老廃物とは、
エネルギーを発生させるときにできる「乳酸」や、
死んだ細胞や白血球、
たんぱく質からできるアンモニアなどのことです。
同じ姿勢をとり続けたり、運動不足により
リンパ液や血流の循環が悪くなると、これらが溜まり、
さらに循環が悪くなる悪循環が起こります。
そうすると、その部分の肉は、栄養・酸素不足の状態になり、
酸素不足の状態では、さらに無酸素でエネルギー生産をするために、
乳酸の蓄積が多くなります。
乳酸が増えたその部分では、
血液や組織が酸性に傾き、細胞の働きが十分でなくなります。
痛みやだるさを感じ、筋肉が収縮しにくくなり、こりになります。
運動不足では、このような循環のために「こり」が起こりやすくなります。
逆に運動のしすぎでも、無酸素運動により乳酸ができるので、筋肉痛になり、筋肉の硬化が起こります。