私は1浪して国立大学化学系学科に入学しましたが、鬱病で合計2年半休学しました。
復学後5,6年生を大学に通って実験の単位は全て取り終わり、残り必要単位数は卒業研究を除いて22になりました。
2008年3月に7年生(26歳)で卒業する見込みでしたが、必修単位を落とし卒業が一年延びました。
研究室は、大学院に進まないという事と、理系の実験が苦手だと自覚した事で、外国人の教授の元で英語の文献を研究する文系に近いところに入りました。
親には後2年なら借金でお金を出してもいいが、僕の年齢の方が問題だ、と言われました。奨学金は得られませんでした。
このような状況で、以下の選択肢を考えています。
1.あと2年大学と公務員予備校に通って2009年に卒業する。公務員試験と民間の就職活動をもう一度する。
2.あと2年大学に通いながら独学で公務員試験の勉強をする。
3.大学を中退し、公務員予備校だけに通い、2007年の試験を受ける。それがダメなら2008年の試験を受ける。
4.大学を中退し、ハローワークなどで大卒資格が要らない企業の就職活動をする。
どちらの選択が正しいかはわかりませんが、少なくとも私の経験から、卒業には大きなメリットがあります。
私は国公立理学部で1浪3留し、26歳で卒業→社会人(企業へ就職)となりました。現在は30歳です。
3留もしたので中退を考えた時期もありました。周りは「卒業しといたほうが何かといいよ」と言うものですが、「何がいいの?」と反発してました。卒業することのメリットがその当時は感じられなかったからです。でも、中退してやりたいことも特になかったため、結局留年。その後なんとか卒業できました。
就職活動では必ず「なんで留年したの?」と聞かれます。最初は「学校が嫌で」とか素直に答えて終わってました。そしてあえなく撃沈。。
その後、回答内容を変えてみました。「学校が嫌で」ということは素直に認めつつ、「それでも思い直して、勉強し直し、卒業までこぎつけました」と。「自分は足踏みした時期があるからこそ、2度と同じことを繰り返さないために努力できる自信があります。卒業はその証です」と。そして内定をもらうことができました。1部上場しててそれなりの規模の企業です。
過去の過ちは素直に認めつつ、そこで自分がどう感じたか、これからどうしたいのか、何ができるのか。などを自分の言葉で伝えることができれば、就職なんていくらでもできます。(逆に、採用しない企業はこっちから願い下げ。くらいの気持ち)
こんなことは、卒業できたからこそ言えるのだと思います。卒業のメリットはここで感じました。自分に自信を持つことができる。という点です。苦労した分、きっと他人より大きな自信を持てるようになります。「あんなに苦労したのに卒業できた」という自信です。(他人に自慢できるものではないですが。)
中退してしまえば、せっかく大きな自信を手にしようとしているのに、また一から出直すことになります。もったいないです。そして「とりあえず就職」とか「とりあえず公務員」となると、いずれまた同じ過ちを繰り返してしまう気がします。
年齢も今ならまだ問題ないです。会社に入ると面白いもので、似たような人間が必ずいます。私も入社時はこれで少し安心しました。先輩が年下ということもありますが、私は気にしないことにしました。年下でも、先輩は先輩として割り切って接しています。
親には学費等で世話になりました。今でも頭があがりません。が、私がようやく卒業できたときは、とても嬉しそうにしてくれました。もしかすると、親としての仕事をようやく全うしたという安堵の気持ちだったかもしれません。また、私が結婚したとき、そして孫が産まれたときなど、数々の場面で喜んでくれています。
恩返しは、今後まだまだいくらでもできます。
私の経験から、苦労を経ての卒業には「大きな自信を得られる」というメリットがあります。なかなかこんな経験できる人は少ないです。
ぜひ卒業を目指してみてください。
まず、公務員試験の場合は、競争率が高く受かる確率が少ないので、自分なら
>2.あと2年大学に通いながら独学で公務員試験の勉強をする。
>3.大学を中退し、公務員予備校だけに通い、2007年の試験を受ける。それがダメなら2008年の試験を受ける。
という公務員試験一本に見える選択肢は選びません。
民間企業も視野に入れておいたほうがよいと思います。
それと一般論としては、
これから人生が長いですし、今後何か資格を取ろうとした時、大卒なら受験可能であっても、高卒などの場合何年か実務経験が必要ということもありますので、大学を卒業されておいたほうが無難です。
但し就職する地域によっては、大学卒業時の年齢が25歳以上だと就職が厳しいところもありますので、
その場合は、
>4.大学を中退し、ハローワークなどで大卒資格が要らない企業の就職活動をする。
という選択肢のほうが無難かもしれません。
なお、大学を卒業するという方向を選んだ場合、
学校に来る求人は化学系が多いでしょうが、
実験系は苦手とおっしゃっているので、求人のなかから企業を選ぶ場合、なるべく化学系とは無関係のところを選ぶでしょうし、
或いは学校に来ている求人の中から選ばず独自で就職活動をすることになるかもしれません。
化学とは関連性の薄い企業に応募した場合、
「何故うちを選んだのですか?」という質問をされる可能性はあるかもしれませんので、その対策は立てておいたほうがよいでしょうね。
ご参考まで。
ありがとうございます。
文字数を少なくするために書き忘れましたが、2.の選択でも民間企業も視野に入れようと思っています。大学を卒業するのは民間に就職するためだと思いますので。
書き間違えて申し訳ありません。
非常に参考になるご意見をありがとうございました。
・教職について
大学によりけりですが、一般教養課程であったような基本的な単位(日本国憲法とか、教育史とか、教育心理学とか)がそろっていて、教科に関する科目がある程度あるのであれば、2年でも大丈夫ですよ。大学院に入ってから取り始めたという人もよく知っていますから。
もちろん、ご興味があれば…ですが。
・デジタル・アーキビストについて
>>古い文献のデジタル化
とのことですが、標記の資格も現在整えられています。
http://d-archivist.npo-dac.jp/
新しい資格ですので、チャンスはおおきいはず!
申し訳ありませんが、教職はちょっと考えていません。
デジタル・アーキビストとは初耳でした。学園戦記ムリョウの村田君のお母さんみたいな仕事でしょうか?
調べた所、岐阜女子大と岐阜県博物館でしか取得できないようで、また時間的な負担も大きいようです。岐阜県博物館の2日間講習なら何とかならない事もないですが。
そういえば、私の大学ではあと13単位取れば学芸員資格が取れます。これをやってみるのもいいかと思いつきました。
気にかけてくださってありがとうございました。