配管材については給水管および循環水管については塩ビ系のVPか、圧力のかかるところではHTVPを使用します。費用が許せばSUS(ステンレス)という場合もあります。
排水管については同じく塩ビ系のVUもしくはVPを使います。滅菌剤に塩素を使用するため通常の鋼管では錆びてしまいます。
給排水システムについては、通常オーバーターン方式といって、1度満水にした後は上水面のオーバーフローと最下部からの排水をバランシングタンクに入れ、そこから濾過機を通し塩素注入後プールへ返します。蒸発などで不足した水については補給します。スポーツクラブなどのプールでは濾過機を通ったあと熱交換器をかませ温度調節も行ないます。
上記に記載した他に中和剤の投入・水質センサでの監視・ヘヤキャッチャーなど色々な装置が取り付けられます。
濾過機の濾材としては、セラミック系の多孔カートリッジ・砂・珪藻土など色々あります。
システムによっては、濾過材のコストを考え逆洗と言って、通常の水流方向と逆に水を流し、弁制御をして濾材を洗ったりもします。
現在は各機器類の材質はSUSが主流です。古いものでは鋼材で防食塗装か塩ビコーティングされたものを使っています。
こんな感じでよいですか?