「戦いとは過誤の連続である。過誤の少ない方が最終的に勝利を掴む」とはクラウゼヴィッツの言葉だったかと思います(たぶん)が、日本軍は太平洋戦争/大東亜戦争にて無数の過誤をやらかしてきました。
そこであなたは軍司令官なり参謀になったつもりで、この作戦(局面)ではこうすれば良かったという事例を考えてください。
※以下の①・②でお答え下さい。
①やり直す事例と具体的な案(例:真珠湾攻撃で第3次攻撃を行って、石油タンクや港湾施設を破壊)
②やり直したことによる影響(例:史実以上の時間稼ぎになり、以後の行動の選択肢が増える。ただし機動部隊の消耗・損失が懸念される)
◎条件
・期間:1941年12月8日4:20(日本時間)~1945年8月15日
・超常現象(タイムスリップなど)や、当時実現不可能な技術は不可。
・そもそも戦争すべきでなかった、というのは無しで。
URLは史実説明の記事を貼ってください。回答による説明文があればダミー可です。
※自動締切の前日くらいまで受け付け、回答は全てオープンします。
架空戦記なホラ話。
十二試複座水上偵察機という飛行機をご存知でしょうか。
偵察機なんて名前がついてますが俗称の水爆(水素爆弾じゃありませんよ水上爆撃機の略です)が示す通りその正体は急降下爆撃機です。
空母戦力でも劣勢を強いられていた帝国海軍は水爆を巡洋艦に搭載することで戦力ギャップを埋めようとしていたんですね。
まあいろいろあって結局採用されなかったんですが、その結果海軍は予定を変更して巡洋艦に三座水偵を積み空母は偵察機(といっても艦攻ですが)を減らして艦爆を増やすことにしました。
さて前振りが長くなりましたが、ここからが本題。
1、もし十二試水爆が採用されていたら。
さて、いきなりですがミッドウェー海戦です。
ミッドウェー海戦でifといえば利根4号機。利根のカタパルトが故障して偵察機が出遅れたために米艦隊の発見が遅れたというアレです。
ではここで利根の水偵を水爆に代えてみましょう。
水爆が巡洋艦に載れば偵察機は空母に積まれます。カタパルトなんか付いてない空母から遅れることなく発艦した偵察機は米艦隊を素早く発見することでしょう。これで南雲さんも兵装転換命令を出さずに済みます。
普通ならここで出撃する偵察機は九七式艦攻なんですが、せっかく蒼龍に二式艦偵が居るんですからこれを使わない手は無いでしょう。
おっかなびっくり遠くから覗き見する水偵とは違い、その快速を生かして強行偵察する二式艦偵なら一発で空母の有無など陣容の情報を的確に知らせてくるでしょう。
ここまで来ればもう勝ったも同然、後は攻撃隊を出撃させるだけです。
まあ架空戦記的に話を盛り上げるなら、さしずめ主人公は水爆のパイロット。
米空母発見の報を受け勇んで出撃しようとするもののカタパルトが故障して主人公だけ出遅れてしまいます。
なんとか遅れを取り戻そうとあせる主人公、しかし悲しいかな鈍足の水爆ではどうすることも出来ません。
ようやく戦場に到着してみれば大激戦の真っ最中で誰も主人公に気づきません。
ふと下を見ると今まさに発艦せんとする艦載機を飛行甲板に一杯に並べたエンタープライズが……こんな感じですかね。
2、その後。
予定通り始まるFS作戦。
飛行場いらずの便利な主人公達の水爆隊は南方の最前線へと派遣され対地支援や潜水艦狩りに大活躍。
でもそんな華やかな時代は長くは続きません。日々増加する連合軍の圧力、熾烈を極める航空殲滅戦、激化する戦いの中で鈍足な水爆の居場は徐々に無くなっていきます。
そして始まる大反攻。アッツがマキンがタラワがなす術も無く次々と玉砕。復活した米機動部隊はトラック諸島をも無力化し、ついに絶対防衛線へと駒を進めます。
時に西暦1945年初頭。
マリアナへと迫り来る猛将ハルゼー率いる大機動部隊。
迎え撃つは重装甲空母信濃に将旗を掲げた我らがヒーロー山口多聞。
はたして彼には圧倒的な戦力差を覆す秘策はあるのか!
そして新鋭水爆瑞雲と共に航空戦艦伊勢に乗り込んだ主人公の運命やいかに!!
以下、作者遅筆のため未完。
1.・期間:1941年12月8日4:20(日本時間)を3ヶ月早めて頂きたい。
2.アメリカの開戦準備が整わず先制攻撃・真珠湾制圧・継続的なアメリカ本土空襲が可能になったはず。
1.巨艦 大和・武蔵両艦を空母に
2.機動空母部隊の維持により航空戦力の維持が出来たはず。
(第二次世界大戦は航空戦に掛かっていたにもかかわらず巨艦/特攻という捨て身に出た。)
1.暗号の頻繁な変更
2.変更していなかった為作戦内容筒抜け
1.ミッドウェー海戦の回避
2.この時点で情報戦/空母・航空部隊戦 に敗れ去ってますから。
1.特攻隊の不編成
2.人員・物資・燃料(爆薬代わりに燃料満載で突っ込んでます。)の無駄遣い
1.期間:1945年8月15日を早めて頂きたい (開戦から半年以内に終結させる)
2.海軍はもって半年と明言していますからそれまでに終結させるべきだったでしょう。開戦当時は飛行機の性能は日本の方が上でしたし。