必ずその根拠となる理由も教えてください。
ただし、歌野 晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」が映像化不可能だとは思いますが、この手の理由(なぜ映像化不可能かを公の場で説明できない。)での回答はなしでお願いします。
ありがとーございます。キャラの顔が再現できない、っていう理由ですね。
正直、漫画を実写化するときって原作に"雰囲気"だけ似てる役者さんが素顔で演じるので理由としてはちょっと弱いかなー。
実写化という意味なんですね。(よく考えてみれば普通そうですよね)
そこで一つ思いつきました。いわゆる映像化不可能な作品です。
(映像化自体は子役使ってCG使えば簡単だと思うけど)
「スカイ・クロラ」シリーズです。
これを映像化したらほとんど無口の登場人物達。
幾度と繰り返される無言の戦闘シーン。
ひたすら繰り返される独白。
白すぎです。青すぎです。
ここまで書いていてある意味芸術作品みたいでおもしろいかもと逆に思えてきました。(2時間見せられたら死ぬ)
でも見るのは森博嗣さんのファンのさらに一部の人だけだろうなw。
やるんなら子役を写さないようにして一切CG無しでつくってほしいな。(こういう意味でも無理だな)
「実写化という意味なんですね。」そうです。コメント欄に書かれるまで、アニメ化等のことを考えてませんでした。ハテナで質問を重ねるのが久しいからですかねー。
森作品ですねー。
確かに無音の戦闘シーン(笑)はちょっと。
独白が多いというのも映像化には無理がありますね。脚本家泣かせでしょう。
唯一の救いは女性森ファンがある程度は見込めるという点でしょうか。
※問題文に書きそびれましたが古典や海外モノ、なんでもかまいません。特にジャンルでは制限していないので。ただ、ある程度はだれでも分かるような作品を挙げてくださいね。
筒井康隆の「ロートレック荘事件」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171335/
ネタバレになってしまうのでここでは書きませんが、トリックが文章だから可能で、映像化してしまうとトリックとして成り立たなくなってしまいます。
いわゆる、アレ、○○トリックですね。ごめんなさい。それを制限するつもりで葉桜を例に挙げたつもりだったのですが、やっぱりうまくつたわらなかったようですね。
筒井康隆の小説には結構映像化が難しいものがあります。
まずは「ポルノ惑星のサルモネラ人間」。
登場する宇宙生物をマジで立体化(CGでも化)したら、画面中が間違いなくモザイクだらけになります。
あと「宇宙衛生博覧会」収録の「顔面崩壊」。文字通り、顔面が崩壊する話ですが読んでるだけで気持ち悪くなった。
「メタモルフォセス群島」収録の「定年食」。定年すると家族に喰われちゃう話。
それから「東海道戦争」収録の「堕地獄仏法」。まあこれは、某宗教団体に対するイヤミですが(笑)
倫理上むずかしいってやつですね。cero制限とかでもむずかしいですかね。
宗教系のは難しそうですね。
漫画の「バキ」でしょうか。
あれだけの戦闘シーンを演じるのも厳しいでしょうし、出演者もしっかりした体つきをしていないと説得力が薄れますがあれだけの筋肉質をした人間があんなシーンを演じられるとは思えません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%9...
本題とはそれますが、葉桜系統であればハサミ男も挙げたいのですが、映像化されてますからねぇ。しかも全然納得のいかないやり方で...
ハサミ男と葉桜の読み終わった時のやられた感は極上なものがあったことを思い出します。
マトリックスばりの特撮でも難しいですかね。バキは正直アクションよりもあの戦うときのなんとも言えない表情を役者が出せるか、というところで、個人的には難しさを感じます。
ハサミ男は未読です、ありがとうございます。
「ノルウェイの森」とか村上春樹の作品。
一人称で書かれているので映像化(3人称化)するとぜんぜん違ったものになってしまうので。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%...
>一人称で書かれているので
うーん、現代小説で3人称でしか書かれていない作品は逆にちょっとないと思うんですが、それほど難しいでしょうか?
別に映像と文字のどっちの肩を持つというわけではないですが、主人公の独白を表現する映像手法もいろいろあると思いますし。具体例をあげてくれると納得しやすいのですが。
村上龍の小説は映画化が難しいものが多いと思います。「半島に出でよ」は、北朝鮮や福岡ドーム、福岡県、博多市といった固有名詞が物語の基本要素になっていますが、これらをそのままにして商業映画化することは不可能。これら固有名詞の団体からクレームが来るに決まっているので。特殊兵器や破壊された街中はCGで映像化可能ですが。
一方映像化の困難さということでいえば、村上春樹。「海辺のカフカ」なんかなぞなぞから抜け出してきたようなキャラクター達をどうやって映画化できるか想像つきません。ナカタさんが柄本明でねこ取りがビートたけし・・・コメディになってしまう。
でも誰か不可能に挑戦して欲しいですね。
http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E3%82%92%E5%87%BA%E3%...
日本沈没ではやたらいろんな名所が沈んでたのですが、あれくらいやっちまえば逆にOKなんでしょうかね。
「海辺のカフカ」の理由はなんとなくわかります。難しいといわれる原作にあえて挑戦する映画、にはたしかに魅力を感じますね。それが特撮やCGに頼らないのであればなおさら。
佐藤友哉の「フリッカー式」
ミステリーで、トリックが一部映像不可能な部分もあるのですが、それ以前に、主人公が罪もない少女たちを拉致監禁するという設定が倫理的に映像化不可だと思います。
演出をソフトにすればいけるかもしれませんが…多分無理だと思います。
皆川ゆかの「真・運命のタロットシリーズ」
少女向けのライトノベルですが、時間移動ものSFとしても評価されている作品です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8B%E5%91%BD%E3%81%AE%E3%82%B...
ライノベできましたね。佐藤友哉はあまり読んでないですが、ライノベは残虐性はともかく、ファンの思い入れが強さが映像化への一番の支障かな(笑)と考えてます。
長編が映像化のネックということならとりもなおさずグインサーガが挙げられると思いますが、アレなんか舞台にまでなっていることから、長編=映像化不可とはならないかなあ。
美形ぞろいというのは・・・ある意味映像化はキャスティングに面白みもあるかなあ、と。
ありがとうございます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E3%81%82%E3%83%B...
岡田あーみんの作品は色んな意味で映像化が難しいかと
少女漫画とは思えない強烈なギャグ
暴力シーンや流血(鼻血)描写も満載でカラー映像だと画面が真っ赤になりそうで・・・
差別用語も半端なく出てましたし(キチ○イ)など
「お父さんは心配性」は上記リンク先にも書いてある通り
一度ドラマ化されましたけれど
原作と雰囲気が違うほのぼのホームコメディになってしまい
やっぱり原作そのままは過激すぎて映像不可なんだと思いました
どんなにCG技術が発達しても倫理上無理な気がします・・・
面白いのですがw
倫理上、無理、というのが続きますね。
そういうのを削って違う話にしてしまってでも映像化する意味をどこまでとらえられるか、が分岐点でしょうか。ありがとうございます。
埴谷雄高の『死霊』という小説があるのですが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E9%9D%88
これはつまり、登場人物達が延々と哲学的論議を交わすという小説なんですね。
そこで、具体的には忘れましたけれど、「存在し得ない何か」というものがでてくるのです。
で、教育テレビが『死霊』を特集したとき、
その「存在し得ない何か」、を「暗闇で目玉が光る鬼の面」に映像化してしまったんです、どうしようもなくて。
弟子筋にあたる池田晶子さんという評論家の方が怒ってました、ふざけるなって。
たしか、池田さんの『オン!』という評論集に出てた話です。
>その「存在し得ない何か」、を「暗闇で目玉が光る鬼の面」に映像化してしまったんです、どうしようもなくて。
それ面白いですね。映像やってる人の感性でどう、スクリーンに可視化するか、というところが醍醐味だと思うのですが、外しちゃったらそれだけで全体の評判を左右するだけに難しいですね。
文章で「存在し得ない何か」なんて書かれた日には、途方に暮れますね。
ところで自分でももう一個思いつきました。
新沢基栄の絶好調時の3年鬼面組。
あのマンガのコマワリを120%活かした面白さはスクリーンでは表現できないですね。
真っ先に弐瓶勉の漫画「BLAME!」を思い出しました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/BLAME!
世界観が特殊すぎて実写化してもわかりづらいし、実写化したところであの黒々とした延々と続く世界を表現することは難しいと思います。
さらに、延々と階段を上っていったりというシーンは漫画だからこそ数ページで長い時間というのを表現しているが、実写だと表現が難しいと思います。
さすがに「1週間後…」なんて説明が入ったら台無しですし。
それとは別にギャグ漫画は厳しいの多いかもしれないですね。
絶望先生なんて実写化して俳優さんが「S●NYに絶望した!」とか言った日にはその局に抗議が大量に届くでしょうし、かといって架空の会社や出来事では面白くないですから。
久米田さんの作品は映像化きびしいですね、ハヤテの読み切り版と同じくらい。
世界観を再現するのが困難、という問題ですが、この路線だといろいろありそうですね。
綾辻行人の館シリーズは映像化不可能な作品があります。
作者は言葉の森の中に、巧妙に犯人というキーワードを隠しました。それは、映像で見ればすぐにわかるのですが、「小説」という言葉の森の中では最後の最後まで見つけることができない代物です。
読者のすぐ目の前にそのキーワードは明示されているのですが。。
十角館の殺人
http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%81%E8%A7%92%E9%A4%A8%E3%81%AE%E6%...
迷路館
http://www.amazon.co.jp/%E8%BF%B7%E8%B7%AF%E9%A4%A8%E3%81%AE%E6%...
うーん、筒井が上がったときにもっとハッキリかいとけばよかったですね。葉桜系を禁止に挙げた理由は、叙述トリック系の回答を避けるため(叙述トリックを使った作品は、トリックが叙述って分かっちゃうだけでその本読む価値が半減しちゃうので、この質問見た人に悪いなーという・・・)だったのです。
まあ綾辻はそっち系の人ということでそこそこ浸透されているとは思うので、そういう心配は不要かもしれないですが。
これだけCGが発達すると、もうアニメで出来ることは全部実写でも出来るんじゃないかという気がしてきますね…。
葉桜系が不可だと、「現実的に実写化不可能」「実写化しにくい」という作品はあっても「物理的に映像化不可能」という作品は、なかなかありませんねえ。
無理に頭ひねって考えてみました。
IS―男でも女でもない性/六花 チヨ
http://www.amazon.co.jp/%E2%80%95%E7%94%B7%E3%81%A7%E3%82%82%E5%...
インターセックス、いわゆる半陰陽と呼ばれる人々の現実をテーマにした漫画です。当事者の方々への配慮から映像化しにくいだろう、というのもありますが、何より演じることが出来る役者がいるかどうか、と思います。
失はれた物語(「さみしさの周波数」収録)/乙一
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%95%E3%81%BF%E3%81%97%E3%81%95%E3%...
事故で右腕の肘から先の触覚以外の全ての感覚を失ってしまった男性と、その妻との物語です。
妻は夫の右腕に指で文字を書き、夫は辛うじて動く人差し指を曲げることで妻と会話をします。
文章が夫視点の一人称なので、これはけっこう映像化しにくいかも。
鈍感力です。タイトルが「鈍感力」ですから映像化自体非常に困難だと思います。愛の流刑地や失楽園みたいに明らかに愛というような感じのテーマが決まっているものであれば映像化しやすいと思いますが。http://www.yahoo.co.jp/
ちょっと考えてみたけど虚構船団なんて無理っぽいかなぁなんて考えたけどアニメなら無理じゃないんだよねぇ。(台無しだけど)
映像化したら詰まらなくなりそうな作品なら枚挙にいとまがないけれども映像化不可能なんていう作品あるんだろうか?
しかも例に挙げたようなものをのぞくという縛りまであって・・・
非常に楽しみです。
あと漫画ってアニメにしたら映像じゃないの?
>映像化したら詰まらなくなりそうな作品なら枚挙にいとまがないけれども映像化不可能なんていう作品あるんだろうか?
いや、厳密な意味で、不可能、ということではなくてよく「映像化不可能と言われた原作をこのたび実写化!」みたいなキャッチフレーズで売り出す、あーいうものだと思ってください。
アニメにしたらなんでも可能になっちゃうので、実写(特撮とかは可)でいうつもりでした。
回答が付かないので、ほかに例を挙げておくと「キリヤのキャシャーンの続編を映像化」はいろんな意味で不可能だと考えています(笑)。
厳密な意味で絶対に映像化不可能なんていうのものは無いと思うので。葉桜だって、その気になれば・・・・できるでしょ。ものすごい意味のない映像化だけど。
無理だと思う作品:「ぼのぼの」
理由:3次元化した時点で作品の味が消えてしまうから。リアルな二足歩行の濡れたラッコは、多分怖い。。。
回答ではDVDへのリンクを貼りましたが、正直映画はお勧めしません。是非原作を読んで下さい。葉桜読まれた方なら十分楽しめると思います。
http://d.hatena.ne.jp/asin/4062735229
「ガラパゴスの箱舟」では人間が環境に順応してトドだっけかになってしまうのだけれど、どうやって映像化するのだろう。「母なる夜」以外は・・・、映像化されたら見たくはある。で、調べていたら「スローターハウス5」が映画化されていたので回答不能になってしまいました。確かに「ブリキの太鼓」とか「裸のランチ」さえも映像化されているから、不可能ではない。
4コマ漫画系は困難そう。エレキング(大橋ツヨシ) とか。あの面白みを出せるとは思えない。
既出の「死霊」は、諸手を挙げて賛成します。長大な観念論小説で、人の動きが少ないから。
村上春樹はできるかもしれないけれど映像化して欲しくないです。