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女子スポーツ選手の指導者(陸上)から聞いた話で、女子選手は高校から大学1、2年生くらいまで体脂肪率が増えて、その後、少し減ってくると競技成績が上がってくるという話を聞いたことがありますが、データで示したものを探しています。
例えば、女性は大学3、4年生くらいの年齢で体脂肪率が減ってくるなんてデータはあるのでしょうか?

●質問者: chibino
●カテゴリ:趣味・スポーツ 医療・健康
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

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1 ● meefla
●100ポイント ベストアンサー

まず一般論ですが、鹿屋体育大学スポーツパフォーマンス系助教授、田巻 弘之先生身体組成と形態指標: 身体発育発達論 講義の要点 によれば、

思春期以降、男子はLBM(引用者注:除脂肪体重)の急増、体脂肪率の減少が観察され、女子はLBMの増加が見られず、体脂肪が急増する。

ここで、「女性は大学3、4年生くらいの年齢で体脂肪率が減ってくるかどうか」についてのデーターを探したのですが、見つけられませんでした。
累計で1万人に近いサンプル を持っているらしいタニタが、それを公開してくれると良いのですが。
http://www.tanita.co.jp/company/press/BC302_303.pdf
のP7にある判定表は、18?39才と言う区分なので、細かい所まではわかりません。

あくまでも個人的な意見ですが、「体脂肪率が減ってくると競技成績が上がってくる」は、原因ではなくて結果のような気がします。
トレーニングの継続によって、体脂肪率は下がり、競技成績は上がる、という事ではないでしょうか。
根拠として、論文を2つご紹介します。

1. 第59回国民体育大会強化指定選手の形態・体力の縦断的研究(5年次)
http://www.center.spec.ed.jp/c/ce/h17_ce/ce25.pdf
埼玉県立スポーツ研修センターが、5年間に渡って国体強化選手のデータを集めた論文です。
バドミントン女子の15ページにある「図41?2体脂肪量」を見ると、二年目まで増えていた体脂肪量が三年目に減少し、その後は安定しています。
これが大学入学からの5年間なら、指導者さんの発言と一致しますが、30?31ページにどちらの選手も「現在高校2年生である」と書かれています。
つまり、グラフは中学三年間+高校二年間の推移なわけです。
「体脂肪率が減ってくると競技成績が上がってくる」は、大学に限った事ではないようです。

2. 大学女子長距離ランナーに対する実践的な栄養指導の効果
http://library.sakura.juntendo.ac.jp/bunken/kiyou/vol6/p049/p049.pdf
大学の陸上競技部に所属する女子長距離ランナーを2つの群に分けて、栄養指導や自炊合宿を行ったかどうかで違いが出るか、という研究です。
栄養指導や自炊合宿を行った方は、体脂肪の変化が安定した上に、7名中5名で記録が向上しました。
これらのアプローチを行わなかった群では、同じトレーニングを行なっているにもかかわらず、記録が向上したのは5名中2名だったそうです。
この2名が、P6の「図5 体脂肪の変化」下段のコントロール群で、体脂肪が下がっている2名(jとk)に一致しているかが興味深い所ですが、残念ながらそれに関する記述はないようです。
いずれにせよ、同じトレーニングを行なっていても体脂肪率の上がる人がいるわけですから、単に年齢の変化だけで体脂肪率が下がるとは考えにくいと思います。

ご参考になれば幸いです。


chibinoさんのコメント
詳しい記述非常に参考になりました.有難うございました.

2 ● suppadv
●50ポイント

スポーツの種類は何でしょうか。
水泳の場合は、脂肪量が低下している時の方が、成績が落ちるようなデータもあります。
http://www.kcsms.net/journal/19.pdf


chibinoさんのコメント
陸上の指導者から聞いた話です.競技によっても違うんですね.有難うございました.
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