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あなたは水棲生物文明の一員です。

http://q.hatena.ne.jp/1315988458
↑この質問に関連してなのですが。
逆に、あなたが水棲生物文明の一員になりきって、「陸上では文明が発達することが困難なのではないか」という理由を挙げて下さい。

●質問者: Lhankor_Mhy
●カテゴリ:芸術・文化・歴史 科学・統計資料
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 6/6件

▽最新の回答へ

1 ● some1
●50ポイント

とある星のタコから進化した手先が器用で道具も武器も使える水棲生物文明の一員から一言。


「つーか俺の星の場合、海上は太陽光線(紫外線)が強すぎて、そもそも陸地には生物が短時間しかとどまれない。


オゾン層を自らの手で破壊してしまう前には、そこまでの高度な科学力を持つ別の知的生命体がいたらしいんだけどね」


(非常に難しいお題でしたが、星の環境に大きく左右されるかと)

◎質問者からの返答

宇宙線関連はたしかにありますよねー。

地球でも酸素濃度が上がってオゾン層が作られる前は、地上は生命に過酷な環境だったんですよね、たしか?


2 ● 松永英明@ことのは
●100ポイント ベストアンサー

1)水棲動物は3Dの自由度を持つこと


陸上生物は主に地表面に依存して住まなければなりません。一部には飛行可能な生物も想定可能ですが、常に空中で生存する生物というのは考えられません。主に地表面とそこに生える植物の高さで生活する必要があります。一部は地下という選択肢もありますが。


一方、水棲動物は、ある程度は水圧の影響も受けますが、前後左右のみならず上下の移動も自由です。つまり、陸棲生物の居住空間はほとんど2Dに近いのに対し、水棲動物の居住空間は3Dです。したがって、空間認知能力も陸上では劣る可能性があると思われます。仮に知的生命体が誕生しても、地図などもわざわざ立体模型を作らないと高さの実感が湧かないとか、そういう劣った生物になるんじゃないかと思われます。


2)水棲動物には四足歩行の制約がないこと


陸生動物が道具を使えるようになるには、四足歩行から二足歩行へと進化し、手の指が変化して、手が自由に使えるようになることが必要です。しかし、このような可能性は決して高くないと思われます。


一方、水棲動物が尾びれのみを使って泳ぐのは、陸生動物が二本足のみで立つようになるよりも遙かに楽なことです。したがって、陸生動物より水棲動物が文明を持つのが容易だろうと思われます。


3)海草の栽培は陸上での栽培より容易であること


海には当然、水分が豊富にあり、沿岸部を除いて水分が絶えることはありません。したがって、海草が繁茂する条件は十分に整っています。我々の祖先はこれらの海草を人工的に育て、海草田を作り出すことによって農耕を開始しました。これが海中での人口爆発を生み出し、文明を生み出す原動力となったことは言うまでもありません。


また、海中ならば魚介類などの食用動物が多数確保されます。


一方、陸上では植物栽培において水の確保が大問題となります。そのような場所は極めて限られています。陸生動物が農耕技術を獲得することはまことに難しいといわねばなりません。せいぜい採取・狩猟の段階にしかたどり着けないのではないでしょうか。また、魚を採るにしても陸生動物は海岸部の浅いところか、水面から近いところの魚を採るのが限界です。食料の豊かさを比較すれば、まるで話になりません。


4)海底火山の「熱+水圧」を使った金属加工


我々の文明における「道具」は、打製石器、磨製石器から進んで金属器の時代へと入りました。初期文明においては、金属の展延性を利用して叩いて変形させることもありましたが、やはり大きな転機となったのは海底火山の溶岩からの鉱石採掘と、海底火山の熱による加工法が発見されたことです。古代メソタラッシアでは、寒流によって守られながら小さな海底火山の熱を利用することのできる環境によって金属加工が始まりました。現代の研究家によれば、これは熱に加えて水圧がかかることで加工が容易になった側面もあるとのことで、陸上ではさらに高温の熱を生み出す技術が必要となるでしょう。それは、文明の発達を遅らせる要因になると思われます。また、そのような高温の熱を生み出すもの(「火」とでも名付けましょうか)は、同時に初期の段階で文明を滅ぼす原因にもなりえると考えられます。


5)言語の発達には水中こそが適していること


文明の重要な要素として言語の発達があります。言語は音声が土台であり、さらに文字が生まれます。


水中は空中よりも見える範囲が少なくなっています。よほど透明度が高くない限り、十数メートルが限界であり、深海ではさらに能力が狭められます。つまり、視力を中心としているような生物にとっては、陸上が圧倒的に有利という点は認めねばなりません。


しかし、水中では空気中の約5倍の速度で音が伝わります。しかも、数百キロ先まで伝わるのです。水棲動物の聴覚は非常に鋭く、しかも空気中の視力よりも極めて伝達力に優れています。我々の祖先が、そもそも音声を元にする言語を速やかに獲得し得たのも、この水中の利点を生かすことができたからといえるでしょう。聴覚が視覚ほど重視されない陸上では、音声言語の発達にも支障があるといえます。


(※と書いてみましたが、特に4などはかなり苦しい設定だと思います。熱伝導率の差を考えると、同じ温度の溶岩に近づくとしても水の方が熱さを感じやすいはずで、果たして金属加工可能な距離まで近寄れるのか、という点を解決しなければなりません。ひとまず思考実験として以上のとおり回答いたします。)

◎質問者からの返答

まさかこんなに挙げていただけるとは!

しかも説得力あるし面白いですね。

ありがとうございます!


3 ● ita
●100ポイント

まず我々の知性がどのように進化してきたかを考えると、2億年前の神経共有が大きな転機であったことは間違いないでしょう。各個体の神経系が海中を通る電気刺激によって情報処理機能を共有しはじめ、群体サイズに比例した処理能力を持つようになりました。これが地上だと、空気は絶縁体ですから微弱な電気信号を伝達できません。そのため各個体が巨大な神経組織を持って個別に情報処理を行う必要が生じるため、そのような生物はいくら情報処理能力が高くても捕食者から逃れられないために進化することが困難でしょう。

また仮にそのような生物が進化し自我意識を持ったとしても、我々と違い各個体が意識を持つことになるため、その個体のみの利益を追求する思考を行うようになると考えられます。群体中の個体が勝手に別の個体を出し抜こうとするような状況を考えてみれば、そのような方向性は明らかに種全体の利益と違う方向を向いてしまうことは明らかです。個体同士の争いで種が絶滅する危険があり、これは文明が発展すればするほどその危険性が増すという悲劇的な状況となりますので、我々と同程度まで文明が発達することはまずないでしょう。

◎質問者からの返答

知的群体生命体ですか!

なるほど、たしかに水中でないと発達しない文明かも。これは面白いなあ。

コメント欄のイーガンの短編も面白そうですね。ありがとうございました。


4 ● sibazyun
●50ポイント

我々は、人類の言葉でいえば「ポスト・プロエタス」だが何か?(*1)


我々は、海底で、固い甲羅の中で脳を発展させ、水中の微振動と

分泌物で相互に交信を行い、共有の知を築いている。まさに、

「我々は思う、故に我々あり」だ。この知は、バージェス群生物、

硬骨魚類、陸上生物などが発生しては滅んでいった過程も記憶している。


特に陸上生物は悲惨であった。我々のように、マリンスノーが重力で

落ちてくるのを待つことができず、食料を地平面を移動して探さねば

ならなかった。ゴキブリとか、長く生きながらえた生物もいるが、

とくにヒトの場合、「我思う、故に我あり」というように知性を

発展させたものの、結局は個におぼれ、個の競争で自滅するしか

なかった。


(*1)「三葉虫」の項:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%91%89%E8%99%AB の内の「分類:プロタエス目」を参照。

◎質問者からの返答

もちろん地球外生命体を想定していたのですが、なるほどそう来ましたか。

陸上/水中とはあまり関係ないのでは、と思いましたが、そのような生き方をするには海中でないと難しいか。

ていうか、知性を持った植物最強では。


5 ● you1031931
●0ポイント

陸上というのは水中と違って空気の抵抗しかありません

水中は人間にとってとても動きづらく息もできません

水の抵抗とはかなり大きいものです

それに比べて空気の抵抗はほんのわずかしかありません

慣れから来るものかは知りませんが陸上のほうが断然動きやすいです

考えてみたらわかるように人間には知能があります(他の生物もありますが)

しかし魚などには文明を発達させるほどの知能がありません

つまり人間がどこに適しているかにもよります

もし人間が水中生物だったなら水中の文明のほうが高かったかも知れません

なので水中の文明発達もあり得るわけですが・・

結論としては陸上のほうが抵抗が少なく、動きやすいから

ちょっとわかりにくかったですか?

◎質問者からの返答

残念な回答ですね……


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