それでは、欧州や米国では、漢方薬ってお墨付きになっているのでしょうか?
それとも、「効能をうたっては×」というように、あくまで各国薬事法相当法の適用外の、単なる草粉末とかなんでしょうか?
あの~、セントジョーンズワートがドイツで認可・処方されているという話をよく聞きますが。
あと、マオウがアメリカで誤用された話http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8...
http://www.kg-diet.com/yaseru/009xenadrine/
あとは、アズレンのカモミールとかホメオパシーとかが西洋系の話でよく聞きますね。
以上ハーブ系の話。
中国では漢方薬の処方できる薬剤師?医師?の国家試験が当然ある(中医師、中医士)わけですが、これが華僑とともにいろんな国にいっては中国から輸入した草の塊を売っていると。それで健康被害が出ない限りだれも訴えたり取り締まりをする益がないわけだし、あまり本格的に草売り狩りをやると赤い国に敵視されちゃうし・・
という、質問者さんの第二案どおりの既成事実なのでは?
私の考えでは、証(=体質)によるといっておきながらその判定技術は(日本でみる限りでは)あやふやです。もちろん部分的に同一症状でも証が何十通りも違えばそれだけの病人を集めての二重盲検など不可能(ショウサイコトウは証診断の垣根をはずして投与して副作用を出したらしいですね)。ということで確かに日本の薬事法にはあわないし、そもそもだれも莫大な費用を出してまで無理に通そうとしないでしょう。
が、証があえば安全で利く薬もつかえるわけだし、西洋医学は単なる冷え性だの血の道だの不妊だのストレスだのをまだほとんど本来的な意味で救えてない(どっかの部品が物理的に壊れるまで病名がつかないし病気じゃないんだからなんとかやれ・・って放り出すのは、幸せという意味からずれていると思う)。ないとこまるのが漢方薬だと思います。
【引用】
『5.漢方薬と民間薬の違い
生薬といえば天然物、とりわけ植物起源の薬物であるが、世間では全ての生薬は漢方薬と考えることが多い。無論、これは誤解であり生薬学においては使用法に大きな差があることから”民間薬”と”漢方薬”とを区別している。』(出典参考ページ↓)
http://www2.odn.ne.jp/~had26900/trad_medicines/feature_of_crude_...
という事で、少なくとも”漢方薬”という括りで医薬品として認可されているのであれば、薬事法を通過するだけの理論的な裏付けがあり、薬理成分の分析や体内動態、副作用情報については程度の差こそあれ研究されている筈と思われます。
”漢方薬”について言えば、FDA(アメリカ食品医薬品局)で認可されているものも、少なくはなさそうです。
(参考ページ↓)
http://www.kanpo-n.com/kouraku.htm
http://www.nikkankyo.org/kankoubutu/news/vol_59/07.html
欧米での”民間薬”(未認可)的なものとしては、ハーブなどが当たるのでしょうね。
以上、返答内容として不足の場合は申し訳ありませんが、ご参考まで。
そういう複合的な状態の中には体全体のバランスを治す漢方で改善するものもあるかもね、ということです。妊娠と感染症の組み合わせなどでは現状でも漢方に頼らざるを得ない場合がありますし、体力低下/不定愁訴などでドクターショッピングして結局お金はおんなじと理解した人も常に漢方に流入してます。別に併用したって害がない場合はどんどん使えばいいと思うし、留め得ない流れでしょう。
悪因を取り除くことであって、
例えば、(ベクトルであらわすと分かりにくいかもしれないけど)
(100,0)というベクトル量の病気に対して、
一律-100をぶつけて、0(何も無い状態)に近付けよう、
(実際は、(0,-100)になって別面では反作用が生じる)
というのは、根本的打開策の無いあくまで発展途上の対症療法であって、
目的とするところは、
そこの部分だけを補正するのが究極の目的です。
そのために、作用を厳密に分解し、
また、対象の症例も厳密に分解し、
それぞれの症例に応じた、まさにそれ以外には全く作用しない治療法、
というのが過去から現代に連なる西洋医学の究極目標だと思います。
よく、西洋医学=対症療法、みたいな考え方をされる人がいるけど、
僕はそうは思わず、むしろ、東洋医学の方が、免疫力を高めるetc.という、対症療法的な発想で、
原因を直接叩く、という発想なのが西洋医学だと思います。
それであって、やっぱり究極の治療法は西洋医学だと思っています。
と繰り返していても意味が無いので、この辺で。