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グラ娘。 ●34ポイント ベストアンサー |
まず、私もGM91さんに言われたのですが、
『思わず笑ってしまいそうになる。』とか『「やっ(・・・笑・・・)、やだよ。」』とか
興ざめです。
登場人物が笑ってても、読者が面白いと思えなければ、なにやってんだ? になります。
あと、『――うわー、また変なのでてきたー』とか『えーっ、猫なのに猫背(中略)パクリっぽい。』
などの突っ込み。
漫画ではありでしょうけど、小説で、漫画の手法をそのまま取り入れても面白くありません。
テンポとかリズムとかが、違うのです。
漫才なんかは聞き手が何もしなくても、話が進む。小説は、読まなければ進まない。
漫画はその中間。
小説ならでは、間やテンポの取り方があるはず。そもそもそのままのツッコミっていらない。
ツッコミで笑わせようと思うと多分ボケをわかりにくくしとくとか、そんな工夫が必要。
で、中辛なので、褒めながら進めます。
まずは、世界感ですが、これはいい感じです。猫の世界。発想は素晴らしい。
ただ、その設定がどこで生きてるの? っていうのが残念。
私的には、なめねこ世代なのでそれをちょっと思い出したくらい。
これって、猫じゃなくてもいいよね? と思えてしまいます。
物語の書き出しもいい感じ。いきなりピンチっていう。
ただ、二行目以降の設定説明で緊迫感を台無しにしてますね。
この設定(飼い主が死んだとか)いりますか?
どうしても必要なら不良が脅しながら、喋るとかそんな感じで、緊迫感を壊さないように。
もしくは、別の場所でやりましょう。それかざっくり切り捨てるか。
物語の展開速度はいい感じです。漫画やライトノベルを目指すだけはあります。
ただ、無駄に流れてますよね。
笑いを主軸に置くなら、ところどころで面白い描写を入れたり、伏線を撒くとかしないと
文章としては、薄っぺらなものになります。漫画だと絵とかあるからいいんですけどね。
あと、かきつばた杯としてのダメだしというか、全体通しての疑問というか
結局何が書きたかったの? (読者にどういうところに食いついて欲しかったのか)
というのがわかりません。
お題をうまく拾ったわけでもない(ミラクルなんてただの人名)ですし、あっと驚く
ストーリ展開を繰り広げたわけでもない。
明らかな笑いどころと思えるところも、数箇所しかない。
特に最後が、だらだらと、意味も無くお題を拾っているだけの感じがして、しらけました。
これらを、踏まえて、
・オチを最後の最後で大爆発させる
・ストーリとして読ませる展開にする
・各所に笑いを散りばめる
・折角の設定をもっといかす
等々すれば、もっと良い作品になると思います。以上にしときます。
あ、あと視点が混ざってましたよ。基本一人称なのに、
『寂れた裏通りで大勢の猫集団が一匹を取り囲む。』とか神の視点が混ざってたり。
こういうのって良くないです。統一。
あ、あと、問い詰めるの使い方がおかしいところと、
基本記号の前の。はいらないとかそういう文章の基礎は取り入れたほうが
すっきりします。
台詞だと
×「僕の台詞です。」←閉じカッコの前の。はいらない。
○「僕の台詞です」
あと、同じ人の台詞が続けてある場所がありますね。
「ノーマルですけど・・・」
「えーっと、ミラクルと博士、どっちで呼べばいいんですか?」
これは減点ですね。他の人の台詞かなんか文章を挟むか同じかっこの中に入れないと。
まず、楽1978さんの向上心には感服致しました。
言いたい事を殿下とT神さんにドンピシャリ言われてしまってるので、重複ばかりでゴメンですが、私なりの回答を。
講評:
指摘した本人が言うのも何ですが、改善はされたかなと思います。
まだまだ改善の余地があるように思いますけどね。
細かいところを挙げ出すとすごい長くなりそうなので、私なりに推敲してみたのを
http://gm91open.hatenablog.jp/entry/2012/05/09/222817
に挙げてみました。
これで「なんだGM91つまらねえ」という感覚であれば、以下読み飛ばして下さい。
卑下しているわけではなくて、「面白い」の感覚って人それぞれだと思うので。
あと、追加質問の件を回答します。
>即興で書いた方がいいのでしょうか?
>同時進行の方がいいのでしょうか?
→スタイルは人それぞれですので一概に決め付けることもないと思います。
私の場合は、以下の流れになることが多いです。
1)断片的に思いついたイメージを5?6行くらいの塊にする。
2)うまくつながりそうなら、あらすじを箇条書きにする。
3)文章として体裁整える。細かい描写はここでつける。
4)読み返す。誤記あれば修正。
ただ、講評する側の意見としては、
1)?3)を一発書きしてもOKだけど、4)は手抜きしないで欲しい、と思いますね。
あと、2)をうまく書けるかがポイントだと思っています。
レベルとジャンルが違うけど↓みたいなイメージ
http://www.alfasystem.net/a_m/column/sub.14.28.htm
>あと、自分の目指すものは「漫画のような小説」です。
>具体的には、漫画のプロットにも使えるような小説です。
>また、このような小説は価値が低いのでしょうか?
→「漫画のような小説」ってのが微妙。私が想像するのは以下のパターン。
1)漫画のプロット、原案
2)漫画の原作になった小説
3)漫画のノベライズ
まず、1)は小説ではないですね。かきつばた向けの創作文章としては斬新なチャレンジとして受けるかもしれないけど、高評価を得るためには何か表現としての工夫が要ると思います。
2)だと、多分作者は漫画化を意識せずに描いているはずなのでご質問の意図とはちょっと違う気がする。
3)もしかすると、楽さんの目指している「完成形」に近いものはこれなのかも知れない、この類ってあまり読まないのでうまくコメントできないですが・・・。
>自分はそのような小説が好きです。ライトノベルような短い文で読みやすいのとか。
→ラノベと言われるジャンルの本をあまり読まないのですが、たとえばお好きな作家や作品は何でしょうか?
文体が柔らかいものを馬鹿にする気はありません。ジュブナイル、と呼んでいた頃の青少年向け作品は私も結構好きでしたよ。
眉村卓の「とらえられたスクールバス」あたり今読んでも面白いと思う。
ただ、少なくとも
ここあ「ねーねーらいむちゃん」
らいむ「どうしたの?」
ここあ「おべんとのタコさんウインナかわいい、1つゲット!」
らいむ「あっ!」
ここあ「いっただきいぃ?(゚д゚)ウマー」
らいむ「こいつー」
:
こんな感じで延々と続いて終了、みたいなんは私なら0点ですね。
>さらに、小説を書くには、やはり小説を読むべきなのでしょうか?
→読むべき。
ただ注意しないといけないのは、小説だけ読めばいいのではないということかな。
トーク番組でもアニメでもスポーツでもゲームでも日常会話でも、常にアンテナを貼ってる人の方が面白い文章を書けるのだと思います。
>漫画とかは、全然参考にならないのでしょうか?
>特に笑いのネタとかは漫画の方が豊富なような気がしますが・・・
→漫画は参考になります。それは漫画の台詞をコピれと言うわけではなくて、
「面白い」と感じたとき、その面白さは何かを反芻することが必要。
たとえばこことかが私は好きです。漫画とTEXTと両方楽しめます。
http://esupa.xrea.jp/nicky/
長くなりそうなので、回答を別にしました。『さらに』以降に答えます。
偉そうに言ってますが、結局のところ私なんて自分が好きなように書いてて、そんなに
面白いとも思われていないので、まあ酔っ払いの与太話と思いつつ読んでくださいな。
・始めはじっくり書くか、即興で書くか
アイデアがバンバン湧き出るうちはどんどん書いていったほうがいいと思います。
書けば書くだけ伸びますから。それに書けるうちは書いたほうがいい。
思いつきでどんどん筆が進むならどんどん話を進めていって構わないと思います。
基本的には。あくまで個人的な意見です。
ただ、それを発表するとなると話が変わってきます。
少なくとも、推敲(私は最近ほとんどしないのですが)の時間は十分に取るべき。
これは、後から(物語を完結してから)やっても、途中でやりつつストーリを進めてもかまわないと思います。
そもそも、いきなり書いた文章で、前後の筋も通り、なおかつこれ以上の上は無いと
思えるほどの文章が書けるはずも無い。
だから、何度も見直して、何度も修正しつつ、必要が生じたり、その過程で新しい
アイデアが湧いたら、よりよきほうへ舵をきりつつ、直し直して、時には抜本的に大改革を
しつつも作品を完成させていくのがあるべき姿のはずです。
で、ついでに。アイデアがバンバン湧き出て、さらにそれが面白いもので書いてたらそれなりの
評価も受けたって場合は、問題ないですが、そうではなかった場合とかは、書く前にいろいろ
アイデアを練ってから書いたほうがいいかも知れません。
無理やり書くと面白くなりませんから。2?3日アイデアを頭の中でこねくりまわしていると
ちょっとずつ面白くなって行くこともなきにしもあらず。一度お試しあれ。
・「漫画のような小説」の価値が低いか
同人とか、かきつばた杯でいえばそんなことは無いと思います。
読みやすいって重要ですから。
ただ、受けようと思うとちょっと難しいところはあると思います。
あと、漫画のプロットにしかならない文章は多分面白くない。
文章としての付加価値が必要。これは後述します。
あとは、漫画のようなというところで、小説の本質を見失わないことですね。
漫画って何が面白いのかって、やっぱストーリとか、テンポとか、表情とかの絵で表現される
部分があるからこそ。
漫画を脚本風に文章化してもそれだけではつまんないと思います。これも後述。
・小説を読むべきか
これは、絶対に必要。漫画のような小説であってもお手本はあるはずです。
それこそ、マンガの原作となったライトノベルや、西尾維新とかそんな系の。
そりゃあ、ギャグ小説よりはギャグ漫画のほうが多いですが、そもそも、
フォーマットが違う。
漫画だと、絵とか雰囲気で笑わせることが出来ますが、文章で笑いを取るのって
難しいですよ。漫才だって話(つまり文)だけでなく間(ま)の取り方や口調、
突っ込みの動作やボケの表情などの演技力で成り立っているのです。
つまりは、面白い漫才やギャグ漫画をそのまま文章にしてもほとんど誰も笑わないと
思います。
前フリや雰囲気作りなど、文章であるからこその努力が必要でそんなのはやっぱり
文章から見習ったり試行錯誤するしかないのです。
ついでに思ったことを言っておくと、ギャグ漫画家もあんまり漫画からギャグのアイデアは
拾ってないと思います。
それぞれの漫画家が独自の視点で、独自の世界感を構築しつつ、実生活の様々なことから
ネタを拾っているはず。そんなふうなことを書いているギャグ漫画家がいたような。
文章読本によれば、書いた文章はしばらくほおっておけ、が基本。スティーヴン・キングなどは1か月、テープでぐるぐる巻きにして、読めないようにしちゃうんだそう。そうして、心をリセットして読み直す。
読み直すと、あちこち気になる部分が見えてくる。
・なんで、このセリフがここに?
・説明なく登場したこいつは誰
・この世界はどんな世界?
説明しろとは言わないが、読者を誘導することは必要だと思う。
「猫の擬人化なのに、容姿がヘンテコなのは一部らしい。」
「主人公はヘンテコなかっこじゃないのかな」
「博士の話している”らしい”部分は、よくわからないな」
ちょっと引っかかる。引っかかると、ストーリーそっちのけになる読者って多いから、この辺のでっぱりを、小さくすることが「不特定多数」に向けて発表する心構えとなる。
前提は説明済みとか、お題の周辺は納得済み、という状況なら省けるところ。だけど、猫の世界の設定は、唐突に提示されている。説明する必要はないのだが、世界を完璧に構築して文章を書こう。元々持っている「あいまいさ」が行間からにじんできてしまう。(本当はしっかり構築しているかも知れない。その場合は、筆が足りないのかもしれない)
何回か読んでいくと、博士という猫が、不良猫たちの表に出ない部分を穿り出している”らしい”ことがおぼろげに伝わってくる。が、ここがこの話のキーだとすると、厳しいと思う。
誰が誰に何を、どのように言っているのか、映像が見えてこない感じなんだけど、わかりますか?
サンプルを書いてもいいけど、あえて書きません。
やりたいことはなんとなくわかるだけに、表現の手段の幅が狭いのが惜しい。
いつも同じことを言っているけど、たくさんの作家の本を読んでほしいな。
清水義範のパスティーシュだけでもいいから読んでみて。
あと、定番なんだけど、
この2冊と、
を読んでおくとためになる。自分の意図を、誤解を与えずに人に伝える方法を教えてくれます。
人に見せるには、見せる文字数の10倍の文字数を書くくらいを基準にしてます。手書きじゃないから、書き換えが楽だし、元に戻せるし。どんどん書いては削り、書いては入れ替え、書いては消す。即興で最後まで走るのはいいと思うけど、出す前に読み返すことだけは必要。
漫画は大いに取り入れるといいと思う。この漫画のこのコマを、文章だけで伝えられないだろうかと、大友克洋の漫画を前に呆然としたこともありましたが。
書く時間ですが、
私全く時間かけてないんで別に気にしなくても良いんじゃないかなぁと思います、
私は。
漫画のような小説というのを知らないので色々言いづらいのですが、
情景描写がもっとあっても面白いかなぁ…と思ったり思わなかったり。
ハイテンションなとこをもっとぶつけちゃった方が面白いんじゃないですかね…
とりあえず人の文章講評するほど能力ないので思った事を言っただけです、
色々すみませんでした土下座m(_ _)m