調理の仕事は、必ずしも調理師の免許を持っていなくても可能だ。しかし、レストランなどでは免許取得が採用の条件だったり、1万円前後の手当が付くところもある。やはり、免許の取得者は何かと有利だ。
調理師の資格を取るには、厚生労働大臣指定の養成施設で学ぶ(昼間1年、夜間1年半)方法と、国家試験に合格する方法の2つがある。学校に通わず、直接国家試験を受けるには、2年以上の実務経験が必要。試験科目は衛生法規、公衆衛生学、栄養学、食品学、食品衛生学、調理理論、そして1999年度より食文化概論が加わり、7科目となっている。
しかし現場では、調理師の資格を取得してからが、本当の修業。あくまで資格取得はスタートラインなのだ。収入にしても、最初は月に14万円~15万円ほど。その後、実力をつけ収入アップしていく。一流のレストランや料亭でトップに立つ調理人なら、年収1000万円から2000万円も十分可能である。また、独立して飲食店のオーナーになる場合には、調理の技術はもちろん、マーケティング的な視点を持ったメニューづくりや店の雰囲気づくり、出店計画といった経営ノウハウも必要となってくる。
コレをクリアしないと…難しいかと。