プロアマ問いません。
WEB上に公開されているものはそのURLを。
そうでないものは書籍のリンクでお願いします。(作品タイトルを挙げて頂けるとうれしいです。)
#自信のある方は自作でも。
「To be or not to be, that is the question」
古典的ですが「ハムレット」より。生きるってのは「葛藤」の中で苦しむってことかなと。つくづく考えさせられます。
わ、いきなりすごいのが。読んでないのですが。
>生きるってのは「葛藤」の中で苦しむってことかなと。
そうなのですか。苦しみなのですか。
下段URLで詩が読めました。
今の自分に言われているような気がしました。
素敵な詩の紹介をありがとうございます。
-------------------------------------------
miuriaさん、のっかり感謝です!
このひとも知らないです。
リンク先にも説明がないので、どんな詩かわからなくて残念・・
「柔肌の暑き血潮に触れもみで、寂しからずや道を説く君」
高校の教科書に載っていて授業中真っ赤になってしまいました。こんな詩歌を教科書に載せていいのでしょうか。
与謝野晶子ですね。
これは確かに、どきっとします。
授業で教えられても・・・って感じですね
ビョークはまともに聴いたことないですが、歌詞いいですね。
ありがとうございます。
Dir en grey。
流血やミイラメイクで歌ってた人たちですか? 違ったらごめんなさい。
「自虐、斂葬腐乱シネマ」
・・・タイトルからものすごく穏やかでない内容を想像してしまうのですが、気のせいですか?
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4783707340.html
渡辺武信詩集: 紀伊國屋書店BookWeb
4783707340 はbk1に登録がありません。
もうあたしやめたいの でも
やめないの あのあめ
やめばいいの
あめやめやめあめ
やねのうえにおひさまがほしいの
はねがほしいのふねがほしいの
あついことばはいつもほしいの でも
うたうたわないの
うたたねはしないの
あたたかいうたはうたがってみるの
うたわないで こたえないで
いたがらないで いたわらないで
ないても はいても
みちはながいの でも
けっしてけっして さとらないで
やめないで
ゆめ さめないで まど しめないで
素敵な詩でした。
胸が温かくなりました。
ありがとうございます。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0158.html
松岡正剛の千夜千冊『和漢朗詠集』藤原公任選
「朝有紅顔誇世路 暮為白骨朽郊原」
和漢朗詠集っていう本にあることばです。
下記URLはWeb上の図書館で見つけたものです。
参考URLに本の解説があります。
漢詩と和歌ですか。昔の人もいろいろおもしろいこと考えてたんですね。
残念ながら「朝有紅顔誇世路 暮為白骨朽郊原」の意味はわかりませんでした(‥、)
http://www.hatena.ne.jp/1090968440
5〜11行の詩を書いてください。 *詩は自分で書いたものに限ります。 ・逆立ちできるか教えてくれると追加ポイントが付きます。.. - 人力検索はてな
7.回答者:elixir (332) 2004/07/28 08:26:33 この回答で満足! 20ポイント
現代詩フォーラム
現代詩フォーラム
わたしは忘れていないはず
空を泳いでいたころのこと
わたしの背には羽があり
指のあいだには膜があった
そしてわたしの骨はうすく 軽かった
高く 深い空を
遠く もっと遠くへ
いまも手をのばせば 届く
elixirさんの作品ですね。
改めて読んでみて、詩人ですね^^
そういえば、辻仁成さんは詩人でもあったんですよね。
ありがとうございます。本屋さんに行ったら見てみます。
そうですアノ黒木瞳さんです。
女優さんですが、実は本物の詩人でもあるのです。
彼女の詩は多くが「僕」という一人称で書かれていて、それが「君」との間に不思議な世界を作り出します。
「僕の釈迦」
僕は濃い酒をのむ
僕の心の中に
住みついていいる君まで
酔わしてしまうほど
心に酒を流し込む
流しこんでいるわりには
僕ひとりが酔っている
しまいに
泥酔してしまった僕
心で君のことを考える
そしたら君は
僕の 泥中の蓮になる
「お面」
祭りで買ったお面を
君につけてみる
笑顔になって 愉快
祭りで買ったお面を
僕につけてみる
淋しい顔になって 泪
僕の心まで隠しきれないで
お面で笑ってみせる
君が好きで泪がでるんだ
ごめん
「弁解」
僕の体には
たくさんの欠伸(あくび)がつまっている
指も鼻も睡魔にひたされて
だらんとしている
だから君
今夜は逢えない
心の口からも欠伸がでるので
大切にしまっておいた君のこと
吐き出してしまった
とうとうと眠りこけた僕
君のこともすっかり忘れて
僕はベッドの腕の中
今夜はごめんね
「読書」
難しい本がベッドの横に並んでいる
睡眠と仲良くする為に置いてある
人生が夢で見れるかもしれない
ある女の生涯を読んでいる
自分が代役になって演じてみせる
けれど痛みは私の体で味わえない
想像の重みが私の人生に加算する
想像の力が考える葦になる
私に足がなくなったら恐ろしい
本を閉じると
今度は私の生涯が始まる
そして夢の入り口で終わる
ある女より
それを書いた人間に逢いたい
私を書いた私に逢いたい
黒木瞳さんは詩集を出されてるんですね。知りませんでした。
こういう作風は嫌いじゃないです。
歌詞じゃなく詩歌ですよね。
中原中也の「盲目の秋」いいですよ。
「自恃だ、自恃だ、自恃だ、自恃だ、
ただそれだけが人の行ひを罪としない。」
プライドとか自律を言うんでしょうね<自恃。
そんな自恃があるのに、或いは強烈な自恃ゆえに
孤独で女性を求めずにいられない女々しさ。
現代のPOPSを先取りしてる感じです。
中原中也は教科書で習った人、というイメージでした。
ご紹介の「盲目の秋」いいですね。静から動へ移行していく感じが。
一応「詩歌」と書いてますが、歌詞でも何でもいいですよ。散文以外なら。
http://www.asahi-net.or.jp/~pw2t-mnwk/Favorite/Giniro/GiniroWord...
Giniro Natuwo's Word (1)
この方の書くものはすべて好きですが、
その中でも最も好きなところを。
銀色夏生さんは出ると思っていました。というか、たぶん持ってます、私。
メディアにあまり出ないし、謎に包まれた部分が多い人ですね。
これも持ってます。
やはり伝説になるには若くして生涯を閉じるしかないのでしょうか。
http://www.feelingsurfer.net/garp/poesie/Rimbaud.LeBateauIvre.ht...
Arthur Rimbaud : Le bateau ivre
アルチュール・ランボーの《酔いどれ船》です。
その後間もなく 実は 卒業したのですが インスピレーションという意味では 心揺さぶられた作品です。言葉で ここまで霊感を呼び起こす世界を 作り出すことができるのかと 大変な驚異でした。いまも出発点をなしていると思います。
URLはフランス語で読めないのですが、興味引かれるコメントでした
。読みたい気がしています。
谷川俊太郎さん。詩集は持ってないですが、
この人の達観した言葉に、畏敬の念を抱いてしまいます。
続けて谷川俊太郎さん。
「朝のリレー」は私も大好きです。やはり詩集を買わなきゃだめかな。
聞いたことない詩人さんがいっぱいで、勉強になりますm(._.)m
http://www.longtail.co.jp/cgi-bin/g_body.cgi?what=sise&ids=12
無垢と経験のうた ( 神のすがた )
ウィリアム・ブレイク「無垢の歌」より「神のすがた」
青空文庫のものとは訳が異なりますが、とある本で引用されていて印象に残りました。
この詩はいいですね。
訳詩というのが、微妙です。ほんとにこの訳でいいのか。特に「憐憫」なんて。
2つ目。
>青春 とは人生のある期間をいうのではなく、心の様相をいうのだ。
いい言葉ですね。いつまでも理想を持っていたいと思います。
私もクリスチャンではありませんが、心に染み入りました。
ありがとうございます。
相田みつをさんの本はどれも心揺さぶられます。その中でも、座右の銘のようなものは、・奪い合えば足らぬ、分け合えばあまる ・いいことはおかげさま、悪いことは身から出たさび・・・など。
相田みつをさんはあの独特の字体と、押し付けがましくならないあの文体とで
広く愛されているのでしょうね。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/4185bed1ac8690...
オンライン書店ビーケーワン:宮沢賢治詩集 読んでおきたい日本の名作
宮沢賢治
「雨ニモマケズ」はあまりにも有名。
これが病床で書かれた独白だと言うことを思うと
なおのこと、心を打たれます。
賢治は心からこのように思ったのだと実感できます。
有名ですね。「雨ニモマケズ」
>決シテ瞋(いか)ラズ イツモシズカニワラッテヰル
そんなひとヤダ。と思ったものでしたが、なるほど。
叶わないからこそ、究極の理想だったのですね。
こ、これを産婦人科の副院長が・・・!_!
未来の赤ちゃんからのメッセージですね。
「よし、産もう」という気にさせられる恐ろしい詩です。
由来は都市伝説かもしれませんが…
最初逆説で自分を言いくるめているような気がしたのですが、なぜかほんのりしたユーモアと静かでまっすぐな祈りを感じて捨て置けない詩です。
ものすごく言いくるめられそうになってます。
そう言われれば、そうかもしれないと。そうじゃないかもしれないけど。
ありがとうございます。
http://www.the-scorpions.com/english/
Scorpions Official Website
This Is My Song
作詞したのはSCORPIONSのボーカル、クラウス・マイネさんです。
日本語に訳すと
・・・
人が言ってることなんて信じられない
どこもかしこもただ「憎しみ」だけ
うんざりするほどの人間が、みんな違った生き方をして
いちいち気にしていられない...
あまりにもいろんな事がありすぎて...
彼らは誰も見てはいない 自分自身を見ているだけ
まるでショウのステージに立ってるみたいなもの
彼らは地獄を見た。 そして君の助けを必要としている
彼らには君の助けが必要、そして愛が...
これは僕の歌 君に「愛」を伝えたい
僕には、君が必要だと思う。
そして君にも僕が必要だと...
僕たちが生きている場所は「ここ」なんだ
世の中は灰色
でもだからってあなたの為にどうすることができるの
だからどこにでもいる「あなた」のために
この歌が愛のあかし
・・・
のようになります。
この歌の詩のお陰で、「愛」というものを考えるようになりました。
参考urlからLyrics、This Is My Song に行って見てみてください。ISBN:はダミーです
個人的に共感してしまいました。
試聴できればよかったのですが、リンク先にはないようでした。(歌詞は見ました)
ありがとうございます。
山田かまち2票目。
彼が大人になったら、どんな表現をしていたのか、
詩を書き続けていたのか、気になりますね。
今、手元になくて読み返せないのですが、私は
大人になってしまったのか、確認したい思いです。
gravitymind.com
曲の歌詞とかでも良いのでしょうか?少し脱線してしまうかもしれませんが・・・・。
Gravity Mindというインディーズのグループの歌詞がとても気に入っています。
特に「はぐれ者と英雄」という曲がお勧めです。
公式ホームページへ行くと、音も聞けるので、
もしよろしかったら耳を澄まして歌詞を聴いてみて下さい。「はぐれ者と英雄」の曲は、残念ながらホームページ上にないのですが。
ここではその一節をご紹介します。
「本当は僕はわかってたんだ
一番になりたいから寂しくなる事
もう恐れない何も恐れない
僕は自分になるために思い切りやるだけさ」
なんだか色々な意味が含まれているようで、切なくなりました。是非歌を聴いて欲しいです。
歌詞でもいいですよ^^
曲を聴いてみました。あー、若い。インディーズ。って思いました。
ご紹介頂いた一節を見るだけでも、いい感じだなと思います。
荒城の月です。
春高楼(こうろう)の花の宴(えん)
めぐる盃かげさして
千代の松が枝(え)わけいでし
むかしの光いまいずこ
秋陣営(じんえい)の霜の色
鳴きゆく雁(かり)の数見せて
植うるつるぎに照りそいし
むかしの光いまいずこ
いま荒城のよわの月
替わらぬ光たがためぞ
垣に残るはただかづら
松に歌うはただあらし
天上影は替わらねど
栄枯は移る世の姿
写さんとてか今もなお
鳴呼(ああ)荒城のよわの月
そのままでは意味がとりにくいので、現代訳も見てみました。
昔の栄華を懐かしむ歌でしょうか。
今も昔も過ぎ去ったものは美しい、と。
http://www.mm-labo.com/culture/WiseSaying/ha/furusatohatookiniar...
ふるさとは遠きにありて思ふもの(室生犀星)--偉人の名言集とその出典
想いのたまて箱―プリント世代からネット世代の君へ、伝えたい日本の心
室生犀星の小景異情その二です。
ふるさととは、実際に帰って見手もそれほど良い所とはおもわないが、離れてその良さ・ありがたさをしみじみと思うものだという事でしょう。
>ひとり都のゆふぐれにふるさとおもひ涙ぐむ
そんなときもありました・・・(回想)
シルレア紀の地層は杳(とほ)きそのかみを海の蠍(さそり)の我もすみけむ
URLの上から3番目の短歌です。
はじめて目にした時、美しく哀しく透明な歌だと思いました。
明石海人全歌集(短歌新聞選書)所収。現在絶版のようです。
短歌を紹介する方が、予想以上に少ないですね。
で、これ最初から字余りなのが気になります(笑。
私的にはリズムがよくないです。うーん。
谷川俊太郎さん3票目。
2つ目。奥さんが挿絵をしているんですね。
佐野洋子さんの作品も気になっています。
http://plaza.rakuten.co.jp/uzstyle0611/2011
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歌手のcoccoさんの「Raining」という曲の歌詞がとても好きです。美しいです。
「Raining」は一時期、そればっかり聴いていたことがありました。
いい曲ですね。
誰もが一度は教科書で呼んでいる有名な詩です。この詩が一番好きですね。宮沢賢治の生涯も読んだ上で感動し、心揺さぶられるものです。
宮沢賢治2票目。
>皆にデクノボーと呼ばれ ほめられもせず
ほんとうにそんなひとになりたいの? と同時代を生きてたら訊いてみたかったです。
角川書店「ドブネズミの詩」ザ・ブルーハーツ
ブルーハーツ、なんて言うとあの歌のイメージが強いかと思うのですが、
歌詞が結構良いのです。(もちろんメロディーに乗って歌うのも良いです)
特に最初の頃のが良いです。
愛とか理想とかを詠いながら、現実を詠っている。
難しい言葉を使わずストレート。が魅力です。
例えば思いっきり愛をうたった後
「愛じゃ家賃は払えないと大家さんは怒るけれど」
なんてきたり、戦争とか人生のあとに
「満員電車の中 くたびれた顔して
夕刊フジを読みながら 老いぼれていくのはゴメンだ」
とかきちゃう。こんな詩を作っちゃう人いないと思うんですよね。
学生の頃からメゲちゃうようなことがあるとブルーハーツから元気をもらいました。
特に「人にやさしく」などは背中を押してくれたりしましたね。
・・・いかがですか? ブルーハーツ。
やさしさだけじゃ 人は愛せないから
ああ なぐさめてあげられない
期待はずれの 言葉を言う時に
心の中では ガンバレって言っている
>難しい言葉を使わずストレート
これはほんとにそう思います。けっこう好きかもしれません。
ご紹介の本は現在絶版なんですね。
児童文学作品にいくつも名作があるエーリヒ・ケストナー。彼が書いた「永遠の恋の典型」というタイトルの詩を初めて読んだ時の感動が、いまだに忘れられません。
どうしようもなくはかない、ほんの一瞬の出来事。その時、心に点った切ない気持ちを書きとめたこの詩を初めて読んだ時、涙が出ました。
この詩と初めて出会ったのは、谷川俊太郎さんが編んだ海外の詩のアンソロジー『愛の詩集』(河出文庫)の中でした。なかでも最終連の四行に、とても心を揺さぶられたのを覚えています。
参考URLで紹介されている小松太郎さんの訳ということではおんなじなんですが、私が読んだ訳と微妙に違っています。私が読んだ上記撰詩集のケストナー「永遠の恋の典型」、その最終連の四行を引用しておきます。
きみはほほえみながら みどりの格子垣によりかかっていた
タウヌス山脈の中だった ヘッセンだった
村の名はわすれた
この恋はいまだに滅びない
リンク先にある大量の詩の一部を読みました。
こういうのが「詩」というのだろうな、と思いました。
訳詩ということですが、文と文のつながり方がこうもおかしいと、あたまをひねらさるをえません。
これが詩的飛躍というやつでしょうか。。。
「サラダ記念日」
「この味はいいねと君が言ったから7月6日はサラダ記念日」
違う意味で心揺さぶられました。
7月6日は、私の誕生日なので。
「あなたと読む恋の歌百首」
タイトルどおり、恋の歌を集めた歌集です。
ともすると、相手へのいたわりなんか忘れちゃうこともありますが、
こんなに柔らかい気持ちを忘れずにいたいなぁと思ったのです。
「トレーラーに千個の南瓜と妻を積み霧に濡れつつ野をもどりきぬ」(時田則雄)
こんな日常に優しさを感じるのって、理想だよなぁって、心底思いました。
>違う意味で心揺さぶられました。
それはそうですね(笑。
2つ目の歌。日常を歌にして、表現として成り立ってるのがすごいと思いました。
毛色の変わった?ものを少し。
詩のボクシングに参加されている方の作品群です。
個人的には「おばあちゃんクロニクル」が好きです。ちょうど婆様が体調を崩して入院中なもので。。。
歌詞でもO.K.とのことですので、叫ぶ詩人の会の「ふるさと」をオススメします。
参考?URL
http://www006.upp.so-net.ne.jp/heita/album.htm
「叫ぶ詩人の会」アルバムこんな時に聞いてね
僕が空になろう
僕が山になろう
僕が川になろう
僕が海になろう
君の母親にはなれないけれど
あたためた人にはなれないけれど
君の父親にはなれないけれど
守った人にはなれないけれど
今、僕は風をさえぎる森になろう
あの日の歌になろう
素敵です。
詩のボクシングって話には聞きますが・・・
「おばあちゃんクロニクル」長い!ていうかこれ詩なんだ(@_@!いろんな意味でショック。。
叫ぶ詩人の会。これ聴いてみたいです。気になります
ありがとうございます。
Web作家さんです^^;
作者さんが気まぐれなので、時々削除されたりするのですが、このシリーズ以外でも、この方の書く詩にいつも元気をもらいます。
19歳の方だそうです。
ありがとうございます。
私の率直な感想は「もっと削れるはず。無駄が多くない?」でした。
これは好みの問題ですね。
「いかりのにがさまた青さ
四月の気層のひかりの底を
唾し はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ」
宮沢賢治「春と修羅 (mental sketch modified)」 『春と修羅』(第一集)に収録
詩文としての完成度は非常に高いです。それは石を磨き完璧な玉を象るという質のものではなく、むしろ、粗暴とさえ言えるような力のある語句と見るものを幻惑させる彩なす語彙によって編まれた鮮烈かつ艶やかな言葉の錦、そう述べるのがふさわしいような密度があると思います。
一方で描きこまれた詩人の生涯のテーマは、まだこの詩の時点では未熟と言う他ありません(文芸としての掘り下げの意味でなく)。わたしの勝手な解釈ですが、「修羅」を抜け出そうとして、自分の求めるものを必死の努力で追い求め、だがそのこと自体が彼を「修羅」に突き落としている。彼自信そのことに気がつきながらもどうすることもできない「修羅」の苦悩と孤独、「修羅」であるおのれの姿を春の林の中で見つめると目が眩むような錯覚に陥る。そんな「修羅」としての詩人の姿がこの中には織り込まれている気がします。
この詩が素晴らしいのは、「修羅」でしかあれないおのれの姿を今は噛みしめながらも、後にそれを脱していく道がわずかにも感じられることではないでしょうか。賢治は最晩年に至り、この「修羅」を脱し「アメニモマケズ」において語られるような「デクノボー」の境地に至るのですが、この「春と修羅」は最初期の詩のひとつでありながら、「(このからだそらのみぢんにちらばれ)」という詩句の内には、彼を「修羅」に貶めるがむしゃらなだけの自己犠牲の精神ではなく、我執を捨てただ「デクノボー」でありたいというような心情が映っているようにわたしには読めます。
http://why.kenji.ne.jp/haruto_f.html
宮沢賢治作品館・詩篇
(ie5.5以上で縦書き表示できるそうです)
(原本の最初の10pあまりを見られます。賢治が生前刊行した唯一の詩集。ISBNはこれの復刻版になります)
「トテモキレイナ花。
イツパイデス。
イイニホヒ。イツパイ。
オモイクラヰ。
オ母サン。
ボク。
カヘリマセン。
ヌマノ水口ノ。
アスコノオモダカノネモトカラ。
ボク。トンダラ。
ヘビノ眼ヒカツタ。
ボクソレカラ。
忘レチヤツタ。
オ母サン。
サヨナラ。
大キナ青イ花モエテマス。」
草野心平「オ母サン」(全文引用) 『蛙』に収録
夭折し、生前は同人の中での聞こえは高かったものの世にはほとんど知られていなかった宮沢賢治を世間に広く紹介し名声を高めたのは、この草野心平なのですが、彼自身また非常に優れた詩人でもあります。名のある詩人たちはみな早くに亡くなっていますが、彼自身はかなり長生きをし生涯に渡って多くの名詩を残しました。これは比較的若い頃に書かれたもので、小品ですがこの詩人独特の、自然と世界の雄大さとそこから対象に一息にクローズアップしていく切迫感の味わえる佳作です。また彼は若い時に賢治を知り、多大な影響を受けています。とりわけ賢治の浮き立つ鮮やかさがありながら背景に溶け込む落ち着いた詩句を学び、見慣れた景色がふとした見方で異世界へと転換する草野独自の色をちりばめるような極彩絢爛の言葉遣いへと昇華させている点は特筆に価します。
この詩についても、取り囲む果てなく広い壮大な自然を背景に予感させつつ、「ボク。 / カヘリマセン。」と子蛙のところまで焦点を墜落させる凝縮された詩句は見事です。蛇にくわえられた子蛙の見る「大キナ青イ花」のさまは、凡庸なわたしなどが当たり前に見ている風景が実はそんなに当たり前のものではなくて、この子蛙に突如訪れた「ヘビノ眼」のような死を孕んだ異界ともいえるような景色なのだと訴えています。
「油で黒ずんだ 舗道に へばりついたガムのように
慣らされていく日々にだらしなく笑う俺もいて」
草野正宗「鈴虫を飼う」
「寒いな畳のにおい
優しい人やっぱりやだな
しっかりなんてできないけど
僕はここにいた」
草野正宗「あわ」 ともに『名前をつけてやる』に収録
草野つながりということではないですが、スピッツの草野正宗の書く詩はなかなか凄いと思います。まだ分からないことも多いのですが、そう簡単には書けない言葉を語れる人だという気がしますね。いわゆる「詩人」と目されている人(文芸としての詩を書いている人々)と比較しても、独自の言葉の体系を持っているということで言えば現役の詩人などの中で彼に勝る人はそうはいないと思います。音楽としてどうかは分かりませんが(わたしは好きですが、何しろ音楽はさほど詳しくないので)、単に詩として見た時の魅力だけで十分以上に勝負できる質があると思います。
もちろん、文芸としての詩として書かれたものではないわけで、その意味で普通の詩として見た時にこれはどうしようもないというものもありますが、およそポップスのバンドの曲につけられた詩とは信じられないほどの質のものが散見するのは確かです。言語センスの良さということに尽きるのでしょうか。それもかなり異質、偏執的、変態的と述べて良いような独特の言葉のセンスを持っています。そういえば虫とかの変態が好きですね。
「半ば狂へる妻は草をしいて座し
わたくしの手に重くもたれて
泣きやまぬ童女のやうに慟哭する
――わたしもうぢき駄目になる
意識を襲ふ宿命の鬼にさらはれて
のがれる途無き魂との別離
その不可抗の予感
――わたしもうぢき駄目になる」
高村光太郎「山麓の二人」『智恵子抄』に収録
狂気、死、別離、孤独、その妻の姿を見つめ続けることしかできない自分の姿、どこまで行っても妻どころか自分自身を救うこともできない絶望感、これだけ重たいものを妻に聞かされる耳をおおいたくなるような言葉「――わたしもうぢき駄目になる」に込めた詩人の力。だがそれほど凄絶なものであっても、その語り自体はどこか遠くから眺めるような冷ややかさが漂っている。いや、冷ややかであることでしか語れないようなものを語ろうとする詩人の執念があるというべきか。うまくまとまらないのですが、わたしはこの詩は凄いと思いました。
”Out, out, brief candle,
Life’s but a walking shadow, a poor player
That struts and frets his hour upon the stage
And then is heard no more. It is a tale
Told by an idiot, full of sound and fury
Signifying nothing.”
William Shakespeare 『Macbeth』5.5.22
「消えよ、消えよ、燭台の炎よ
人の一生などうつろう影に過ぎぬ。
人生の舞台に立たされた大根役者は
気取り歩いたり、思い悩んで幕を進める。
やがて、その声が聞かれることは二度となくなる。
それは白痴の語る物語、何の意味もない響きと怒りに満ちた物語」
他、いろいろ好きな詩もあるのですが、洋ものでは(あまり外国語詩はよく分からないのですが)シェイクスピア『マクベス』五幕五場22行”Out,out,...”からの六行は素晴らしいと思います。人生を舞台に喩えるというこの詩人好みのモチーフを使い、だがその人生は白痴の物語に過ぎないのだと述べ立てる。短い蝋燭の上に揺らめく人生の炎に向かい、「消えよ、消えよ」と言うマクベスは、彼自身が何の意味も意義もないような偶然の物語の登場人物に過ぎないことを悟り、自分を舞台に上げたものへのせめてもの怒りを露にする。彼の言葉も怒りも、だが白痴の口から漏れ出したものと同じ、何の意味もなさない響きと怒りに過ぎないとも知りながら。この人生観はわたし自身大いに共感させられるものがありました。
長文失礼致しました。
宮沢賢治3票目(なんとなくカウント続けてみます)
どうも彼について誤った認識をしていたようです。exhumさんの回答を読んでそう思いました。
「智恵子抄」は読みたいと思いつつ、二の足を踏んでいました。
その、(悪い方に)影響を受けそうな気がして・・・
草野正宗さん。ちょっと普通の人には真似できない言語感覚を持っていると思います。
詳しい解説ありがとうございます。読み応えありました^^
滝口雅子の「秋の接吻」が好きです。
忘れられない詩です。
詩集「窓ひらく」より
ひとを愛して
愛したことは忘れてしまった
そんな瞳(め)が咲いていた
萩の〜中略〜
ひとを愛して
愛したことは忘れてしまった
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4783707448.html
加藤郁乎詩集: 紀伊國屋書店BookWeb
ISBN:4783707448 はbk1に登録がありません。
「冬の波冬の波止場に来て帰す」
・・・これスゴイと思ったんです、これだけでずっと反復運動を繰り返してる半永久的な動く詩です!
「昼顔の見えるひるすぎぽるとがる」
・・・昼過ぎと昼も過ぎての両方に使える詩人のテク
「城壁の壁のひだまり城はなく」
・・・こういうとこよくありますよね、石垣だけ残ってる。「城」という詩語。
「蟻穴に葡萄酒地下に酩酊せよ」
・・・・って何やってんだか
「滝へ行く最初の水の日月や」
・・・「最初(はじめ)の水」という詩語の発明!
「切り株やあるくぎんなんぎんのよる」
・・・それだけでもいい句ですが、松山俊太郎による有名な解釈によると「歩く銀杏銀の夜」とともに「ある苦吟難吟」が疲れて立ち寄る切り株にもなるという。
「水かげろうふ白鳥と孵り業となる」
・・・ちょっと高尚っぽい、、、、、孵り(なり)
以上は同書所収の「球体感覚」より。
(ホントは旧字表記)
ありがとうございます。俳句初出。
ひとつめ。句のリズムを上手く利用して波の打ち返す様子を表現してるんですね。すごいです。
路上詩人という肩書きはかっこいいと思いました。(実際はそんないいことばかりじゃないのでしょうが)
一部詩が読めました。ここらがプロと素人の境界線なのだろうと感じました。(私の勝手な所感です)
ありがとうございます。
http://www.mm-labo.com/culture/WiseSaying/a/anatanoshiranaitokor...
あなたの知らないところにいろいろな人生がある(灰谷健次郎)--偉人の名言集とその出典
URLは公式ページではないですが、フリーだったので
はっておきます。
灰谷健次郎さんの、
「あなたの知らないところにいろいろな人生がある」
です。小学校の時に読んで心をうたれました。
短い言葉ですが今でも大好きな詩です。
これいいですね。
当たり前のことなんだけど、普段忘れてしまっていること。
時々思い出したいです。
冬 / 萩原朔太郎
つみとがのしるし天にあらはれ、
ふりつむ雪のうへにあらはれ、
木木の梢にかがやきいで、
ま冬をこえて光るがに、
おかせる罪のしるしよもに現はれぬ。
みよや眠れる、
くらき土壤にいきものは、
懺悔の家をぞ建てそめし。
----------------
萩原朔太郎氏の詩集「月に吠える」の一作で、抜粋でも大体の本に掲載されています。
夜を畏れ病を怖れ死を怖れ光を求めつづけた人の詩です。弱さと暗さを幻想や美までに昇華させた詩が特徴ですねー。他の詩も幻想小説を読んでいるように美しいのです。そのくせ人間くさい。
強さを求められる時代ですが、人間の弱さも直視することで知る哀切さなんてあるんじゃないでしょうかね。
ストレートに生命を賛歌する詩もよいけれど、秋の夜長、静かな夜におすすめします。どれも短くて、なのにどきっとさせられます。
「月に吠える」。学校で習った記憶が・・・
文語調のため、正確な意味が理解できないのですが(^^; 言葉の並びが流れるようにきれいだな、と思います。
「神々の詩」・・・思い出せないので見てなかったのだと思います。
一部見た感じでは、簡潔で力強い詩という印象。
ゼルマの詩集―強制収容所で死んだユダヤ人少女 (岩波ジュニア新書 (119))
●ゼルマの詩集
強制収容所で死んだユダヤ人少女という副題がついていますが、そういうこと抜きにして心をゆすぶられるフレーズがあります。手元に本がないので特にここが好き、という場所をピックアップできなくてすみません。
●川崎洋
新八先生のテーマ曲を作詞した人です。これも手元に本がないので、この詩がとくにいい、というのをあげられないのですが「ひとつづきの塩水よ われらが夏のはじまりは いずれの国の冬のまっさかりか そしてわたしの喜びは 誰の悲しみ?」ってやつなんかがとても好きです。わかりやすいきれいな日本語をつなぎ合わせて詩を書く人だと思います(『ことばの力』という本に載ってたと思います)。
●プラテーロとわたし
散文なのでコレは違うって言われちゃうかもしれないんですけど、スペインの詩人ヒメネスの「散文詩」ってことになってるみたいです。長南実の日本語の訳がまた素敵なんです「黒玉いろの瞳のきらめきだけが、まるで黒水晶のかぶとむしみたいにコチコチしている」とか、とてもリズムよく訳してあります。
●宮沢賢治
『オホーツク挽歌』『青森挽歌』などが好きです。散文ですが『やまなし』なんかも、まるで詩のようです。
ふたつめに引用されている詩。2,3回読んで、やっと意味がわかりました(^^;;
>わかりやすいきれいな日本語
ほんとにそうですね。
3つ目。
すごい詩(というか訳)ですね。黒玉いろって。コチコチしているって。訳者が詩人じゃないのかという気がしてきます。
三代目魚武濱田成夫の
駅の名前を全部いえるようなガキには死んでもなりたくないという詩集にある
情熱という詩です。
三代目魚武濱田成夫。出た。
すいません。名前だけえらいインパクト有なんで覚えてるんですが、このひとよく知りません。
で、詩集のタイトルがそれなんですね。
「駅の名前を全部いえるようなガキには死んでもなりたくない」
あと、自分で検索したらいろいろ見つかりました。
『俺様は約束してないことを守ったりする。』うわ、ステキです。このひと。
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こんなところで言ってすみませんが、均等配分はしません。好みで割り振ります。
室生犀星2票。
ふるさとは遠きにありてもちっとも思はないこのごろのわたくしです・・・
http://www.heise.de/ix/raven/Literature/Lore/TheRaven.html
Edgar Allan Poe: The Raven
私は以前ラブクラフトを初めとした幻想文学や怪奇小説の類に傾倒していました。
エドガー・アラン・ポーはその頃の私には「モルグ街の殺人」などを書いた元祖怪奇小説家という認識でしたが
ある日ふと「ポオ詩集」なる本をある本屋で見つけ、手にとってみました。
頭を殴られたどころのショックではありませんでした。
幻想小説の祖といわれるほどのポーがこのようなすごい詩人でもあったとは…と。
自らの不勉強を恥じた10代後半のことでした。
それほどのショックを受けたのは私がその手の文学に傾倒していたのもあるんでしょうけどね…
ポーの詩の中でも特に有名なのがThe Raven(邦題:大鴉)です。
以前ネットで日夏耿之介氏の対訳をそのまま載せたところがあったと思うのですが見つからず。
しかも日夏氏の訳したポーの詩集は絶版のような。
なので今一番手に入りやすいであろう岩波版のポー詩集を紹介しておきますね。
日本語訳は見つからなかったんですが原文(英語)は簡単に見つかりますのでURL貼っておきます。
ただ古語が多いんでけっこう訳がしづらいんですが…
そしてエドガー・アラン・ポーは詩人でもあったわけですね。
このような質問を立てたくせにまったく不勉強で、上手くコメントできない自分を今更恥じるわたくしなのでした。
英詩を見ましたが、その文字量ですでに挫折・・・
しかも古語ですか。本を買ったほうがよさそうです。
おっとせいで回答した者です
うっかりURL付け忘れてしまいました、下のもので全文読めます、すみませんでした
ついでといっては何ですが、同じぐらい好きなの田村隆一さんの「腐敗性物質」
魂は形式
魂は形式ならば
蒼ざめてふるえているものはなにか
地にかがみ耳をおおい
眼をとじてふるえているものはなにか
われら「時」のなかにいて
時間から遁れられない物質
われら変質者のごとく
都市のあらゆる窓から侵入して
しかも窓の外にたたずむもの
われら独裁者のごとく
感覚の王国を支配するゴキブリのひげ
初めて買った詩集でもあります、心の中に隙間を空けられていくような凄みを感じます
「おっとせい」のURLです
http://ottosei.com/ottosei.htm
おっとせい/金子光晴
フォローありがとうございます。
田村隆一氏の詩を読みました。圧倒されました。
たたみかけるような作風が印象的です。
「おっとせい」こちらも読めました。
今まで見たのと、すいぶん趣が違ってますが、最後の最後でオチてるのかな。
中原中也2票。
全部七五調になってますね。
「汚れつちまつた悲しみに」の「つ」(たぶん促音)で適度に引っかりを持たせてるのかも。http://www3.ocn.ne.jp/~soleil25/tripN6.htm
ひとつめ。造型詩ということばを初めて聞きました。
レビューを読む限り、見てみたいなーとの思いに駆られます。
ありがとうございます。勉強させていただきますm(._.)m
ラインマーカーズ―The Best of Homura Hiroshi
ご存じかとは思いますが、
体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ 穂村弘
穂村弘さんのこの短歌に衝撃を受け、それまで全く受け付けなかった短歌を読むようになりました。
最近読んだ歌集の中では、
中澤系さんの「uta 0001.txt」(雁書館、ISBNなし)が強烈でした。
終らない日常という先端を丸めた鉄条網の真中で 中澤系
urlは中澤系さんの歌集の紹介です。
穂村弘氏はよくわからないのです。意味がわかんないんです。
共感を必要としてない感じ。短歌入門書は大変参考になりましたが。
中澤系さん。初めて知りました。こっちが衝撃です。
なんなんでしょうか。短歌のリズム無視しすぎ! でもなんなんでしょう。この素通りできない感触は。きりきり胸が痛くなるような。
まどみちお。聞いたことあるなぁ。
と思ったら「ぞうさん」の作詞者なんですね。
ご紹介頂いた詩はまだよく頭に入ってこないです・・・ぐるぐる。
◆吉原幸子 詩集(思潮社)
「水」
わたしのなかにいつも流れるあなた
純粋とはこの世でひとつの病気です
愛を併発してそれは重くなる
(「オンディーヌ」より)
・一人の女性として感情をさらけ出した、それでいてつめたい文体に、心揺さぶられます。
◆吉野弘 詩集(思潮社)
「I was born」
詩は↓に掲載されています。
http://iori75.finito-web.com/yosino5.html
吉野弘:I was born
・やわらかい言葉の積み重ねで、胸が痛くなるほどの感動をもたらしてくれる詩を多く書かれている方です。
ひとつめ。感情をさらけ出してるのにつめたい。あなたの解説が妙で惹かれます。
ふたつめ。これ、詩というよりエッセイぽいですね。
文体が優しいです。
萩原朔太郎2票。こっちは口語体。
『これはさういふ種類の煙草です』
だういふ煙草ってのは訊かない約束なのですね。
吉野弘2票。
はっとさせられる詩でした。詩人にして哲学者のような慧眼。
たくさん挙げて頂いてありがとうございます。
高野喜久雄さんの詩が好きです。
「おじいちゃんはすごいね」
「口は一つしかないのに なぜ眼は二つあるの」
と聞かれ困っているおかあさん
「一つじゃ見えにくいからでしょ」
と答えても坊やは納得しない
「そんなことないよ ほら 片目でも
よくみえるよ」
「じゃね 一つだと よく眠れないから」
「ちがうよ 眠るときはつむってしまうんだから」
「じゃあ………ね
わかった 一つだとすてきな夢が見られないから」
「ちがうな やっぱりちがうな」
「じゃ あなたはわかっているの」
「わかんないよ」
そこへ帰ってきたおじいちゃん
「なになに そんなのは簡単さ
しゃべることの二倍だけ よく見なさいって神様が
下さった 耳もだよ 言うことの二倍だけ
よく聞きなさいって 人間に下さったんだ」
やっと坊やの顔がほころぶ
「それで二つか……… わかった!
しかしすごいね やっぱりおじいちゃんは
すごいね」
まるで自分が答えたみたいに おかあさんも
胸をはっている
「じぶん」
じぶんのなかに
じぶんがいるの?
またそのなかに
じぶんがいるの?
またまたなかに
じぶんがいるの?
どこまでいっても
じぶんがいるの?
しまいにどんな
じぶんがいるの?
ヒマワリみたいに
さいてるの?
プリンみたいに
ゆれてるの?
たまねぎみたいに
なみだがでるの?
それから谷川俊太郎さん。
教科書にも載っている「生きる」などは大好きです。
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと…
ひとつめ。禅問答のようです・・・
谷川俊太郎さんは4票目。
ちょっとくだらない解読をしそうになりましたが、しない方がいいですね。
ありがとうございます。
Jacques Prevert ”Message”
ここでこの詩についてかかれています。御参考までに。
個人的には 沈黙を感じさせる反復が サイコー!!
ISBNがbk1ででなかったのですが、「プレヴェール詩集」が平田文也の訳で1982年 ほるぷ出版で出ています。図書館で借りれるとは思います。あんまり詳しくないんですが、反戦とか、言葉遊び、童話、脚本なんかで知られている人で、「枯葉」の歌詞は有名ですね。
このひとも初見なのですが、またすごいですね。
ご紹介の「メッセージ」。解説がなかったら、なんのことやらさっぱりです。
視覚の詩。こういうのもあるんですねー。
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読むのが遅いせいで、未読が一向に減りませんo_ _)o
さくさくいかなくてごめんなさい>回答してくださった皆様。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001927EW/hatena-qsp-22
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ロバート・フロストの詩
みどりなす自然の いぶき
きびしいさけびを秘めて 純金
芽ぶく葉は 花ひとつ
だが それも たまゆら
やがて葉は葉と落ちて
エデンの園は 悲しみにしずみ
かくて夜明けは 日に移る
輝くものは輝きのままにとどまらず
(小説 アウトサイダー集英社版 中田耕治訳より)
ヤングアダルト小説の「アウトサイダー」の主人公の少年ポニーボーイが夜明けの様子に感動して友達のジョニーに教えてあげるのだっけど、最後のNothing gold can stayの一節が特に胸に響きました。
映画もそのシーンが美しくかったのですが、詩集はまだ読んだことがありません。
きれいな言葉を選んでますよね。これも訳者の力量なのでしょうか。
Nothing gold can stay
「たまゆら」だからより美しいとも言えますね。
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kuriyamaさん、のっかりありがとうございます♪
20代前半の頃、何を思ったか詩集を読み比べてみたことがあります。ゲーテ、ヘンデル、ポー、ボードレール…。手当たり次第、次から次から読んではみたのですが、やはり自分は純文学に向いていないんだ、ということを再確認しました(笑)。
余談ですが、そのときに、訳者の違いをつくづく感じましたねえ。
さて、そんな中でも、とても心を揺さぶられる作品がありました。それが、ボードレールの「悪の華」。新潮社のもので堀口大学の訳になっていますが、実際私が読んだものは堀口大学訳ではなかったのが幸いしたようです。ゲーテとか、ヘンデルあたりはたしか堀口大学訳で、なかなか楽しめなかったんですよねえ。
当時の本が手元にないのが残念なのですが、若気の至りで、感化されたままにさまざまな言葉を余白に書きなぐっていたことを憶えています。そしてその本は、そのままの状態で友人の元へ…。もう何年も戻ってきてませんが(笑)。
堀口大学ってどっかの大学かと思ってました。_no
詩のような言葉ひとつひとつのセンスが問われるような文学では、
誰が訳すかによって、作品の印象は全く違ってしまうかもしれませんね。
「早き瀬に 力足らぬか 下り鮎」
この句は新撰組副長 土方歳三が辞世のために詠った句と言われています。本来上流に勇ましく昇る鮎でさえも川に流されてしまう。要はどんなに力がある土方氏でさえも時代の流れにはついていくことができなっかったというなんとも悲しい詩です。結局土方氏は新しい時代を見ることなく現函館市の五稜郭で亡くなりました。この詩を初めて聞いたとき風雲児土方らしくない弱気な詩と感じましたが、何度も詠う度に彼の無念さを感じます。この句これからも伝えて生きたい詩の一つです。
安富才助の追悼句とする見方もあるようですが、(「早き瀬に 力足らぬや 下り鮎」)
土方歳三自身が詠んだと考える方が、悲しさ・無念さが伝わるいい句だと思います。
石垣りんの「くらし」
一方で生の残酷さというものを思い知らされ
一方で生の残酷さというものに励まされます。
一顆の涙の重み。
残酷ですね。
でも生きるということの一面にはそういう部分が必ずあるのに、
美しい部分しか見ようとしないのは嘘だと気づかされます。
URLはさだまさしさんのオフィシャルサイトです。
この質問を見て最初に思い浮かんだのは母の大好きな歌、さだまさしさんの「無縁坂」でした。
母がこの歌を聴くたびに祖母を思い泣いていたことを思い出します。
自分のことでなくて申し訳ありません。
当時の時代を反映した歌なのでしょうね。(http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-folksong/muenza...)
今、こういう歌は生まれないと思います。
http://dqs.worldatwar.org/robots/1494.html
T.S. Eliot quotation
T. S. Eliot
”We must not cease from exploration.
And the end of all our exploring
will be to arrive where we began
and to know the place for the first time.”
T・S・エリオット
我々は探求をやめてはならない。
そして、探求の最後は、最初の地に戻り、
その場所を初めて知る事である。
理解するのに半年位かかりましたが、
理解した時は非常に感動しました。
この真理を理解してからは、
本や映画、音楽、ゲーム、仕事、等、
終わった時に、始めた時の事を思い返したりします。
そして、その始めた場所を理解する時には、
必ず、感動があります。
http://www.hatena.ne.jp/1087214826
人力検索はてな - 今までで一番感動した名言を教えてください。 URLは出来ればその出典のなるべくオフィシャルなサイトでお願いします。..
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/415e1893e5fd50...
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囀りをこぼさじと抱く大樹かな 星野立子
これも一見わかりにくい・・・
鳥の好きなひとなら、わかるのかな。
URLの本、《千の風になって》は、亡くなった人から、残された親しい人たちへのメッセージが書かれているものです。
それは、とても簡潔な言葉で綴られているのに、詩のように美しく、また、添えられている写真が素晴らしいものばかりなので、読み終えたあと、本当に心の中を爽やかな風が通り抜けていったような気分になれます。
また《かみさまへのてがみ》は、詩ではなく、子供たちが神様に宛てて書いた手紙が素朴な絵とともに、いくつも載っているものなのですが、子供の何ものにも捕らわれない視点に、驚かされ、思わず微笑み、心が洗われるような気持ちになれます。
もうひとつ、うろ覚えなのですが、私が感動した詩を。
「あるとき私は神様と一緒に浜辺を歩いていた。
ふと振り返ってみると、ところどころ、浜辺にはひとり分の足跡しか残っていなかった。
神様はこうおっしゃった。
『私の愛する子供よ。
浜辺にひとり分の足跡しかついていないのは、
お前が辛かったとき、
私がお前を抱いて歩いていたからなのだよ』」
((C)ウェズリー)
ネット上で詩が読めるものは、ぜひそのURLをお願いしますねm(._.)m
「千の風になって」(http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/sennokazenina...)
大切な人を亡くした人の悲しみを和らげるために、作られたような詩です。
3つ目の詩も素敵でした。ありがとうございます。
済みません。さっきの回答に書き忘れてしまいました(ポイントは一方だけで結構です)。
スティング(イギリス出身のアーティスト)の曲の中でも、このCDに入っている、《シェイプ・オブ・マイ・ハート》(映画《レオン》のテーマ・ソング)、《シークレット・マリッジ》(《フォー・ウェディング》のテーマ・ソング)、《フラジャイル》(アムネスティー活動の一環として、スティング自身取り組んだ海洋ドキュメンタリー映画《ザ・リビング・シー》より)の歌詞が、特に感動的です。
同じ年、同じイギリスにスティングより9カ月ほど早く生まれているフィル=コリンズの曲の歌詞もいいものが多いです。
特にお薦めなのが、《アナザー・デイ・イン・パラダイス》と《テル・ミー・ホワイ》。
どちらも社会問題を取り上げており、前者は、ホームレスの女性の痛々しさ、後者は「食べ物がこんなに溢れているのに、飢えている人に分け与える分がないなんて、何故なんだ」という件が胸を突き刺します。
フィル・コリンズの歌詞は、英語の勉強に最適なのだそうです。
勉強してみるかもしれません。しないかもしれません。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00520&title=%B1%CA%B1%F...
GARNET CROW/歌詞:永遠に葬れ/うたまっぷ歌詞無料検索
GIZA STUDIOのGARNET CROWというグループの「永遠に葬れ(とわにねむれ)」という曲の歌詞です。
「ねむる」に葬の字を当てるのはどうなんですか。
無理矢理だなぁと、そんなところに注目が行ってしまいました。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hanao/tm-index.htm
友部正人オフィシャルホームページ
愛について
作詞:友部正人 作曲:友部正人
壁に二つの影が映っている
子と母の二つの影が映っている
二人は自転車をこいで 今、 家へ帰るところ
子は母に話しながら 母は子にうなずきながら
子に父はいなく 母に夫はいない
父も夫もいない夜道を
二人はゴムまりのようにはずんでいく
ぼくには愛が二つの
ゴムまりになったように見える
父のいない子は 愛について考えつづける
夫のいない母も 愛について考え続ける
愛について考えることで 二人は結ばれている
道ばたである日
星のように遠いはずの男とすれ違う
愛のことを考えながら
子と母と、男は道ばたですれ違う
星のように遠い場所から
その夜、男は子と母に電話をかける
愛のことを考えながら 子と母は生きていく
愛のことを考えながら 男もまた生きていく
遠く離れた場所にいて
どちらも愛について考えている
つかまえた、と壁に映った子の影が言う
つかまえた、と壁に映った母の影が言う
子と母は自転車をこいで 家へ帰って行く
つかまえた、とつぶやく二つの影を
道ばたの壁の上に残して
試聴できました。物語風の詩が特徴的。
ここまで読んで、ご紹介頂くものに恋愛詩というものが極端に少ないことに気づきました。
歌の歌詞なんて、そればっかりなのに。
そんなものでは心揺さぶられないということなのか(・_・?)
http://www3.coara.or.jp/~primrose/yosano-si.html
お探しのページはコアラサーバー内にはありませんでした
与謝野晶子さんは既出ですがみだれ髪とはまた違った
この詩が心に残っています。
小学校5〜6年生の頃、教科書に載っていたのですが
聴いた瞬間から耳に残ってしまって
全文ではなかったため自分で調べて暗記してしまいました。
今でも憶えているし、未だにこの詩には心揺すぶられる
感じがします。
早くに母親を亡くしているので身内の死という事で
なのかなぁ…?
すいません、自分でもよく判りません(w
明るい詩ではないですが、やはり好きな詩です。
戦争で亡くした弟について書かれた詩なのでしょうか。
小学校5〜6年生の教科書としたら、難しくないかなぁ。
自分が「変わりたい」と強く思っているわけではないのですが…。
最初の方の歌詞に↓
「自慢できることなんて見当たらない」
と言っておきながら
「 君が誉めてくれたこと ひとつずつ私のプライドになる」
という単純さ。でも、人生そんなくらい単純で良いのでは?と思わされます。
自信を持って次へ行動を移せるようになる歌詞だな〜と思います。
全体的には意味不明な気がしましたが、
人生を生き抜くには、深く考えないことが一番ですね。きっとそうです^^
ドレミふぁんくしょんドロップ―枡野浩一短歌集〈2〉 (枡野浩一短歌集 2)
現代短歌は詩かどうかわかりませんが…
お気に入りです。
おお。中でもどの歌がお気に入りか記してくださればよかったのに・・・
枡野さんは私の心の師匠です。
歌詞なんですが、BUMP OF CHICKENというアーティストの歌詞がお勧めです。
だから・・・どの曲の歌詞??
『智恵子抄』は、出会いは教科書でした。
レモン哀歌という詩が載っていて、心に響いたのでしょう。恋に恋するような年頃で、「愛する」意味もよくわからなかったけれど、何か心に残りました。
その後、作者の高村光太郎のエピソードを読んで、詩に含まれた気持ちの深さを垣間見たような気持ちになりました。
詩集を手に取ったのはそれからです。
詩の中の短い言葉の中に表された、智恵子に対する深い愛情と、智恵子が光太郎に投げかける愛しい視線のようなものを感じました。読みつづけるほどに心が痛くなるほど切なく、レモン哀歌のあたりでは、涙がにじんできました。
詩というのは、ただ読んだだけでなく、どんな心情で、背景で詠まれたのかも大切な要素なのだなぁと思ったものです。「無償の愛」を伝えてくれた大事な本で、いつも読むわけではないですが、引越しでも手放さず手元にとどめている詩集です。
もう一つは谷川俊太郎の「朝のリレー」です。
すばらしいです。最近CMでも流れていましたが、世界中の人に読んで朗読して欲しい。世界のみんなが一つであるということをこれほど感じさせてくれる詩はありません。どの詩集に載っているか解らなかったのでISBNなしですみません。他にも、谷川俊太郎の詩は希望を感じさせるものが多く、励ましてくれます。
>詩というのは、ただ読んだだけでなく、どんな心情で、背景で詠まれたのかも大切な要素なのだなぁと
そうですね。そう思います。
高村光太郎2票。谷川俊太郎さん5票。
黄景仁「雑感」です。創作する道を諦めそうになる時に声に出さずにつぶやいてます。
現代語訳中、「仙の道」と「仏の道」とは「立身出世」と「詩作」との比喩です。
漢詩。漢文の授業を思い出すなぁ、、、(‥、)
現代語訳、かなり意訳されてる?
時代や国が違っても、詩人の悩みは変わらなかった、ということかな。
http://matsuda.c.u-tokyo.ac.jp/~ctakasi/hatachi/ibaragi.html
Hatachi - Ibaragi Noriko
茨木のり子さんの、「自分の感受性くらい」で始まる
詩です(URLの真ん中よりやや下にあります)。
特に「初心消えかかる」から「そもそもがひよわ
な志」というあたりが、私の心をズバリいい当てて
いて、感心しました。
茨木のり子さん2票(だったっけ...)
同ページ上の「汲む」にはっとしました。
今の私に必要な言葉でした。ありがとうございます。
彼も人なり 我も人なり 我何ぞ彼を恐れんや
韓愈
発破かけるのに心の中で復唱します。
「彼も人なり 我も人なり」は状況に応じていろんな解釈ができそうです。
はい。ランボオ2票目。
>如何にも、新しい時というものは、何はともあれ、厳しいものだ。
転職して愚痴ばっか言ってるやつに聞かせたい。
そういう意味じゃないのか(・_・?)
『かなしみ』
あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい
透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕はよけいに悲しくなってしまった
ありがとうございます。
谷川俊太郎さん(ですよね?)6票。
白居易の對酒です。
彼は異民族で身分の低い出身でありながら、
一族で初めて進士に合格、地方の長官や天子のブレーンにまでなった人です。
そんな彼が人生と酒の関係を歌った詩。やけ酒を飲んでいると思い出します。
どうせ短い人生さ、ムキになってもしょうがない、笑って酒でも飲みましょう。
ありがとうございます。
「寝たいだけ 寝たからだ 湯にのばす」山頭火
昔に、電車の中にあった広告で見かけたものです。
社会人になり、仕事で疲れた時に思い出すのですが、
私にはこれにこめられた時間の流れが
とても贅沢に思え、温泉に行きたくなりますねぇ。
ありがとうございます。
http://plaza.rakuten.co.jp/waterpololove/4001
I miss you. - 楽天ブログ(Blog)
すいません詩歌ではなく歌詞なのですが、ケツメイシの「トモダチ」です。ずっと一緒に育った幼なじみの男の子が、私が結婚する時にこの歌を歌ってくれて、感動して思わず泣いてしまいました。
ありがとうございます。
ラップ部分を歌える人尊敬。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B07934&title=%BB%E5&arti...
Bank Band/歌詞:糸/うたまっぷ歌詞無料検索
歌詞になってしまうのですが、中島みゆきの「糸」がたまらなく好きです。(URL先で読めます)
人が決して1人では生きていけない、ということに思いを馳せるたびにこの歌を思い出します。
難解な語句やきらびやかな表現はありませんが、シンプルな言葉たちが心の奥にしみ通っていきます。
何年か前にTVドラマで使われたり、最近Bank Bandによってカヴァーされてちょっとメジャーになったのが嬉しいようなちょっと悔しいような複雑な気持ちだったりもします(^^;
ありがとうございます。
きれいですね。
ありがとうございます。宮沢賢治4票(自信なし...)
周恵の「約定」という歌の歌詞です。この国の楽曲はなぜか下のurlのように検索して聞くことが出来ます。「試听」が試聴という意味です。XPなど外国のフォントを持ったパソコンでないと見れないかもしれません。
意訳すると以下のようになります。異常に理屈っぽい愛の歌で、シモンズの「二人だけの結婚式」に通じる物があります。私の大好きな歌詞です。曲も美しいものです。
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遠い所の鐘の音は雨の中で響く。
私達は軒の下で手を繋いで聞く。
教会堂の中の婚礼を空想する。
2人を祝福するために開催するのだ。
いっしょに歩いてぬかるみから美しい景色についた。
いつも双方の目の中で勇気を探す。
疲れて無力になったときに常にあなたとキスをしたい。
ようやく愛の道の苦しいことを忘れることができた。
あなたと私は苦しい昔の事を引きずることを許さないことを約束する.
永遠に相手に心配させないことも約束する
たとえある日は一人で孤独で寂しいとしても、
楽しい自分、配慮する自分を作る必要がある.
あなたと私は口論してもすぐに止めることを約束する.
よく話をして秘密が無く互いにとても透明にするということも約束する.
私は一生懸命あなたを愛することができる.
一途にあなたを愛することができる.
公平か不公平かを気にしない。
ありがとうございます。
試聴というか、一曲まるまるきけてしまいました・・・どうなってるのー(@_@
これほど細かく約束したって守れないって!!
村野四郎 抒情飛行
このサイトの方と私も同じで 山平和彦さんの歌でこの詩を知りました。
山平氏のCDBOXに収録されています。
http://bk1.hatena.ne.jp/awindow?qid=1099246292
人力検索はてな - awindowさんのプロフィール
リンクが違うようです。残念。
「うつくしいもの」八木重吉
わたしみづからのなかでもいい
わたしの外の せかいでも いい
どこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか
それが 敵であつても かまわない
及びがたくても よい
ただ 在るといふことが 分りさへすれば、
ああ ひさしくも これを追ふにつかれたこころ
ひとつ上げさせて頂きましたが、下記URLでもっと読むことが可能です。
八木重吉の詩は、心うたれるものが多いです。
ありがとうございます。
言葉使いがおもしろいです。
「無造作な 雲」とかすごく妙。
犬は飼ってないですが、身に染みました。
ありがとうございます。
タイトルとは裏腹に力強い詩ですよね。
「僕」と「おまへ」ってちょっと新鮮。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/418d001bf3d420...
オンライン書店ビーケーワン:雨ニモマケズ
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ〜・・・
有名ですが初めて見たときはあまりに感覚的で鳥肌立ちました。
ありがとうございます。宮沢賢治5票。
(2)MotherTeresa/Katorcomento.htm
ちょっと、詩というべきではないのですが、とても激しく心を揺さぶられた言葉があります。
ノーベル平和賞を受賞したマケドニア出身の修道女マザーテレサの言葉です。
「愛の反対語は『無関心』である。」この一言です。
マザーテレサがある人に「愛の反対語は?」と聞いたところ、その人は「憎しみです。」と答えたそうです。マザーテレサはその答えに対し、「憎しみは愛に変わる可能性があります。無関心は愛には絶対変わらない。愛の反対語は『無関心』なのです。」と答えたそうです。
また、来日した際にも次のような言葉を残しています。
「日本に来てその繁栄ぶりに驚きました。日本人は物質的に本当に豊かな国です。しかし、町を歩いて気がついたのは、日本の多くの人は弱い人、貧しい人に無関心です。物質的に貧しい人は他の貧しい人を助けます。精神的には大変豊かな人たちです。物質的に豊かな多くの人は他人に無関心です。精神的に貧しい人たちです。愛の反対は憎しみと思われるかもしれませんが、実は無関心なのです。 憎む対象にすらならない無関心なのです。」「人間にとって最も悲しいことは自分はこの世界にとって要らない人間だと感じることです。そして最大の悪はこういう人たちに無関心で愛が足りないということです。」
もう、心をズガ〜ンと打ち抜かれた感じです。その当時の自分を振り返り、涙したことを思い出します。
彼女の永眠の際には、国王でも首相でもないのに、インドにおいては異例の国葬により送られました。
政治家でも活動家でもない彼女のノーベル賞受賞は委員会の満場一致で採決され(委員会でのパワーバランスはよく取り沙汰されていて、意見が割れることが常だそうです。)、当時の委員長は彼女の訃報を聞いた際に、「マザー・テレサの平和賞受賞は我々が大きな喜びと満足感を持って振り返ることのできる受賞だった」と言っています。
前出の茨木のり子さんも詩集「倚りかからず」の中の「マザー・テレサの瞳」という詩で彼女を讃えています。
→
詩中の
「外科手術の必要な者に
ただ包帯を巻いて歩いただけと批判する人は
知らないのだ
瀕死の病人をひたすら撫でさするだけの
慰藉の意味を
死にゆくひとのかたわらにただ寄り添って
手を握りつづけることの意味を」
こりゃまた心にズガーンときます。
「無関心」をキーワードに、このお二人は人間という個の存在を、最も根源的な部分において理解・認識されているのだと。
カリガート(死を待つ人の家)には、今も死を待つ人とボランティアの人が絶えないとのことです。
「私は、親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、親切と無関係に奇跡を行うことより、好きです。」
私は無宗教論者ですが、マザーテレサのこの言葉もなんだか心に響いて鳴り止まないのです。
本当はnagisa00aさんの趣旨からは外れているだろうけれど、「心揺さぶられた」だけを頼りに投稿してしまいましたm(_ _)m
『私たちの最も近いところに大切にされることを待っている人がいるかも知れません。愛はそのようなところから始まるのです。』
無関心は何よりも寂しいですね。愛って、そんなに難しくないのかもしれない。
はてなで勃発した騒動? 何だろう?笑
ありがとうございます。宮沢賢治6票。
前の回答で茨木のり子さんの名前が挙がったので3票。
ラストは326! 1冊持ってます。
で最後でついに自作の詩を発表してくれる方が(/-\*)
もう説明文簡単だけど許します・・・
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ポイント配分は以下のようにしました。
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皆様ありがとうございましたm(._.)m
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