具体的な状況としては、設立・運用コストの少ないLLPで最初はスタートし、徐々に売上が大きくなり経営も安定してきたところで、企業買収・売却・株式上場などのアクションがとれる株式会社へ組織形態を変更したい、という感じです。(LLPは民法上の組合にあたるので、上場等は不可)
はじめまして
LLPをご利用になるんですよね。
ご指摘のように、LLPは組合ですので「有限責任事業組合契約に関する法律」によって規定されます。
また、組合ですので、法人格を持ちません。
ですから、端的に株式会社に移行したい場合には、
組織変更ができないので
解散→会社設立、又は、会社設立→営業譲渡といった手法が必要となり
普通に会社を設立するということになります。
もしかして、質問のご趣旨はLLCとの比較ではないでしょうか?
LLCの場合は会社法の規律なので、組織再編は当然しやすくなります
(法人格もありますし)
両者の違いは主に課税上の問題で、
1、パススルー課税が可能(LLP)
2、法人税と所得税の二重課税回避(LLP)
となりますが、組織上は、ほぼ同じです(内部自治が大幅にみとめられます)
後半部分はもしもご質問のご趣旨から外れていたらお許しください
以上は大雑把にまとめたものですので、より詳しくお知りになりたければ以下の参考リンクをどうぞ
LLCとLLPの違い
http://cp.zei.ac/what/3tokutyou.html
http://www.kondo-kss.com/FAQ9llp2.html
38あたりをどうぞ(また会社法の変更点も分かり易くまとめていると思います)
http://tokyo-seo.com/kaisya_point.html
LLPの使用方法
http://www.j-llp.org/qa/qa.htm
(LLPは基本的に設立期間限定です)
以上、ご参考になれば幸いです。