XOOPSの敗因と言うよりは、WordPressの勝因のようなのですが、
まず、英語圏で有名になった話が、WordPressはGoogle検索を意識していて、
WordPressを使うとGoogle検索で優位になるというのがありました。
プラグインなど、他との連携を考えられた部分も多く、
プラグインが豊富で、半自動アップデートで
管理も楽というのもあったので、WPにユーザーを奪われた感があります。
XOOPSの先駆者としてのスタンドアローンの魅力よりも、
他のサービスとの関係や、ユーザー向けの機能をより意識した点で
WPにユーザー数が増えていったことでシェアを奪われた感があります。
日本でもSEOが注目され、海外ではGoogle検索がメジャーなのですが、
日本でメジャーなYahoo!も一部検索機能にGoogleの機能を採用したり、
世界中でGoogle検索が注目されていた中、例え噂でもWPだと
Google検索で優位になると聞けば、無料だけに切り替えた方も
少なくはなかったはず。うちでもWPを最初に採用したきっかけは、
Google検索のSEO対策でした。
あとWPはプロモーションも上手くて、インストールしなくても、
無料ブログを持てる付加サービスなども提供しています。
そこで使い勝手を覚えてから個別に導入する人達もいて、
ユーザーフレンドリーでオープンなコミュニュティ性もあります。
XOOPも、モジュール追加で拡張性はあるのですが、
詳しい人には良いのですが、初心者にも優しく、
管理が楽という部分ではWPに先を越された気がします。
只、CMS全般というよりもWPはブログから有名になったので、
ブログ以外の高機能なCSMを求める人は今でも独自に
色々組み合わせて使ったりしていますので、WPだけに偏らず、
XOOPS, XOOPS CUBEも含めて、様々なオープンソースの
CMSが開発し続けられるのは良い事だと思います。
他にもJoomla, Drupal, SilverStripeとか色々ありますが、
それぞれ特色があるので、WPはブログで有名だけど、
他に自分でMixiみたいなコミュニティの作れるものなど、
用途によって使い分けもできるので良いと思います。
http://spyrestudios.com/free-content-management-systems/
ちなみに、2011 Open Source Awardsでは、CSM部門で、
Joomla!、Drupal、Ploneの順でランクするサイトもありました。
Ploneはすぐに使える手軽さが一部で人気のようです。
http://www.packtpub.com/open-source-awards-home
個人的にはWPとXOOP CUBE以外に試したこともあるのが、
Joomla!, Drupalで、WPと並び現在の英語圏での
現在のビッグ3になっている感じがします。
WordPressがそのままトップを独走するでしょう。
今後はFacebookやGoogle+のようなSaaSタイプが主流になり、CMS自体の利用が頭打ちになると考えられるためです。
●XOOPS衰退理由
・開発コミュニティ分裂を原因とするブランチと、
それまでに国内で強かった理由の一つの日本語環境やドキュメントの多さのメリットが減った事
・海外の個別会員制サイトは上記のブランチやバージョン乱立から開発管理が安定しているDrupalやJoomlaにシフト。
・TABLEレイアウトを引きずったままとなり、Firefoxの普及以降でブラウザ側の対応が進んだCSSレイアウト時代にそぐわなくなった。
またCSS対応した大規模アップデート等がなく、処理や表示の重さなどが嫌われた。
・個別サイトで1から会員を集めなくても良いメリットからコミュニティはSNS内に移行してしまった。
・CMS側としてはCGIベースのMTからPHPベースのWPへWeb開発者の興味がシフトしていた時節だった。
XOOPSは目新しいものが好きなWeb開発者達に新しい要素を齎す事が遅れた。
●今後、繁栄すると思われるCMS名と、その理由
スマホやタブレット閲覧が主流になっていくトレンドにてWPやMTは対応を進めていますが、
HTML5の動向もあり地位は磐石ではないと思います。
(新しいOSSのCMSが出てくる可能性も)
webサービスの事じゃないんですか
▽5
●
meefla ●60ポイント ベストアンサー |
多角的な視点からの回答をお求めのようですので、既出の回答と重複する部分もありますが回答させていただきます。
XOOPSの敗因は何か
XOOPSのデメリットを教えてください には、デメリットとして4つ書かれています。
このうち、「2)SEOに強くない」は、かなり大きな理由だろうと思われます。
また、XOOPS(ズープス)について で挙げられている2つのデメリットのうち、「動作が重たい」は致命的と感じられます。
さらに、あまり語られていないようですが、RSS への対応もあるのではないかと考えます。
Moving from XOOPS to WordPress のコメント欄、
One thing that's often overlooked is the ability to extract the full site to RSS
That’s one of the reasons we moved away from XOOPS, the version it was running had no feeds and upgrading it would break some modules.
RSS で情報収集するのが主流となりつつあった時代に RSS への対応が遅れたのは、コミュニティの迷走という理由があるのかもしれません。
先駆者であるソフトは、先駆者ゆえの欠点を内包しています。
既存のコアシステムを捨てられない、という点です。
ブラウザーの Firefox が Google Chrome に追いつかれ追い越されようとしているのも、まさにこの点によるものと個人的には考えています。
今後、繁栄すると思われるCMS名と、その理由
今、流行しているCMS達の特徴と差異
2つまとめてお答えします。
WordPress と Joomla! と Drupal が現在の3強ですが、比較した記事をいくつか読むとそれぞれの差異が見えてきます。
初心者向けの WordPress、中級者向けの Joomla!、上級者向けの Drupal です。
これをネガティブに見ると、こうなります。
ありきたりの WordPress、どっちつかずの Joomla!、わけのわからない Drupal。
参考:
中でもコミュニティについての記述があるものとして、
がありました。
この3強では、「どっちつかずの Joomla!」が最初に脱落する可能性があると予想します。
中規模サイトの構築でも WordPress でなんとかなりますし、商用の大規模サイトだと Joomla! では不十分で Drupal という選択になります。
商用サイトなら、サイト開発者に高いスキルが要求されても良いわけです。
Joomla! と Drupal の最新版を比較した The Best CMS: Joomla 1.6 vs Drupal 7.0 でも、Drupal がベストになってます。
(Photoshop がベストな写真エディターであるのと同じ意味で、と断ってはいますが)
また、WordPress vs Drupal vs Joomla vs Expression Engine は、3強と ExpressionEngine とを比較した記事ですが、Joomla! の評価は ExpressionEngine よりも低いものになっています。
以上、お役に立てることを祈りつつ。