要因について教えてください。
「郵政解散」を経た今、なぜか内閣支持率が上がっているようで、
それが報道によく取り上げられています。
曰く、郵政法案成立に取り組む内閣(首相)の姿勢に共感できる層が多いとか・・・。
法案が否決されて衆院を解散するようなやり方は
「駄々っ子」のように見え、個人的にはとても共感できるものではありません。
#「何となく」という理由が多いことは承知していますので、
それ以外でもう少し根拠のあるものを希望します。
もともと小泉内閣は驚異的な支持率でスタートしましたが、そのときのスローガンは「自民党をぶっ壊す」でした。
そして、抵抗勢力との対立を巧みに作り出すことにより、その支持率を維持してきたわけです。しかし、道路公団改革での妥協など、小泉首相自らが抵抗勢力に取り込まれたのではないか?というイメージが強くなり、支持率は徐々に低下してきました。
そして、今回の郵政解散。小泉首相は抵抗勢力との妥協に走らず、まさに「自民党をぶっ壊す」行動に出た。支持率の高かった時のスローガンをまさに実行してみせたわけです。
このあたりが、支持率上昇の一番の要因でしょう。
「自民党が一番安心できるが、亀井静香などの抵抗勢力に代表される自民党の古い体質は嫌い」という層が実はけっこう多く、そういった人々が今回の分裂選挙で小泉首相支持に回っているのだと思います
回答ありがとうございます。
確かに「自民党をぶっ壊した」といえる部分は多くあると思います。
ただ、今回の解散は、自民党云々というレベルでなく
国の政治全体の流れを止めるような行動だったと思うのです。
自分の思い通りにならないからといって、
首相の権限を振り回しているだけのように見えるのです。
それでも支持を得られているのが不思議なわけで・・・。
ただ、そういうやり方に反発しているのが自民党内の旧体制派であったり
いまひとつぱっとしない野党だったりするので、
自民党や政権の支持率が上がっても仕方ないというところでしょうか。
衆院解散のやりかたも、国会での議論のしかたも(郵政民営化反対のひとたちも「サービスが低下するかも」ぐらいでろくな反対論拠を示せてなかったけど民営化賛成側もどっこいどっこいだったかもなあ)すでに過去の出来事で、「自分の理想(もしくは公約)を純粋に追求している」「ダメだったら辞める」「反対したやつは容赦しない」というようなシンプルな見せかたに首相周辺が徹したからだと思います。特に一番最後のは強烈で今までだったら「どうせ密室で説得してうやむやにするんでしょ」と思われていたことをまさかほんとにやるとは!というインパクトがありました。
今、「でもこういう問題点もあるしぃ~」みたいな妥協っぽい姿勢を見せていると実は郵便局の組合(大樹だっけ…この名前もよくないねえ)から裏金もらってるんだろうと思われかねない勢いにしちゃいましたからね。
改革か死か、というのが今週のNewsweekの表紙になってましたけどそういう二元論みたいな切り口は国民に受けやすいんだと思います。
マスコミをここまでうまく使い倒したという意味では小泉さんって画期的な首相なんだよなあ。一歩間違うと劇場型愉快犯なんだけどね。
回答ありがとうございます。
シンプルなやり方、マスコミの効果的な利用、というところが
支持率上昇の要因という見方ですね。なるほど、と思いました。
ただ本当にそうだとすると、国民はうまく乗せられちゃってるなぁ、という
残念というか、悔しい気がしますね。
「見せられているもの」しか見えていないようで・・・。
#これはきっと私にも当てはまるのでしょうが(^^;
小泉さんが、本当は4年間何も大した改革やっていなくても国民からもてるのは 分かるような気がします。
どんなに立派な人間でも、ミスを犯す。だから上になればなる程人に意見に耳を貸す謙虚さがないとまずい訳です。必ず判断をミスる時があるりますから。
その点では、危険な人物に国を任せる訳ですが国民はこの種のリーダーを欲しがるものなのです。 国が滅びる時は、どの国の国民も。
ある意味、国民は小泉さんの言葉と実績の乖離からくるフラストレーションで、自民党をぶっ壊すという言葉に酔いたい心境なのかも知れませんが、これって良く考えると小泉教の信者みたいです。
ありがとうございます。
あげてくださったサイト、とても面白く頷けるものでした。
>選挙後の与党勢力再構築のゴタゴタ等で、
>少なくても今後2ヶ月内政も外交も全て停滞する事になってしまったが
私が支持率上昇に疑問を持った原因ってこのあたりなんですよね。
1つの法案(あるいは首相の思惑)が思い通りに実現しなかったからといって、
強権発動するような形で政治を停滞させてしまった。
そういうやり方に支持が集まるのが不思議で仕方ない。
>国民は小泉さんの言葉と実績の乖離からくるフラストレーションで、
>自民党をぶっ壊すという言葉に酔いたい心境なのかも知れませんが、
>これって良く考えると小泉教の信者みたいです。
うーん、その通りなのかもしれませんね。
首相のような華のある後釜はいないかもしれませんが、
地味でもやるべきことを論理的に淡々とこなしていくような人物を選べるような、
そのくらいのレベルになってほしいもの・・・。
http://www2e.biglobe.ne.jp/~aluvata/kiteretu/k020.htm
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ダミーです。私は駄々っ子には見えません。
支持率が上がってるのは、私のような
考えの人が増えたからだと思います。
私が考えるには、逆に解散したことで
小泉総理の意思の強さと、郵政民営化
への情熱が感じます。というかもともと
総理になったときに言ってたので、当然
だと思います。それと造反議員が報復
を受けるのは当然です。自分のリーダー
を裏切って、自分の意見を主張してます
が、このことがどこの世界で通用するって
話です。会社で、社長の方針を否定
するのと同じです。もし、反対でも
なぜ、中から変えていこうと考えないのか
と考えますが、実は小泉首相を困らせ
対だけの人もいるのは事実です。
逆に、裏切りが一人もいない民主党は
それはそれで、自由がありません。
郵政民営化に、結局は賛成?の考え
のあやふやなとり方ができる岡田代表
より、小泉内閣には「男」を感じます。
以上、私の考えです。
ありがとうございます。
裏切り者に対する制裁をしたいのであれば、
自民党から除名するなり他にも方法があったような気がします。
衆院の解散というのはちょっと短絡的すぎないか、と。
改革は郵政法案だけでなく、年金や税制の問題などいろいろあったはず。
岡田さんより小泉さんのほうがわかりやすい、「男らしい」というのは
その通りかもしれませんね。
現在日本が抱えている問題の中で、最も、
緊急に対策をとらなければならないのは、財政赤字であります。財政赤字の増加を防ぐためには、歳出の中で無駄な部分を断ち切る必要があります。道路、郵政、その他の官庁関連団体経由による無駄使いを断ち切るということです。小泉首相は、日本全体の将来のために、正しい選択はなにかを示してくれています。選択の自由を与えてくれています。小泉首相の真意が伝わり、理解をしている日本人が多数いるということなのだと思います。
http://www.keizai-shimon.go.jp/explain/progress/index.html
構造改革の進捗状況:内閣府 経済財政諮問会議
ありがとうございます。
選択の自由を与えてくれているという見方はできますよね。
ただ、首相の真意を本当に理解した上で支持している人が
支持者の多数であるとは思えないところもあります。
#「なんとなく」という理由で支持している人が多いことから
そのように思うのですが。
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200508091144.html
Irregular Expression: やはりマスコミがひた隠しにする郵政解散の理由と争点
なんて言えばいいんだろ。今までの役人がすき放題やってたつけが「財政危機」という形でがどうしようもなくなって来たことで,国民が今までこつこつと作ってきた財産がこのままじぁ食いつぶされてしまうという危機感が要因ではないでしょうか?
あと時代が「競争」を優先させる傾向になったこともあるのではないでしょうか?
「競争こそがよりよいものを作る」という風潮に「踊らされてる」ともいえますが。
うまく説明できなくてすみません。
ありがとうございます。
郵政民営化に反対というわけではないんですよね。
シンプルすぎる説明の仕方、強権発動的な解散、などなど
ちょっと暴走しかけてるんじゃないかなぁ、と。
首相がそもそもあまり人の話を聞かず、
かつ論理的な説明を首相自身の口から行っていないのが
私のような疑問を抱かせる要因になっているのかもしれません。
丁寧な説明をしている人がいても、首相の印象が強すぎて
あまり表に出てこない。
だから説明責任を十分にはたしていない印象が強くなるのかもしれません。
「踊らされている」という言葉が、いちばん当てはまるのかもしれませんね・・・。
http://www.nakagawahidenao.jp/today/0503/13.htm
中川秀直公式Webサイト 現在このページは存在しておりません
郵政民営化は20年来の小泉純一郎首相の一貫した持論です。
そして、それについて、自民党の総裁選でも、総選挙でも争点にされ、既に国民の審判を経てきていることです。
郵政民営化は自民党の選挙公約でもあるんです。「造反議員」といいますが、私たちにとっては「公約違反議員」だということを忘れないでください。
URLは、中川秀直という政治家のHP、今年の3月(!)の記事です。東大学長の新聞投稿記事が引用されています。参考になると思います。
回答ありがとうございます。
>しかし今回の参議院での否決の仕方を見ると、そういう法案内容の議論ではなく、
>要するに自分たちが「反対した」ということを地元に知らしめて
>恩を着せようという自民党の人たちがいたということです。
これ、とても残念なところですよね。
>郵政民営化は自民党の選挙公約でもあるんです。
>「造反議員」といいますが、私たちにとっては「公約違反議員」だということを忘れないでください。
その通りですね。だから公認されないのも「刺客」を送られるのも不思議ではない。
私が疑問を持ったのは造反者を公認しないとか「刺客」を送るような点ではなく、
年金や税制その他の議論もありながら、郵政法案のみを取り上げて
解散という首相の権限を発動したところにあるんですね。
それでも支持が得られてしまうのは、上にあげてくださったような点や
対立する野党がいまひとつぱっとしないところが大きいのでしょうかね・・・。
たくさんの回答ありがとうございました。
まったく理解できないと思っていた支持率上昇の要因が
少しずつ見えるようになってきたような気がします。
支持層が「首相に踊らされている」という従来の印象とともに、
私自身も首相のインパクトに隠れて見えにくい部分まで
ちゃんと見えていないんだよなぁ、と反省しきりです。
#それでも今回のやり方に賛成できないという点は変わりませんけれども(^^;
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