日本自閉症協会 東京都支部HP
すでにご存じかとは思いましたが、念のためご紹介いたします。
会員になるとメーリングリストに参加できます。ここで詳しい事情等質問してみてはいかがでしょうか。
社団法人 日本自閉症協会HP
以下蛇足メッセージです。
自閉症はご存じの通り精神疾患等ではなく「脳の働き方の違い」なので、何かの方法で治るとは考えないでください。
私は自閉症圏内にいる成人女性なので娘さんのご様子が想像できますが、目に見える行動等は年齢を経るに従って学習で改善される可能性があります。しかしこの歳になっても、本質的な性質はあまり変わっていないと感じています。友達と呼べる人はいますがそれとは関係なく今でも一人遊びが好きですし、友達や家族であっても人と接するのは苦痛です。はっきりと表には出さないのであまり問題にはなっていませんが、「女性にはめずらしい、ドライな人付き合いを好む人」と思われているようです。
成長過程で一番大変だったのは、周りの人たちがどういうルールで行動しているのかが全く分からなかったことです。それをことさら取り上げて問題にするのではなく、そういう個性を持った一人の人間としてみなし、他の大多数の社会生活のルールを丁寧に文章や絵や口で説明して、教えてあげて下さい。例えば、「ではみなさん行きましょう」と先生が言って、みんなはぞろぞろついて行くのに、自分にも行くと言われているのかどうかが分からなくて困りました。そういう悩みが無数にあるので、ぜひ耳を傾けて話を聞いて、「みなさんと言ったらあなたも入っているのよ」とはっきり教えてあげて下さい。
私自身は、子供の頃は自閉症だとは分からなかったので普通の子供として教育されました(かなり苦労しました)。学校選びの参考にならず申し訳ありません。
高機能自閉症に関する書籍でイチオシは「吉田友子さん」の書かれた本です。
「あなたがあなたであるために」は自閉症圏内の本人向けですが、本当にありがたい本でした。
自閉症独特の考え方は、カナーだろうが高機能だろうが軽度だろうが本質的に変わりません。むしろ軽度の方が、周囲との違いに自分で気がついてしまう分だけ苦しいかもしれません。
でも一方で、親に適切に支えられてすくすくと成長し、科学者やクリエイターになっている自閉症圏内の人を私は大勢知っています。適切なやり方さえ分かれば、この世界でうまく生きていくのはそう難しいことではないと思っています。