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デリバティブは主に「金融派生商品」と訳されます。
この派生商品とは一体どのようなものかというと、一言で言えば「原産物に対する副産物のようなもの」ということになります。すなわち、目的とする産物の生産過程において、付随的に得られる他の産物のことです。
原油を精製してガソリンを生産したい時、ガソリンとして精製されなかった部分からは、灯油やプラスチックが作られますよね。(おそらく?)
この場合には、灯油やプラスチックが副産物、すなわち派生商品にあたるのです。また、この例からわかるように、原産物と副産物は価格や商品内容は全く異なるものとなります。
すなわち、デリバティブは、預金、為替、債券、株式といった従来の金融商品を原資産とした副産物であり、それら従来の金融商品とはまったく違った特徴を持つものなのです。
また、副産物(派生商品)は、金や原油などの原資産、株式や債券などの原証券の値の変化に依存してその値が変化するものとなります。
すなわちデリバティブとは、以下のような金融商品と定義できます。
・原資産/原証券取引の副産物である。
・原資産/現証券の変化に依存するものである。