http://www3.famille.ne.jp/~phkimura/neko/komono.html
私の経験からすれば、既に離乳が済んでいる子猫だとするなら、
「絶対に必要」なグッズというのは特にはありません。
子猫に絶対必要なのは、
- 飼い主の愛情
- 飼い主と過ごす時間
- 健康管理
- 安全確保
などであり、むしろ安全確保という面からすれば、
やたら凝ったオモチャなどは無い方がいい場合もあります。
でも、強いて言うなら、まずトイレ。
猫というのは使い慣れたトイレを好む傾向がありますから、
ある程度の大きさになっていれば、
もう一生これを使っていく、といった、
本格的なトイレトレーを用意してやるのがいいと思うんです。
トイレ砂も、長く安定して販売されそうな物の中から、
都合の良さそうな物を選んでください。
おそらく最初のトイレ砂が、子猫の一生のお気に入りになります。
食器は、大きくなるにしたがって変えていって大丈夫ですが、
ヒゲが当たらないような形の物を選んでください。
ヒゲが当たると、それが気になって、
食べることに専念できない子猫がいます。
プラスチック製や陶器製など色々なお皿がありますが、
人間用のお皿を流用しても構いません。
ただ、絶対に避けなければならないのはガラス製の食器。
これは割れた時に危険なので、絶対に使わないようにしてください。
私はしっかりとした重さのある陶器製をお勧めします。
子猫に合わせた大きさの物を選んでください。
水飲みのお皿もセットで揃えると見た目も楽しいです(^-^)
続いて、爪研ぎ。子猫も爪を研ぎますから、
壁や柱でバリバリされないように、
子猫の頃から「爪研ぎはここ」と教えておくようにします。
ついでに、爪切りも用意しておきましょう。
これは人間用の爪切りで十分です。
カバーの付いた、切った爪が飛ばないようなのが適しています。
子猫の爪というのはすごく尖っていますから、
これで先っちょだけをチョンとカットしてやります。
猫の爪には血管が通る組織が詰まっていますから、
よく光に透かして見て、透明感のある爪の部分だけを
切っていくようにします。深爪をすると血が出ます。
小さい頃から爪切りに慣らしておくと、
大きくなってもおとなしく切らせてくれて助かります。
あとは、キャリーバッグ。
これは中にふかふかの布などを敷いて、
普段はフタを取り外して、猫ハウスとして使います。
(ですから、フタは分離できる構造の物がいいですね)
こうしてキャリーに慣らしておくと、
獣医さんに連れて行く時にキャリーを嫌がらないので
とても助かります。
http://item.rakuten.co.jp/nyanzaq/4973655564738/
最近は普段は猫ベッドに使えて、
カバーを付けるとそのままキャリーバッグにもなる
便利な製品も売っています。
上開きのキャリーは猫を出し入れしやすいので
その点もお勧めです。
逆に子猫のうちはお勧めできないのが、首輪です。
子猫に首輪やリボンを付けると可愛いですけどね。
これは何かに引っかかって首を絞めてしまう事故が怖いので、
使わないようにしてください。
私は、成猫にも首輪はお勧めしません。
また、おもちゃ類は、噛み切って飲み込まないような物を
選ぶようにしてください。
子猫といっても肉食獣ですから、顎の力は思いの外強いです。
猫じゃらしなど、出しっぱなしにしておくと
エモノだとばかりに噛み切って飲み込んでしまうことがありますし、
紐の付いたおもちゃなども誤嚥の恐れがかなりあります。
こういうおもちゃは、必ず人間と一緒に遊ぶようにしてくださいね。