書籍は知識の蓄積媒体として時代を問わず、後世への保存が目的の印刷物で、
雑誌は最新の知識を社会一般に流通させることが目的の印刷物だからではないでしょうか。
広告というのはかなり短命ですよね。
それが一番顕著なのがスーパーマーケットのチラシだと思います。
先週の広告に、ある品物が100円で載っていたからと言って、今週もそうだとは限りません。
新製品もどんどんと出てきます。
ユーザーの側から言えば、10日前に買った雑誌なら捨てられますが、10日前に買った書籍は捨てられません。
逆に言うと、10日以上効力のない広告は書籍には載せても無駄と言うことですね。
更に年月を重ねた時どうでしょうか。
10年前の書籍は現在でも役に立つ内容だったり、小説なら時代は問題にならない感動があったりしますが、10年前の雑誌だとその効果はかなり落ちると思います。
10年前の広告には広告としての価値がスポンサー側に無くなっているでしょう(資料価値は出てきているでしょうが)。
書籍も雑誌も、情報を印刷して冊子体とするという形態は同じですが、目的が広告と互いに馴染みやすいのは雑誌の方ということになると思います。
書籍でも、たとえば同じ出版社、著者の本の広告なら入っていますしね。