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Xを賞賛しているように見えるが、
Xを批判する皮肉のようにも見える。


そういう作品で
今日に至るまで、作品の趣旨が分からないままの作品を教えてください。

●質問者: tak
●カテゴリ:政治・社会 芸術・文化・歴史
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

▽最新の回答へ

1 ● なぽりん
●1ポイント

「作品」というのはどのジャンルかわかりません。
まず視覚的な作品、たとえば写真集・絵画・彫刻などは批判的な視線にしろ賞賛的な視線にしろ「自分はそこに見るべきものを見いだしたのだ。あとは見る人次第」というスタンスで制作されるものが多いです。そしてどちらかというと多数売れるものは「明らかに醜悪で批判しか得られない」ものよりは「中立で不明」以上、おそらく「どちらかというと美に係わりがあり賞賛的なスタンスのもの」です。
たとえばロダン「考える人」ミケランジェロ「ピエタ」、ラオコーン像など悲劇的な題材の作品は視線が中立的なものにあたるかとおもいます。

小説やアニメ、映画などストーリーで訴えるものは結末のシーンをどこにもってくるかで運命の皮肉と人生の幸福への賞賛を半々くらいのバランスにすることができるので、よりわかりやすいです。(シンデレラがわかりやすいですね。結末をどの時点にもってくるかで公平さと美人への賞賛は消え失せます)
そしてスタンスのわかりにくい作品もやはり成り立ち、夢野久作「ドグラマグラ」が代表的かもしれません。

どちらにせよ、作者が意図を語らなくとも読み取られるほど定評を得た/技量ある作家以外は、ちゃんと説明します。なぜかというと
瀬尾辰也@2日目東C26aさんはTwitterを使っています: "大学時代に、美術科の教授が油絵コースの生徒に対し講義中にぴしゃっと浴びせた言葉が今でも印象に残ってる。「分ってほしければ言葉で伝えろ、無題とか作品ナンバー1とかそんなタイトルつけるな。そういう連中が卒
作品の意図を言葉にしないといくらキレイな絵でも文章でも売れないまま終わってしまうからです。趣旨がわからないとその作品の価値の買いようがないので、作品というより習作とか、毒にも薬にもならない未熟者特有の社会批判としてうけとめられ、破棄される運命です。(ゴッホなどという技量があり死後とても売れた人も、生前は売れずにおわり、絵を薪にされました)

ラオコーン像は作者からの解説はありませんが、神話で前後の文脈が明確です。このあと神にどのように救われるかなどの下敷きがあって観客は彫像を見ているわけです。
ですので、「見る人を宙ぶらりんにする」名作はドグラマグラくらいではないでしょうか。


takさんのコメント
・全てのジャンルの作品です。 ・趣旨が、 正反対に解釈(誤解)可能なので、 一応趣旨は分かるとは言えます。

2 ● みやど
●99ポイント ベストアンサー

ヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」

最高権力者を悪役とする当時にしては珍しい作品。最後の部分でシラーの原作を歪めて主人公が先帝の亡霊に助けられて世襲権力を擁護した作品にしたとも考えられます。しかし助けられたのではなく先帝の亡霊に殺されたとも解釈できます。国家検閲逃れのためにやったのかもしれませんが、真相は不明です。(原作は先帝の亡霊に化けて逃げようとして失敗)

http://s.webry.info/sp/87862708.at.webry.info/201412/article_2.html


takさんのコメント
しかしながら、作者の背景と、当時の時代背景まで合わせると、 状況証拠ではありますが、推測できないでしょうか?

みやどさんのコメント
国家検閲逃れというのが私の推測ですが、推測でしかありません。
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