3つの疑問は別々のものです。
まず、最初の疑問「消費される石油のうちどれくらいが化学製品になるか」(日本語のほうが調べやすいので国内資料のみでみました)
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の5ページ目「エネルギー転換」をみると約1.3割が正解ですね。(8.7/1.3ということになります)約7800PJ中約1000PJが石油製品。
のこりの6800PJは石油燃料となり、発電燃料ばかりでなく、車両や飛行機の燃料や、暖房・調理などにつかわれます。
それでは発電につかわれたのはどのくらい?と2ページ目下表を見ると、3480PJです。
したがって、4.4割はいったん電力の形になり、4.3割は暖房や車両燃料としてそのままもやされ、1.3割は化学製品になります。(4/4/1)ってとこですね(これだと合計すると10になりませんが)。
ちなみに4ページ二段目左の表からみて原子力は現在ほぼゼロ。除外する必要がなくて楽だなあ。
次は火力発電における発電効率。
火力発電 - Wikipedia
高温ガスタービンだけだと38%ですが、そのあまった熱で低温で動く蒸気タービンをまわすことで60%になります。つまり、石油燃料そのものの燃えた勢いと、水の蒸発するいきおいをくみあわせます。すべてを蒸気にかえてるのではなく、あまった熱をそのまま捨てるのがもったいないから蒸気にしてるわけで、無駄とはいえません。(なんならさらに低沸点の溶媒で…代替フロンだから危険ですけど)
1?2%はさすがにばかばかしいほど低いですね。
さらに今後は燃料電池による発電(ものすごく効率のよい火力発電)がくみあわせでつかえるようになるのではないかと期待されています。
燃料電池 - Wikipedia
そうなると90%を達成できます。