ですが、
ゾイジーン(横浜市)が
たんぱく質は大腸菌や動物細胞を利用して合成するのが一般的だが、合成に時間がかかるほか、人の抗体を作りにくいケースもあった。新手法は細胞を使わないため、作れるたんぱく質の種類が多くなるほか、時間も従来の半分。人の抗体も直接作れる
だそうです。
愛媛大学の遠藤弥重太先生の技術を使った無細胞タンパク質合成システムでしょうけど、ヒト化はできないのではないでしょうか?
他に情報あるでしょうか?
蛋白質はDNA→RNA→蛋白質の順で様々な酵素の働きによって作られます。その酵素は、生物によって様々で、同じものもあれば違うものもあります。下のURLに蛋白質の生合成について詳しく書かれています。
http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/index3.htm
いままでは大腸菌に欲しい蛋白質のDNAを入れてやることで蛋白質を作らせていたのですが、いくらヒトの遺伝子を入れたとしても大腸菌ではヒトのもつ酵素を持っていないこともあるので、蛋白質を作ることができなかったり、できたとしても、ちゃんと機能するような形(立体構造の形成)を形成することが困難でした。
今回の技術では、必要な材料を混ぜることで蛋白質をつくりだす、極端に言えば化学反応を起こして蛋白質を作るということです。この方法ならばヒトで使われる酵素を準備すれば理論上は機能も形もきちんとしたヒトの蛋白質が作れるわけです。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?db=pubmed&cmd=...
ヒト化についてですが、これは、動物に作らせた抗体をヒトに使おうとしてもうまく働かないため、抗体の抗原と反応する部位だけを動物の遺伝子にして、そのほかの抗体を構成する部分はヒトの遺伝子にして作り出したものをヒト化抗体といいます。なので今回の技術ならばもともとヒトのものを作り出すことが可能なので、ヒト化する必要性はありません。ヒト化抗体については以下のURLを見てください。
http://www.biowonderland.com/BioWorld/KotaiMono/20041201.htm...
長文になってしまい申しわけありません。