うはははははは。本当にうさんくさい!
ご質問にあったリンク先を見てみました。気になった所を以下に箇条書きします。
1、「美しい星形をした超微細な水の分子」:水の分子は星形をしていません。酸素原子1個と水素原子2個の計3つで出来ているので、星形はー、むり。サイトにあった写真はありゃ雪の結晶です。
2、「2003年8月、I.E.E.E学会(ワシントン)にて、VIVOの信頼性に関する学術論文が認知され」
IEEEというのはInstitute of Electrical and Electronics Engineersのことだと思うんですが。その様な論文、見当たらないんですよね。「クラスタ ウォーター」で検索をすると、1こだけ引っかかります(アブストラクトしか読めないので果たしてこれがこの会社が言っているものなのかどうかは分かりませんが)。が、アブストを読む限り、別に「信頼性」に関するものではないと思われます。医学的な「信頼性」は検証も証明もされていないと思います。医学文献には1こも引っかかりませんでしたから。
3、「赤ちゃんの肌がみずみずしく健康的なのは、カラダ中が、細胞膜を自由に移動できる美しい星形をした分子の水(ナノクラスター水)で満たされているからです」:細胞膜は「水だけを選択的に通すタンパク質でできた穴」から水を取り込みます(http://ftp.nips.ac.jp/news/03/)。赤ちゃんの体内にある水は普通の水です。赤ちゃんの肌が健康的なのは他の理由からです。
4、「水の分子構造は不安定」いやー、むちゃ安定していますよ。
5、「さまざまな不純物を取り込んで大きくなる性質」:。。。多分これ、水は比誘電率が高いからイオン性化合物がよく溶けます、って話だと思うんですが、えらく不正確な表現です。
6、「私たちが歳をとるにしたがって、ストレスや環境汚染物質などにより、分子構造は変化し」:断言は出来ませんが、ストレスが水の分子構造を変化させる、という話は聞いた事がないです。
7、「あなたの水和を助ける」:溶媒和(ようばいわ)とは、溶質分子もしくは溶質が電離して生じたイオンと溶媒分子とが、静電気力や水素結合などによって結びつき溶質が溶媒中に拡散する現象のこと。溶媒が水である場合、特に水和という(ウィキペディアから抜粋)。人が水和したらホラーです。水木しげるの漫画にそういうの、ありましたよねー。
8、「美しい星形結晶のため、2℃で凍り始めます」:純水は摂氏0度で凍り(凝固し)ます。それよりも凝固点が高いって事はなんか混ざってるんでしょう。決して「美しい星形結晶のため」じゃないです。そもそも、「結晶」はすでに固体。
http://ja.wikipedia.org/wiki/水