VectorWorks単体では、レンダリング機能は:かなり貧弱です。
陰線、陰面処理以外に、OpenGL でのシェーディングができる程度だったと思います。
陰線処理も、それほど早くはありません。
ある程度まともなレンダリングがお望みなら、RenderWorksを組み合わせることになると思います。
RenderWorks で、やっとテクスチャの反射や透過、マッピングなど、そこそこのレンダリングが可能になります。
Shade debut を昔使ったきりなのですが、RenderWorks を使わず、VectorWorks 単体なら Shade とは比較にもなりません。
RenderWorks はレンダリング速度はそこそこだとは思いますが、レイトレーシングでは、ガチガチの影になってしまうので、マッピングで影を付ける方が好みです。
住宅のプレゼンテーション程度であれば、機能、画質共にこれで十分だと思います。
VectorWorks の操作しやすさを損なわずに、クラス割り当てを使ってシームレスにテクスチャの設定などができるので、作業効率は高いと思います。
ただ、全般的にオブジェクトの数が多くなると遅くなる傾向にあり、曲面を多様したデータなどを多数取り込むと、かなりもたつき、Shadeの方がレンダリングも速かったと思います。
最新版の Ver.12 からは、やっとラジオシティが使えるようになるらしいですが、まだ日本のA&Aのサイトではアナウンスが出ていません。
さらに品質の高い、フォトリアリスティックなレンダリングがお望みなら、Artlantis、または
Cinema4D にデータを書き出すプラグインがあるので、それらを組み合わせて高画質のレンダリングをすることもできますが、そうなると VectorWorks のレンダリングとは言えないでしょう。