飼い犬が子犬を生んだのですが、どうしても1匹だけ貰い手が見つからず、保健所に連れて行きました。
「子犬だから貰い手が見つかりますよ」と言われていたのですが、子犬は初めて乗った車に酔って着く頃にはぐったりしてしまい、「こんなぐったりしていては誰も貰ってくれないに違いない」とか「連れ帰って飼うことができればいいのに」とか思いながら置いてきました。
しかしすぐに貰い手がいたそうで後日ほっとしましたが。
それから何年かして。
こちらは実際に自分が捨てたり保健所に連れて行ったりしたわけじゃないのですが。
父が事業に失敗したために親犬の方も飼い続けられなくなりました。
「知人に預けるから」と犬は連れて行かれたのですが、もう若くはない犬を貰ってくれる人がいたとはとても思えず、本当は保健所に連れて行かれたのだと思っています。
その話をすると「自分だったら犬を連れて家出してでも親を説得する」なんて言う人がいるのですが、そう言う人は想像力が足りないんだと思います。
でもそのとき、もう二度と犬は飼わないと決めました。