http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20070211
原題は「Java's Cover」で、原文は以下です。
http://www.paulgraham.com/javacover.html
英語に強い方、ぜひアドバイスいただければと思います。
よろしくお願いします。これは短いです。
◇警句「本は表紙じゃわからない」は、本が地味なボール紙の表紙にくるまれて売られた時代に、本を直感
で買うことを戒める言葉だった。
→「本は表紙じゃ分からない」という警句は、本がそっけないボール紙の表紙で売られて、買った人が好みの表紙を付けて自分で製本していた時代に生まれたものだ。
<to be boundは「製本される」という意味でしょうから、たぶんこういう意味になると思います。本の歴史を知らないので、ちょっと不安ですが、英文はそう読めると思います。
◇私は書店で多くの時間を過ごしており、本に関しては、出版社が私に伝えたいこと、そしてたぶんそれ以上のことを、すっかり理解していると思う。
→私は書店で多くの時間をすごしたおかげで、本の表紙を見れば出版者が伝えたいことは全部分かるようになったし、たぶんそれ以上のことさえもある程度見て取れるようになったと思う。
◇私はJavaのプログラムを書いたことがないし、参考図書にざっと目を通す以上のことはまったくしていないが、Javaは大成功する言語にはならないという予感がある。→私はJavaのプログラムを書いたことがないし、参考図書にざっと目を通す以上のことはしていないが、Javaはあまり成功する言語にはならないという予感がある。
<否定語の強度調整。
◇そのときは、なぜ私がJavaの表紙が好きでないかに関する、一種のタイムカプセルの価値があるだろう。
→とはいえ、後にタイムカプセルの役にぐらい立つかもしれないので、Javaの見た目のどこが気に食わないのかを以下に挙げておく。
<for what it's worth「こんなことを言っても意味あるか分かりませんが」
◇Javaの設計者は、それほど賢くない人々のために意図的に製品を設計した。
→Javaの設計者は、自分たちほど賢くない人々のために意図的に製品を設計した。
<people not as smart as themを原文の直訳にしました。設計者たちもあんまり頭よくないかのようなニュアンスが出るような。
◇他の人々が使うために設計された言語は悪かった。
→他の人々が使うために設計された言語は出来が悪かった。
◇以前ある人は、「もしみんなが本を書きたいからではなく、単に言うことがあるという理由で本を書くなら、世界はよりよい場所になるだろう」と言った。私たちはJavaを、マイクロソフトをひっくり返すSunの計画の一部として聞く。
→かつてこういった人がいる。「もし人々が、本を書きたいからという理由からでなく、単に言いたいことがあるから、という理由で本を書けば、ここはもっとましな世界になるだろう」。さて、Javaについての「理由」というものは、聞くかぎり、プログラミング言語について何か言いたいことがある、というものではない。ではその理由といえば、マイクロソフトをひっくり返そうというSunの計画の一部なのである。
<ここ、訳しにくいです。もっといい訳あると思います。
◇技術さえ良ければ賢い人々は自発的にその言語を使うだろう。
→技術が良いのであれば、賢い人々が自発的にその言語を使っているはずだ。
<仮定法
◇8. Javaは高温高圧でプレスされている。現在Sunは、Javaは庶民的であり、PerlやPythonのようなオープン・ソース言語であるふりをしている。でもJavaは、単に巨大な企業によって管理されているだけだ。だからJava言語は、大企業が生み出すすべてのものと同様、単調でマイルドなものになるだろう。
→見せかけだけのクールさ。現在Sunは、Javaが草の根的なものであり、PerlやPythonと同様のオープン・ソース言語であるふりをしている。でも実際は巨大な企業によって管理されている。だからJava言語は、大企業が生み出すすべてのものと同様の、退屈さと野暮ったさがあるように見える。
<「高温高圧でプレス」がよく分からないのですが。こういう言い回しがあるのかもしれませんが、知らないです。pseudo-hipは「カッコよく見せようとしてるが実はダサい」みたいな意味で訳してます。
とりあえずここでUP。
いつも楽しく読ませてもらってます。
まちがいというわけではないのですが、こうしたほうがいいかもと思ったところなので、もしよかったら、参考にしてください。
第3段落なのですが、「Some people ~ . Others ~ .」 という文章は、「〜という人もいる。また一方、〜という人もいる。」とした方が自然な気がします。ここでの「some」は人数を表しているわけではないと思うので。
なので、「ここまで読んで、今まで書かれていないものを書く面白い試みだと思う人もいるだろう。また一方、私が理解していないことについて書こうとしていることに対して、トラブルになるだろうと言う人もいるだろう。」というのは、どうでしょうか。