まだ回答をお待ちのようですから、蛇足ながらいくつか。
ひとことでアジアといっても国によってかなり事情は異なるようです。国別にいきましょう。
まず中国(これは北京)から。
ここ、何だかふしぎなサイトです。
北京での情報発信のようですが、日本語です。
ともかく、情報は豊富です。
中国人に人気のある日本人アーティストは?
〜JAMIC・CD視聴ランキング(1月)〜
1 EXPANSION 小柳ゆき
2 絶頂集 椎名林檎
3 DRIVE GLAY
4 NIGHT MARE SADS
5 LOVE SONG LUNA SEA
6 らいおんハ-ト SMAP
7 神經がワレル暑い夜 PIERROT
8 TSUBASA ∧ucifer
9 FREE 反町隆史
10 I WISH モ-ニング娘
日本音楽信息中心提供
他にも、
「〜JAMIC・ビデオ視聴ランキング(1月)〜」
「1月の新入荷情報(CD)」
などのデータがあります。
順不同ですが、これはインドネシア。
ページかなり下の
●外国音楽の浸透度
日本音楽では、どうやら五輪真弓の「心の友」が大ヒットしたらしい。それで今でも日本人を見かけると、多くのインドネシア人がニヤッと笑って「ハロー、ココロノトモ」と話しかけてくる。声をかけられた日本人の方は、何のことか誰もわからない。
他に知られている日本の音楽としては、前出の桑田くらい。
これだけです。
ここは、香港の、
「YesAsia.comは1998年5月のオープン以来わずか数年で、アジアン・エンタテイメントのオンライン・ショップとしてはトップ・カンパニーとなりました。」
のサイトです。
言語も、日本、中国、ハングル、英語と4ヶ国対応!なかなかグローバルな情報が得られると考えていいでしょう。
「日本の商品」としては、
ベストヒット・アーティスト
? BoA ? 浜崎あゆみ ? 宇多田ヒカル ?Chemistry ? Gackt
の名前があります。
他にも情報豊富です。↓
上のサイトの
「音楽TOP20」のページです。
第1位は、「& (日本版) ~ 浜崎あゆみ」
『台湾における日本音楽』
と、タイトルは「台湾の」になっていますが、内容はアジア全体を見据えたものとなっています。
4.の方がおっしゃっている内容と重複しますが、
意外に参考になるかもしれません。
「第一段階 香港における日本語楽曲カバー」
アジアでの J-POP の認知は香港から始まりました。・・・
「第二段階 台湾へ」
コンサートでのスタッフ死亡事故を契機に、香港では日本語カバー曲がまったく流れなくなったために、J-POP 市場は台湾に移っていきました。
中略
日本の音楽のパワーということで、喜納昌吉氏の『花』が取り上げられました。1985年にタイ語に訳されて大ヒットした後、北京語でもカバーされ大ヒットしました。インドネシア、カンボジア、タイ、台湾、モンゴル、ベトナム、アメリカ、アルゼンチン、マダガスカルなどでカバーされて続け、なんと世界60カ国で3,000万枚(2001年読売新聞調べ)が売れたそうです。
などの記述があります。
これも台湾ですが、まさに4.の方がおっしゃる通りのことが書いてあります。
>台北の繁華街の一つ、東門でレコード店(CDショップ)に行った。
>よく見ると、漢字のほかに英語が併記されているのだが、「東洋・・・」の上には「Japanese Chart」と書いてある。そこに並んでいるのは全部、日本の流行歌のCDなのだった。
>1位は宇多田ヒカルの「First Love」、2位は柏原崇の「No’Where」、3位SHAZNA、4位小林優美、5位鈴木亜美となっていた。「西洋式」はアメリカの音楽で、映画「ターザン」(漢字では「泰山」)のサントラ盤が1位、「国語」は台湾の歌手による中国語(北京語)の音楽だ。
>日本が台湾で「洋物」音楽の世界をアメリカと二分しているという現状が意外だった。しかも最近では、アメリカより日本の音楽の人気が高く、唐さんが働く台湾MTVでも最近、アメリカ音楽を減らし、日本音楽を増やしているという。
こんどは、フィリピン。
中ほど下よりに、
●日本の音楽の浸透度
桑田佳祐の『真夏の果実』といった旧作や、尾崎豊の『卒業』、テッド伊藤のおかげで徳永英明の『レイニー・ブルー』や『壊れかけのラジオ』といった実力派の歌手のものがカヴァーで歌われている。
ちなみにテッド伊藤は、日本で思われているほど知名度が高いわけではない。やはり最低でも四、五曲はヒットが必要だろう。
また、ヒットの形態が他の国と異なり、日本の曲だという認識なしで受け入れられている。
ようやくこのサイトが上のリンク元だと気づきました。
「東南アジアのポップス音楽」
先に紹介したインドネシア、フィリピンのほかに、
タイ、ヴェトナム、ミャンマー、マレーシア、
カンボジア・ラオス・シンガポール・ブルネイ編
があります。
そおぞれに「日本音楽の浸透度」があるようですから、どうぞご覧ください。
長々と書いてしまいましたが、これで。