかく時間がかかる。
電子になったときに、ばっさりと削れたラグタイムです。
会計も、紙カルテに書いた指示を元に医療事務の方が点数を計算していました。
それが電子カルテになると、入力が終わって保存したタイミングで点数の計算は終わってます。
ここも随分と短くなってます。
結構前のことなので、改善度合いは医療情報学会のデータとかを漁らないと出てこないと思います。
ちょろっとググるだけだと、小さいところしか引っかかりませんけど、データは出てきます。
https://kokushinkyo.or.jp/Portals/0/kenkyu-happyou/56/%E7%AC%AC5...
既に電子カルテを導入しちゃったところは、じゃあ改善してないのか、というとそんなことはなく。
カルテが電子化されたということは、受付が何時で診察が終わったのが何時、会計が終わったのが何時、というのが全てデータとして残ってます。
どこに何分かかってるというのが、昔に比べるととても調べやすくなっていて、さらなる改善をしているところは多いです。
https://jami.jp/editB/pdfs/p2-5.pdf
一人の医師にかかる負担を下げよう、と考えてる人たちもいます。
最近だと、大きな病院へ紹介状なしで飛び込むと診療にかかる費用以外に 5,000円余計に取られます(正確には、義務ではなく取って良い、ですけど)。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iry...
コスト負担という負のインセンティブを与えて、大きな病院(正確には特定機能病院という範疇)から診療所へ負荷分散をしようという仕組みを作ってる。
保険の点数についても、大きな病院で紹介状なしの初診患者を見る割合が多いところでは、初診料として取れる点数が低くなるケースがあります。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku...
医療現場への効率改善を促すための仕組みもあります。
大きなところでは、包括評価算定(DPC)です。
ざっくり言うと、治療費の標準価格を決める制度です。
特別な病気でなければ、この病気は保険から払われる金額が幾ら、って決まってます。
# 乱暴な書き方です。実際にはもっと細かく場合分けされてます
さくっと治療できる病院は利益が出るし、もたもたするところは改善しないと儲けが出ない。
病院から治療にかかった費用のデータを集めて、そこから算出している標準価格なので、一定の信頼性があります。
大きくは二年に一回見直されるので、医療技術の進歩に合わせて価格が下がったりもします。
今のところは、入院治療をしたものだけが対象ですけれども。
「誰も何も考えてない」とばっさり切り捨てるのは、ちょっとかわいそうです。
10年以上前に知り合いから聞いた話。
とある大学病院で電子カルテを導入した当日。医事会計システムがきちんと動かなくなったらしく、大学病院の大きなエントランスホールが会計待ちの患者で埋め尽くされたそうです。
数字はよく覚えてないですが、2、3時間くらい待たされたようだと言ってたような。
他人事ながら肝が冷えたよ、と言ってました。
# やらかしたベンダーか病院のスタッフの身になって、ということでしょう
>予約なしで入ると、まあ待たされますけどね。<
緊急時は、救急外来として、別の入口があります。ところが、ここで
驚いたことに、患者本人に“受診票”を書かせたのです。
昨年の場合、平時の診察券を持参しなかったため、妻が自宅へ取りに
帰ったりしました。いわば常連客なのに“いちげん”扱いなのです。
政治家とおなじく、経営スタッフが“情弱世代”だからでしょうね。
かつて年金記録が失われた折、まがおで“手書きに戻せ”という論調
が復活したり、せっかく長生きしたのに、右脳ばかり進化して、左脳が
退化したような印象です。ネット業界も同じ“体たらく”ですが……。
あれ?
いやでも
2人休むとまた計算が違ってきます