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すだこふつ ●50ポイント ベストアンサー |
ボスニアとサラエボの境にドリナ川っていう川が流れてまして、その川に橋が架かったのが400年程昔の話。
で、橋を架けることを思いついた大臣さんの生い立ちやら、建設のために動員された人たちの苦労やら、乳飲み子を人柱にするトルコの横暴やら、橋ができて発展する街やら、大洪水やら、戦争やらいろいろあった400年の物語。
最初のほうで何かにつけてオスマントルコの横暴みたいな描写が目立ち、著者はボスニア出身のキリスト教徒みたいなのでイスラムに良いイメージ持ってないのかなとも思ったけれど、読み進めるとどうもこの人、多民族多文化の穏やかな共存に理想を見てる節があるので、トルコの横暴うんぬんは民族や宗教に対する反感じゃなくて大帝国の支配に対すあの地域の反感の表れなのかなぁと思ってみたり。
11、12世紀頃のスコットランド独立紛争のお話。
タイトルに太平記って付けた作者に感心する。
いあ、これ本当に太平記だわ見事なまでのグダグダっぷり、英雄不在、主役不在のグダグダ群像劇。
さすがに後半はスコットランドにロバート1世っていう英雄が満を持して立ち上がりますが、この人も立ち上がるまでがグダグダ。
まぁスコットランドの独立問題って今でもグダグダしてるし、当時の人がグダグダしてても仕方ないよね。
カナダの田舎町に暮らす家族を突然襲う海の向こうの大戦争。
第一次世界大戦下のカナダを舞台に少女の成長を描く赤毛のアンシリーズ第8巻。
まぁ、銃後のカナダとか、出征する兄達とか、戦災孤児預かって大変とか、隣国の大統領選挙に一喜一憂とかいろいろあるけど、そんなのどうでもいいの。
結局は最後のリラの台詞が全部持ってちゃう。
神は天にいまし、すべて世は事もなしというか、末永くハリファックス大爆発しろというか、つまりはリラ萌え。
アンの娘リラ―赤毛のアン・シリーズ〈10〉 (新潮文庫 モ-4-50)