まず、白い紙(チラシの裏とかでいい)に鉛筆で○を描いてください。
最初と最後がちゃんと合ってますか?Cみたいにはなれたり、くいちがいそうになってあわててもどってでこぼこ(凸)になったりしていませんか?
文字はこの後もいろいろ習います。
由(よし) 申(シン) 甲(コウ)、
巳 己 などくっつくかどうかで意味が変わる字もたくさんあります。
まずは、自分がおもったとおりの場所に精度よく手をうごかせているかを、
○を描くことでためしてみましょうね。
あとは、まがるところでいったんとめてみるとキレイです。
文字を書くのには二つの肝心な要素があります。
一つは、我々は字典に載っている文字ではなく、自分の頭の中の記号化された文字を書いているということ。これは絵を描くのと一緒で、人の顔を描かれると、まず顔の輪郭、目、鼻…などと描きますが、これらを実際の人の顔を考えなくても描けるのは、人が顔、あるいはそのパーツを記号として捉えているからです。ですからまずは、書くために設計された、美しい文字をちゃんと見るようにしてください。国語の教科書に載っている字がよいでしょう。
もう一つは、我々は文字を習慣化された動きで、ほとんど自動的に書いているということ。あなたの場合、恐らく規範からかなりはずれた字を書くのが、習慣として定着してしまっていると思われます。よってこの習慣を改めればよいのですが、同じ筆記用具でこれを改めようと思ってもうまくいかないと思うので、違う道具を使って違う媒体に注意深く書くという練習がよいと思います。具体的には、チョークで黒板に字を丁寧に書くということを毎日試せば、普段鉛筆などで紙に書く際にも、その良い影響が出てくるのではないかと思います。
シャー芯をいつもよりちょっと多く出して見てください!
力を入れすぎると折れるので、力を抜いていくと綺麗になります。