三線のことは、とにかくここが詳しいです。
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かんから三線のことはこのページ。
ただ、ちょっと気になったのは、敢えて三線と戦争を切り離す記述です。
たしかにこのページに書かれている「かんから三線は戦前からあった」は本当です。
でも、戦時中、沖縄の人たちは、三線の棹だけ持って逃げたんです。
島唄はウチナンチュの命そのものですから。
そして戦後、やっと唄が自由に歌える時代がやってきて、
島の人たちは命と共に守ってきた三線の棹に、
カンカラを取り付けて唄い始めたんです。
これが戦争とかんから三線の関係です。
それだけ、ぜひ心にとめておいてほしいと思います。
あともう一つ。戦後の沖縄のかんから三線は、
ある意味、奴隷時代のアメリカの黒人達の
木箱に棒を付けてスチールワイヤーをほどいた線を張って作ったギターに
似ています。ニューオリンズ系音楽屈指のギタリストの一人、
BO DIDDLEYの四角いギターはそれを偲ぶものとして有名でした。
お時間が許すようでしたら、ぜひそんなことも調べてみてください。