実は条件の1と2って､両立が非常に困難な話ですよ｡ﾋﾟｱﾉﾀｯﾁを再現するｷｰﾎﾞｰﾄﾞはﾊﾝﾏｰｱｸｼｮﾝ型ですが､これを装備しているのは本格的なﾏｽﾀｰｷｰﾎﾞｰﾄﾞや電子ﾋﾟｱﾉに限られ､またこれらはほとんど例外なく88鍵です｡つまり､幅を狭くすることはできない…と｡

ふつ?のｷｰﾎﾞｰﾄﾞなら25鍵からあるものの､これだとﾋﾟｱﾉﾀｯﾁは望めません｡せいぜい､ﾀｯﾁの重さが選べるくらいです｡まあそもそもｷｰﾎﾞｰﾄﾞとﾋﾟｱﾉはﾀｯﾁの重さの次元が違うんで､ｷｰﾎﾞｰﾄﾞをﾋﾟｱﾉの代用にするのは無理でしょう｡ﾋﾟｱﾉをやってる人には言うまでもないでしょうが､ただ重いだけじゃなくて､いかにも鍵盤の先に機構があって叩いてるって感触がありますよね｡でもｷｰﾎﾞｰﾄﾞにはそれがない｡なので､ﾋﾟｱﾉ練習用にﾋﾟｱﾉの感触を望んでいるのなら､幅を狭くすることをあきらめざるを得ないでしょう｡

とりあえずの妥協案としては､立て掛けたり片付けがしやすいｺﾝﾊﾟｸﾄな電子ﾋﾟｱﾉを選ぶことでしょうか｡譜面立てはまた別途考えることになりますが､しょうがないところでは｡以下の商品は電子ﾋﾟｱﾉにあってはかなり軽い方(それでも10.8kg)です｡ﾊﾝﾏｰｱｸｼｮﾝは軽量化の障害でもあります｡

http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=225%5EPX3SBK%5E%5E

音源を持たない､ﾏｽﾀｰｷｰﾎﾞｰﾄﾞならもう少し軽くなる可能性はありますが､今度は音源ﾓｼﾞｭｰﾙを別に用意する必要があり､そうなると音を出すのに電子楽器の知識が要求されるため､一般ﾏﾏさんの手に負える代物ではなくなってしまいます｡