回答内容が求めている内容でなければポイントは不要です。いちおう漫画原作者の立場から。
1の方が書かれているのに補足しますと、もともとは本宮ひろ志先生がマガジンに流出しそうになった時、始めたのが専属契約です。詳しい事情はURLの「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」に詳しく書かれています。名物編集長だった西村繁男氏の回顧録です。
専属契約作家でないとジャンプに描けないと言うことはなく、掛け持ちされていらっしゃる先生は多少はいます。その場合は『少年誌では』とかの註釈がつきます。最近は専属制度も崩れてきていますし、編集部ごとではなく、「○○社の発行する雑誌で総計○○ページを年間に執筆する」という形での専属契約も多いです。講談社はこのパターンが多いようですが。
小学館の句読点は、2の方が書かれているとおり、もともと児童教育関係の出版社として出発した関係からです。句読点だけでなく、ページに小さく指で次のページを示す記号も入っていますね、多くの雑誌で。用字用語に関しては、出版社には校閲部という部署があり、特に学年氏とかの場合は仕様漢字も学習指導内容に準拠するよう、平仮名に書き直すようにチェックが入ります。用字用語に関しては、出版社ごとに独自の基準を設けていますので、統一性はあんまりないでしょう。
講談社に関しては、ひとつ面白い癖があります。文章でよく使われる「……」、これは正式には「リーダー」といいますが、多くの出版社は1文字ぶんにこの点々が3個あるものを使うのですが、講談社は2個のモノを使います。そのせいか、他社では「そうか…」みたいな文章が、講談社では「そうか・・・・」という形で、リーダーを2文字ぶんつける場合が多いようです。確かに一文字分だけリーダーをつけて「そうか・・」では、ちょっとマヌケな感じになりますね。
最後に業界の笑い話を。ジャンプの作家囲い込みを苦々しく思っていた他の出版社が、その当マガジンとサンデーとチャンピオンとで同時連載していた水島新司先生のお便り募集柱のキャッチコピーを、「水島先生の漫画が読めないのはジャンプだけ!』にしようか話したことがあるとかないとか。担当編集が水島先生の仕事場に集まった時に出たバカ話らしいですが、実現していたら凄かったかもしれませんね。