部下が城に戻ってそのことを伝えたとき、大将などが「籠城すればいいではないか」ということを少しでも言ったとします。
最終的には臣従するとなった場合普通はその最終的な結論だけが相手方に伝わり、先の発言通り命はとられないでしょう。
しかしもしこの戦国時代に、遠隔地の音声が聞こえるという技術(スキル?)が存在していたとして、「籠城すればいいではないか」というような少しでも反抗の意思を見せるような発言を聞くことができたとしたら、戦国時代と価値観は同じなら、もうその時点で攻め込んで討つことにすると思いますか?
降伏を提案した側としては、話を持ち帰らせて相手に諮った時点で、議論がなされることは百も承知。当然、裏をかかれた場合にどうするかの対策も練ったうえで話を進めている。
温情ではなく、労力をかけて相手をせん滅するよりも味方に引き入れた方がメリットが大きいと計算したうえでそのような提案をしているのだから、反対意見が出たくらいでご破算、無理攻めするなんて話になるわけがない。
むしろ満場一致となったほうが裏に何かあるのではと勘ぐってしまうだろう。
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